HPE Discover は、米国と欧州で年2回HPEが開催する世界最大級のIT総合イベントです。

今年もHPE Discoverは、ラスベガスのThe Venetian と The Palazzoを利用し、40,000 u 以上の展示エリアを設け、前年の倍以上となる1,000ものセッションにより開催されました。HPE となり初めてのDiscover開催ということもあり、1万人以上の参加者を集め、ライブストリーミングは17万人以上の方々が世界中から参加しました。そして、日本からも多くのお客様やパートナー様にご参加いただきました。

HPE Discover 2016では、HPE本社の各事業責任者から事業戦略、新製品、最新研究内容、大規模な提携などの発表が行われました。その中でも、やはり最大の注目を集めていたのは、HPEのCEO であるメグ・ホイットマンが登壇した初日のジェネラルセッションとなりました。


メグ・ホイットマンは、HPEが打ち出す新しいビジネスの形「New Style of Business」に対応していくにはITが必ず原動力となり、そのために重要なのは4つのソリューション領域であると語りました。そして、この「4つのトランスフォーメーションエリア」を軸にして、さまざまなお客様やパートナーに登壇いただきセッションを展開しました。



4つのトランスフォーメーションエリアとは、「ハイブリッド・インフラへの変革(Transform)」、「デジタル・エンタープライズの保護(Protect)」、「データ指向経営の推進(Empower)」、「ワークプレイスの生産性向上(Enable)」です。

メグ・ホイットマンは、Transform領域では、クラウドストレージサービス大手 Dropbox社や、今最もホットなテクノロジーであるDockerを開発するDocker社との提携を発表しました。Protect領域では、マイクロソフト社のHPE ArcSight, Fortyfyを採用した サイバーセキュリティ対策ソリューション導入事例を紹介。Empower領域では、売上高9兆円以上の米国最大の住宅リフォーム小売チェーンであるHome Depot社のHPE Aruba 製品を活用した店舗内無線 LAN の改善事例を、Enable領域では、ニューヨークゲノムセンターのHPE Vertica によるゲノム分析事例、Boeing 社のHPE Apollo 6000 / 8000 によるビッグデータ分析事例を紹介しました。


特に注目を浴びていたのが、コンテナー分野のリーダーであるDocker社とのワールドワイドでの戦略的事業提携の発表です。提携内容は多岐にわたっていますが、その中でも、 “Docker Ready”サーバープログラムは、内外のメディアに大きく取り上げられました。


今回発表された “Docker Ready”サーバープログラムでは、ProLiant、Apollo、CloudlineなどのHPEサーバーにDocker Engine、Dockerコンテナー、そしてサポートサービス(24時間365日サポート体制)をバンドルします。リファレンスアーキクチャーなども提供されますから、今後、コンテナー技術Dockerの普及を大きく進める活動になっていくことが期待されています。


前回の特集でもご紹介したHPE Helionブランドで展開するクラウドポートフォリオでは、HPE OneView 3.0(こちらも新発表製品です)との連携を強化し、より高速で簡単、柔軟性の高いインフラ管理を実現するHPE CloudSystem 10、Cloud Foundryの認定を受けたPaaS基盤 HPE Helion Stackato 4、DevOps対応ハイブリッドクラウド管理「HPE Helion Cloud Suite」を発表しました。


もちろん、今ホットなソリューションであるIoT領域においても、新しい発表がありました。ゼネラルエレクトリック社とのGE Predix Cloudでの提携、Microsoft Azureを利用したMicrosoft Azure IoTリファフェンスアーキテクチャーの紹介に加えて、IoT関連のワークロードの処理に焦点を当て、データの管理や制御、処理、保管といった機能を統合したコンバージドシステム「HPE Edgeline EL1000、EL4000」を発表しました。


その他にも、今回発表された新製品やサービスで、まだまだご紹介したい内容が多数あります。これらの新製品や新プログラムについての日本での展開は追ってお知らせしますので、ご期待ください。


さて、HPEの最大規模のイベントである Discover の見どころの1つは、HPEが長期的視点に立ち投資を行っているテクノロジーの進捗をお伝えする機会にもなっていることです。その中でも、現在もっとも大きな投資をしている次世代コンピューティング「The Machine」についての進捗発表は、世界中のお客様、パートナー様が注目しているポイントです。


今年は、昨今急速に注目が高まっているビッグデータソリューション Spark を活用したベンチマーク結果を紹介していました。


Sparkの運用環境は、通常x86サーバーを並列にしクラスター化させることでスケールアウト型のインフラストラクチャーを構築することが一般的です。

今回「The Machine」のプロトタイプをHPE Superdome X上で稼働させ、スケールアップ型の環境を作り、x86サーバーを利用したスケールアウト型の環境とのベンチマークを実施しました。


それぞれで大量データのベンチマークを実施したところ、HPE Superdome Xがx86サーバーのスケールアウト型の環境に比べて15倍高速になったそうです。つまり、「The Machine」は、ビッグデータ基盤として、スケールアウトではなくスケールアップという新しいパラダイムを提供できることを証明しました。

展示ブースでの実機展示では、不揮発性メモリ、SoC(+DRAM)、フォトニクスブリッジ、フォトニクススイッチを接続したラックマウントタイプの「The Machine」に人だかりができていました。

着実に、The Machine が市場投入に向けて進んでいることを実感しました。


今年のHPE Discover でも、参加者の皆様に、エンターテインメントとして、ラスベガスで活躍するエンターテナーのライブをご提供しました。こちらも、例年以上の盛り上がりを見せました。


このようにHPE Discoverでは、製品や提携発表などに加えて、参加者の皆様に楽しんで、HPEの事業戦略を紹介するまたとない機会となっています。

最後に

HPE Discover 2016においても、多くのHPEエグゼクティブからパートナー様とのビジネスは事業のコアであり最重要であることが伝えられました。


HPE Discover 2016の動画(英語)は、ストリーミングでご覧になることが可能です。ぜひ、ご興味のあるHPEパートナー様は、こちらにアクセスいただき、グローバルの最新情報をご確認ください!

[HPE パートナーニュースフラッシュ 2016年7月20日号 特集記事]
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