先月号では、発表されたばかりのHPE ProLiant Gen9をいち早く紹介した。記事では特にSSDの20倍の性能を持つNVDIMM(DIMMスロット搭載フラッシュメモリ)をはじめとした優位点を説明したが、今号では、さらに深くHPE ProLiantのアドバンテージを、ポイントを絞って解説しよう。

世界でも、日本でも最も使われているx86サーバー

HPE ProLiantは、約20年にわたりx86サーバーグローバルシェアNo.1を保ち続けている世界で最も使われているサーバーである。Windows やLinuxが稼働するサーバーとしても、世界1位を保ち続けている。そして、10周年を迎えたHPE BladeSystemもブレードサーバーとして世界1位を維持。成長するデータセンター向けの高密度サーバーの分野においてもHPEのサーバーは1位だ。つまり、あらゆる用途、さまざまな場面において、世界中で最も選択されるサーバー、それが、HPE ProLiantサーバーなのだ。


ここ日本においても、データセンター向けx86サーバーではNo.1を獲得しているように、国内市場での大きな実績を持つ。



この背景には、HPEが世界中のユーザー、パートナーからの要望を聞き、そして、新しいテクノロジートレンドをいち早く取り入れて、サーバー事業への投資・開発を継続的に実施していることがある。

これは、HPEが、最新CPU であるIntel ® Xeon E5 2600 v4ファミリーを採用したラックサーバー7製品、タワーサーバー3製品、ブレードサーバー2製品およびApollo 3製品の合計15製品という製品群を一気に投入していることからもわかるだろう。そして、新CPUの搭載だけではなく、各ワークロードに最適な環境を提供する新オプションを提供しているように、新しい価値を提案しているのだ。

今回導入された新しいテクノロジーは、先月号も大きく取り上げたDRAMと不揮発性メモリを混在させる「NVDIMM」をはじめとしたアプリケーション高速化テクノロジー、高速大容量メモリ、拡張性を向上させるSmartArray P840ar、新世代セキュリティTPM2.0 である。

HPEがサーバー開発への投資を継続しているということは、結果としてお客様にとっても安心して採用することができ、投資が無駄にならないということにつながる。一部の競合ベンダーではサーバー事業が成長しておらず、十分な投資ができてないことに注意して欲しい。

 

豊富なポートフォリオ、ハードウェアデザイン、ライフサイクル管理

x86サーバーを取り上げるとき、CPUが同じ製品だったら、ハードウェアにはあまり違いがないと指摘する人がいるが、それは正しくない。それを3つの観点から考えてみよう。

まずは、ユーザーにとって選択肢がどれだけがあるかだ。

HPEは、タワー型からラックサーバー、高密度サーバーにいたる業界一のラインナップを提供している。競合ベンダーと比較して、2倍以上のポートフォリオだ。これにより、例えば,店舗サーバー、ファイルサーバー、基幹システム向け、社会基盤向けといった、あらゆるワークロードに対応することが可能となる。自分が必要な用途に合わせてサーバーを選定できるわけだ。


続いて、HPEのハードウェアデザインへのこだわりにも注目して欲しい。

HPE ProLiantはケーブルレスな内部設計がなされ、また稼働中は “センサーの海”と呼ぶ大量のセンサーを駆使した温度管理を行っている。これによりパーツ数の削減とエアフローの最適化を行うができる。前者は故障率の低下と品質の改善を、そして後者は最高45℃環境での動作をサポートし、冷却コストの削減を果たしている。他にもパーツの小型化・軽量化により拡張性を向上し、サーバーの小型化を実現している。

また、現場作業者の効率向上をはかり、リスクを軽減するために、ホットプラグはえんじ色、ノンホットプラグは薄青色という色分けを、全機種、そして全世代に渡っての共通の色使いですることで誤った操作を行わないように設計している。ヒューマンエラーを減らすという点では、他にも、LEDの色分けでディスク状態を一目で確認できる(Smart Drive Carrier)。例えば、取り出し禁止状態の表示により、誤ってディスクを取り出すといったような操作ミスを低減が可能だ。

サーバーライフサイクル管理の視点では、iLO 4の標準搭載により、リモート管理・電力管理、サーバーの導入、運用(監視)、保守といったライフサイクル全般において、エージェントレス管理やActive Health Systemなどを標準で利用することができる。HPE OneViewにも対応しているため、大規模環境から小規模環境まで効率的な管理ができることもポイントだ。

つまり、業界で一番の豊富なポートフォリオを持ち、こだわり抜いたハードウェアデザインがなされ、サーバーのライフサイクル全般を効率的に管理できるサーバーが、HPE ProLiantなのだ。

 

優れたサポートサービスの提供

ある調査会社のレポートでは、お客様のIT運用における不満は、システム障害の発生頻度が多いことへの不満から、障害発生から問題解決までに要する時間や、原因究明に時間がかかることへの不満に変化しているという。

つまり、システム障害の原因を早急につきとめ、問題解決までに要する時間をいかにして短縮するかが、今後の課題だということだ。

そこで比較すべきは、各社が提供しているリモートサポートツールとプロアクティブサービスである。


リモートサポートツールの比較

HPEでは、サーバー情報を『見える化』するHPE独自のツールHPE Insight Online/HPE通報サービスを提供している。HPE Insight Onlineは、使用中のすべてのサーバーについて、構成情報、ヘルスステータス情報、標準保証・保守契約情報をいつも最新の状態で、もれなく集約するクラウド型の情報提供ポータルサイトである。情報は、HPE通報サービスを利用して集めている。

HPE Insight Onlineでは、@パートナー向けの「マイカスタマー」、Aエンドユーザーであるお客様向けの「マイIT環境」という2つのダッシュボードを提供する。

パートナーにとって、この@「マイカスタマー」を活用することで、お客様との関係を強化し、より戦略的でプロアクティブな提案が可能になる。なぜなら、パートナーが過去に販売したデバイス情報を確認可能であり、HPE Partner Portalで確認できるHPE通報サービス設定のためのIDを紐づけることで、導入から、運用・更新までサーバーのライフサイクル全体を確認することができる。これによって、サポート終了や販売終了などのタイミングに併せて、タイムリーに提案・アドバイスを提供でき、お客様との信頼関係を強化、維持できる。

A「マイIT環境」では、 お客様が自身の環境を確認することができる。さらに、運用を代行するパートナーにとっては、お客様から委託されれば「マイIT環境」を操作代行可能である。これによって、修理状況などをリアルタイムでお客様と共有できるようになる。

情報を収集するHPE通報サービスは2005年のスタート以来、世界中で230万台以上のサーバーで利用実績のあるサービスである。障害の通報から修理完了までの時間が最大66%※に短縮され、初回問題解決率95%※ を実現する。そして、利用中のお客様の約84%※が従来の電話サポートよりも満足度が向上したと回答しているように、パートナーにとっても、安心して提案できるサービスだ(※:HPE調べ)。

競合でも同様のリモートサポートツールを提供しているが、お客様ごとの専用ダッシュボードがなかったり、パートナー向けのダッシュボードがなかったりときと、さまざまな点でHPEとは違いがある。

HPEによるHPE Insight Online/HPE通報サービスは、お客様とパートナーにとって、両者がWin-Winとなる関係を構築できるツールという訳なのだ。


プロアクティブサービスの比較

プロアクティブサービスとは、障害が発生してから対応するのではなく、障害そのものを減らし、そして、障害が発生したとしても、解決までの時間をできる限り早くすることを目的にしたサービスである。各ベンダーでは、独自のプロアクティブサービスを提供している。

HPEでは、HPEプロアクティブケアというサービス名で、リモートサポートテクノロジーを保守に組み込み、障害の発生そのものを減らす『プロアクティブな情報提供』と、専門性の高いリモートエンジニアが、ハードウェア・ソフトウェアの両面から『障害発生時の迅速な対応』を提供する保守サービスとして提供している。

HPEプロアクティブケアは、実際に導入したお客様では、障害そのものを43%減らし、システムダウンタイムを66%減らしたそうである。



HPEの調査によれば、代表的な競合ベンダーと比較して、サービス内容が豊富であることに加えて、価格も低額であることそうだ。プロアクティブサポートは高額だという印象を持っているお客様やパートナーにとって、重要なポイントだろう。

サーバーが企業のITシステムでますます重要な位置を占める中で、優れたサポートサービスがあることは忘れてはいけない。

最後に

世界で最も使われているHPE ProLiantは、設計細部から、サポートサービスまできめ細かいこだわりをもって開発・提供される、競合から一歩進んだサーバーということを理解いただければ思う。さらに詳しい競合比較については、パートナー向けポータルサイトに資料が掲載されているので、ぜひ参考にして、提案活動につなげて欲しい。

[HPE パートナーニュースフラッシュ 2016年5月25日号 特集記事]
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