2016年は、HPE BladeSystem c-Class (以下、c-Class) が登場して10周年となる。本特集では、これまでの10年の歩みと、今後の製品戦略について、製品を担当する日本ヒューレット・パッカード株式会社 サーバー製品統括本部 コンバージド・データセンター製品部 尾ア 亨氏に話を聞いた。

- c-Class が発表されて、今年で10年と聞きました。発表当時の市場動向を含めて、振り返っていただけますか?

c-Classは、2006年6月12日に国内で発表しました。今年でちょうど10年になります。製品発表会には、多くのパートナー様にご出席いただきました。発表会当日、「c-Classは、今後10年先を見据えたアーキテクチャーを実装した次世代型サーバーである」と紹介しました。

c-Classのコンセンプトとして、サーバー、ストレージ、ネットワークなどをエンクロージャー内に配置し運用を効率的に行う、いわば、データセンターを1つに組み込むというものでした。実際に、c-Class c7000エンクロージャーは、10Uの筐体に最大16台のサーバーブレードを組み込むことが可能ですから、大きなコンピューティングリソースを1つにまとめることができます。

実際に、この10年間において、基本的なアーキテクチャーの変化はなく、お客様、パートナー様の投資保護を実現してきている先端的な製品であると考えています。


皆様のご支持を得て、c-Class 発表以降2007年から=2015年における累計で、国内市場で金額・出荷台数ともにシェア1位となっております。積極的にご提案いただいているパートナー様には非常に感謝しております。

 

- 先ほど、10年先を見据えたアーキテクチャーとありましたが、変化の激しいIT市場でどのように活用されてきたのでしょうか?

発表当初は、x86サーバーの仮想化が黎明期ということもあり、まず物理サーバーを統合するために利用されることが多かったですね。その後、サーバー仮想化が浸透するにつれて、仮想化基盤にはブレードサーバーということが市場に認知され、大幅に売上が伸張しました。

  BladeSystem c-Class

特に国内市場においては、c-Class c3000エンクロージャーをご愛顧いただいています。筐体に8台のサーバーを組み込み、100V電源環境で動作できる点が、国内のデータセンターはもとよりあらゆる場所で稼動出来る点が評価いただいています。

また、2009年にはコンバージドインフラストラクチャーと言うキーワードとともに、ブレード、SANストレージを統合したプライベートクラウドのプラットフォームとして、垂直統合型のプライベートクラウド基盤として活用されるようになりました。

つまり、物理サーバーの統合、サーバー仮想化、コンバージドインフラストラクチャーといったように、時代の要請にあった、柔軟な活用が可能なアーキテクチャーであったことが、10年にわたり利用されてきた理由になるでしょう。

 

- では、最近のブレードを活用したソリューションについては、いかがでしょうか?

時代の要請に合わせたプラットフォームとして活用されてきたc-Classにとって、最近引き合いが増えているソリューションの1つが、デスクトップ環境の仮想化(VDI)ですね。

ワークスタイル変革、コンプライアンス強化などさまざまな理由で、VDIの検討や導入が増え、その基盤として、c-Classが提案されることが多くなっています。理由として、サーバーの集約化が可能であることや、オプションとしてGPUを選択することで、3D CADなどを扱うユーザー向けのデスクトップ仮想化環境も、パフォーマンスの犠牲がなく導入可能であることなどがあります。

また、近年サーバーの性能の進化から、仮想化統合基盤向けの共有ストレージとして、ソフトウェア定義ストレージ(SDS) の採用が増え、その稼働プラットフォームとしてのビジネスも拡大しています。成長が著しいSDSソリューションでは、前提として必要に応じてサーバーをスケールアウトしていく必要があります。サーバー間の通信は同一エンクロージャー内で閉じますので、まさに、c-Classが得意とする領域です。

 

- 現在も新規ソリューションの基盤として活用が可能ということで、c-Classの先進性を理解できました。では、HPEパートナーとの協業についてはいかがでしょうか?

パートナー様とは、HP BladeSystem パートナープログラムを立ち上げたことが大きいですね。

BladeSystemは、当時先端的であったということもあり、高い技術力を持ち、導入・構築サービスを提供することができるパートナー様を必要としました。そこで、戦略的に取り組んだのが、HP BladeSystem パートナープログラムです。

これは、パートナー様のエンジニアの方々にトレーニングを提供し、システム提案から導入・構築サービス、保守・運用サポート、そして、パートナー様がお持ちのソリューションを組み合わせた付加価値をお客様にご提供するパートナー様を戦略的にご支援していくものです。

また、プロモーションでは、パートナー様からの高い評判を頂戴したのが、エンクロージャー315円キャンペーンです。エンクロージャーをご導入いただければ、必要に応じて、サーバーやストレージを拡張できるということを推進することを目的にしました。実際に、キャンペーンで導入いただいたエンクロージャーは、現在でも多数ご利用いただいており、お客様の投資保護も実現しています。

 

- 最後に、パートナー様へのメッセージをお願いします。

10年にわたり、BladeSystem c-Classをご提案ならびにご拡販いただき本当にありがとうございます。このたび、10周年の感謝の感謝の気持ちを込めて、『HPE BladeSystem c-Class 10周年ありがとう キャンペーン』を3月17日からスタートしました。

c-Classを手軽に始められるスターターキットを2種類と、先ほどご紹介した「今、引き合いが増えている」ソリューションに対して、4種類のオススメ構成をキャンペーン価格でご提供します。

SDSソリューション構成では、HPEストレージ事業部が長年の実績を誇るStoreVirtual VSAを活用し、VMware vSphereおよびMicrosoft Hyper-V環境に必要なライセンスをOEMライセンスと共に選定しました。Bladeワークステーション製品で構成したエンジニアリング向け-VDI-環境のパッケージも用意いたしました。

さらに、これらのオススメ構成と同時に注文され、同一エンクロージャ内に搭載されるBladeSystem関連製品を30%引き、保守導入関連サービスを15%引きでご提供します。

非常にお得な構成になっていますので「今、引き合いが増えている」ソリューションをご提案いただき、ぜひ、ビジネス拡販にご活用ください。

最後に、BladeSystem c-Classは、次世代製品の開発も進んでおり、今までの10年だけでなく、これから先も、投資保護をお約束することをお伝えしたいと思います。これからもBladeSystem c-Classをよろしくお願いします。

- 本日は、どうもありがとうございました。

10年先を見据えたアーキテクチャーという目標を実現し、まだまだ現役として提案可能なBladeSystem c-Classは、今後もパートナーにとって、差別化できる商材として、存在感を示し続けるだろう。これからも、BladeSystem c-Classに注目して欲しい。

[HPE パートナーニュースフラッシュ 2016年3月31日号 特集記事]
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