HPと取り組む、モビリティの可能性

スポットライトセッションの2番手として壇上に上がったのは、ヒューレット・パッカード・カンパニー パーソナルシステムズ モビリティプロダクトマネジメント バイスプレジデント キース・ハーツフィールド。モビリティを活用した新しいITスタイルに移行するための考慮すべきポイントや、HPモビリティを導入しビジネスで大きな成果を上げている事例を通じてモビリティの可能性を紹介した。

ヒューレット・パッカード・カンパニー
パーソナルシステムズ
モビリティプロダクトマネジメント
バイスプレジデント
キース・ハーツフィールド

HP World Tour 2015レポート関連リンク

モビリティの活用を成功に導くポイント

モビリティの進展によりワークスタイルは場所や時間から解放された。いつでもどこでも情報共有やコラボレーションが可能になり、ビジネスに新たな価値を創造可能になっている。
「今日のモビリティの爆発的な進化は、1990年代後半のインターネットの状況に似ています。2015年時点でモバイルワーカーは13億人を超えており、テレワークやオフィス以外で仕事をする人は大幅に増加しています」とキース・ハーツフィールドは話す。
企業の83%がモビリティの展開を検討しており、CIOの45%はモビリティがオペレーションの合理化だけでなく、顧客接点をより効果的にして新たな収入源になり得ると考えている、というレポート*1もある。さらに、従業員の進化も重要なポイントになると指摘する。
「2020年までに、1980年から2000年までに生まれた世代が46%を占めます。この世代にとってスマートフォンはおしゃぶりのようなものです。ワークスタイルに対する考え方も、我々の世代とは大きく異なるでしょう」
モビリティを活用した「New Style of Business」に移行するには、様々な要素を考えなければならない。従来型のITはコスト削減を重視したが、New Style of ITではアジリティ向上やビジネス成果の視点が欠かせない。アプリケーションが顧客との接点となり、より良い顧客体験が大きな差別化ポイントとなる。競争に打ち勝つためには、タイム・トゥ・バリュー(価値を創出するまでの時間)も重要だ。
「モビリティの活用ではデバイスやアプリケーションに目が向きがちですが、それは氷山の一角に過ぎません。接続性、セキュリティ、デバイス管理、インフラなど氷山の隠れた部分も合わせてカバーすることが必要です。HPはデバイスからインフラまで氷山全体をカバーするソリューションを提供しています」
2015年3月、HPは無線LANソリューションで世界第2位の実績を誇るAruba社の統合を発表した。これにより、いっそう顧客価値の高いネットワーク環境の提供が可能になった。

*1 2015年,Accenture社によるCIO Mobility Studyより



エンタープライズでモビリティの活用範囲が拡大

「ある小売業では、モバイル端末から全商品を検索でき、商品のある店舗をマップ上に表示することもできます。さらに、その商品まで行く最適ルートを案内するサービスまで提供しています。こうした先進的なユーザー体験は強力な競争力となります。別の例では、店員がタブレットでお客様に商品情報の提供やアドバイスを行い、その場での決済も可能にしています。業務の効率化とともに、お客様を待たせないというサービス向上の両立を図っているわけです」
HPでは、医療業界や工事現場などに最適化されたタブレット製品も用意している。
「エンタープライズでモビリティの活用範囲は大きく広がっています。お客様との接点ではアプリケーションがビジネスの成否を大きく左右します」
レスポンスが数秒遅れるだけで顧客満足度は低下する。使い勝手の悪いアプリケーションの改善に半年かけていては、多くの顧客が他社に乗り換えてしまう。ネガティブな評価コメントはダウンロード数に大きく影響を与える。
「モバイルアプリケーションの世界での評価は、顧客体験がすべてとなります。SaaSベースのモバイル分析ソリューションHP AppPulse Mobileを利用すれば、モバイルアプリケーションの性能や品質、安全性などの監視・分析が可能となり、顧客体験を速やかに改善できます」とキース・ハーツフィールドは話した。

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