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横河電機が、部門サーバー450台の集約を目指し
プライベートクラウド基盤を構築

横河電機株式会社

お客様事例

横河電機株式会社
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クラウド統合基盤アプライアンス「HP CloudSystem Matrix」を中核とした拡張性、管理性に優れた統合環境によりITガバナンスを強化

パブリッククラウドサービスと組み合わせたハイブリッド環境も視野に入れています。HP CloudSystem Matrixによるクラウド基盤は、将来の大きな試金石となるはずです。

横河電機株式会社
情報システム本部 情報システム2部 部長
吉野克也氏
お客様背景
ソリューション
効果と今後の展望
会社概要
PDF(1.95MB)

目的

社内各部門・関連会社に分散し、現場管理されていた450台の部門サーバーの集約・統合。情報システム本部が管理する統合環境に移行しITガバナンスの強化を図る。

アプローチ

業務要求に応える性能とリソースを提供できるプライベートクラウド環境を構築。サーバー、ストレージ、ネットワークの統合管理によって情報システム本部の管理負荷を抑制。

導入効果

クラウド統合基盤アプライアンス「HP CloudSystem Matrix」を採用しプライベートクラウド基盤を短期導入
「HP CloudSystem Matrix Software」により複数ストレージからなるクラウド基盤を一元管理
横河レンタ・リースの統合バックアップリカバリソリューション「FlexRecovery Software」により安全かつ効果的なデータ保護を実現
「HP 3PAR StoreServ 7400」のリモートコピー機能によりDRサイトへのデータバックアップを自動化

ビジネスの効果

社内ガバナンスの向上、セキュリティリスクの回避
社内業務部門・関連会社の人材をシステム管理から解放し本来業務へ集中
標準化された高品質なシステム管理手法の適用


お客様背景

横河電機が、クラウドアプライアンス「HP CloudSystem Matrix」を採用しプライベートクラウド基盤を構築した。最大の狙いは、全社に分散したおよそ450台の部門サーバーを集約しITガバナンスを強化すること。情報システム本部による集中管理を実現しながら、運用負荷を最小限に抑えることに、HP CloudSystemMatrix監視ソフトウェアとFlexRecovery Software(横河レンタ・リース社製)が威力を発揮した。



ソリューション

450台の部門サーバーの統合とガバナンス強化を目指す
横河電機株式会社 情報システム本部 情報システム2部 部長 吉野克也氏
横河電機株式会社
情報システム本部
情報システム2部 部長
吉野克也氏

横河電機は1915年の創業以来、計測、制御、情報技術によって産業界を支えてきた。制御分野を中心に海外ビジネスも積極的に推進。世界30カ国以上に、およそ20,000人の従業員を擁するグローバル企業へと成長を遂げている。横河電機は現在、部門や関連企業の業務システムのプライベートクラウドへの統合を推進中だ。その背景を、横河電機 情報システム本部 情報システム2部 部長の吉野克也氏は次のように語る。

「業務部門や関連会社では、基幹システムと連携した独自のサーバーをはじめ、開発系サーバーやファイルサーバーなど、業務を支える多種多様なシステムを長年にわたり構築・運用してきました。その数は合わせて約450台にも上っていました」

横河電機は、製造業の中でも特にIT 導入に積極的に取り組んできた企業である。ユーザー主導による部門システムが拡大してきた背景には、強い技術志向があった。主に基幹業務システムの構築・運用を担う情報システム本部は、これら部門サーバーの管理にはノータッチだった。

「早急に手を打たなければならないと考えていました。課題のひとつは、ITガバナンスです」(吉野氏)

部門サーバーのハードウェアやOSは様々で、それを管理する担当者のスキルレベルにもばらつきがあった。部署によっては管理が属人化してしまい、後任への業務継承がうまくいかないケースもあったという。セキュリティ上のリスクを回避するためにも、部門サーバーを情報システム本部に移管し、統一されたポリシーのもと管理運用する必要があった。

吉野氏は続ける。「もうひとつは、業務部門がサーバー管理を行うことの非効率です。部門でサーバー管理を任されたスタッフは、本業ではないサーバー管理に時間を割かれていました。情報システム本部がこれを引き受けることで、部門本来の業務の生産性を高めるべきと考えたのです」

2011年初頭、情報システム本部はサーバー統合の基本方針を策定。仮想化技術を全面的に採用した部門サーバー統合プロジェクトを立ち上げた。



HP CloudSystem Matrixによるプライベートクラウドの実現
横河電機株式会社 情報システム本部 情報システム2部 新井康司氏
横河電機株式会社
情報システム本部
情報システム2部
新井康司氏

プロジェクトは、まず約20台のサーバーを統合するプロトタイプのシステムを作り、仮想化による統合環境における技術面・運用面での課題を明らかにする方法を採った。これを指揮した情報システム2部の新井康司氏は、「プロトタイプにより見直すべき部分が明確になった」と語る。

「最大の課題は、サーバーやストレージなどの物理機器と仮想化された環境の管理をいかに効率良く行うか。個別に管理するツールではシステム規模の拡大とともに管理負荷が高まるばかりです。また、仮想サーバー環境のデータバックアップにも課題を残しました」

プロトタイプシステムでは、バックアップのジョブが実行されないトラブルが頻発したという。

「こうした経験を踏まえて、本格的な統合環境では、安全かつ確実にデータバックアップが取得でき、運用負荷を最小にできる仕組みを検討しました。たどり着いた結論は、個別に機器を調達してインテグレーションするのではなく、アプライアンス製品をベースにプライベートクラウドを構築するというものでした」と新井氏は語る。

この要求に応えたのが、横河レンタ・リースが提案した「HP CloudSystem Matrix」だった。HP CloudSystem Matrixは、世界シェアNo.1のブレード型サーバー「HP BladeSystem」をベースに、サーバー側のネットワークI/Oを仮想化する「HPバーチャルコネクト」、迅速なプロビジョニングや自律的な運用を可能にする「HP CloudSystem Matrix管理ソフトウェア」を構成済みの環境として提供するクラウド統合基盤アプライアンスである。垂直統合指向の製品でありながら、構成するサーバー、ストレージ、ネットワーク製品は自由に選択できるという特長を備える。新井氏は「その柔軟性と運用効率の高さに注目した」と語る。

「より大きな規模でのサーバー統合を進めていくためには、容易に環境の構築や拡張ができること、規模が大きくなっても運用管理の負荷を抑制できることが重要です。HP CloudSystem Matrixであれば、仮想化されたサーバー、ストレージ、ネットワーク環境のプロビジョニングと運用管理を効率的に行えると確信しました」

懸案だったデータバックアップについては、横河レンタ・リースが独自開発した統合バックアップリカバリソリューションが解決をもたらした。同社のソリューション「FlexRecovery Software」は、稼働している仮想サーバーを自動的に検出し、アプリケーションの静止点を確保した上で安全にストレージスナップショットを実行させるなどバックアップを一元的に制御できる。また、単一のバックアップからデータストア、仮想サーバー、仮想サーバー内のファイル単位でのリカバリが可能だ。しかもこれら一連のプロセスを単一のインタフェースから操作できる。

「横河レンタ・リースのFlexRecovery Softwareは、HP CloudSystem Matrixのストレージ環境を完全にサポートしており、複雑な仮想サーバー環境のバックアップからリカバリまでを、非常にシンプルな手順で行えます」(新井氏)



HP 3PAR StoreServ 7400を採用しクラウド基盤を拡張
横河電機株式会社 情報システム本部 情報システム2部 賀嶋佑二氏
横河電機株式会社
情報システム本部
情報システム2部
賀嶋佑二氏
横河レンタ・リース株式会社 システム事業本部 エンジニアリング事業部 事業推進グループリーダ 兼 ソフトウェア開発 グループリーダ 松尾太輔氏
横河レンタ・リース株式会社
システム事業本部
エンジニアリング事業部
事業推進グループリーダ
兼 ソフトウェア開発
グループリーダ
松尾太輔氏

横河電機が初めて構築したプライベートクラウド環境は、HP CloudSystem Matrix( 当時の製品名はHP BladeSystem Matrix)を基盤に採用し2011年5月に社内向けサービスを開始した。サービス開始にあたり、仮想サーバー環境の標準スペックを定めてユーザー側の発注単位として設定するとともに、必要に応じてCPUやメモリをオプション追加できる仕様とした。

「社内の各部門、関連会社に対して利用の受付を開始し、説明会や社内Webなどを通じて、クラウドシステムへの移行を呼びかけました。実際に利用した部門の声を紹介することで、他の部門にも移行のメリットを実感してもらえたようです」(新井氏)

評判が社内に浸透するとともにプライベートクラウドへの移行は急速に進み、半年余りで80もの部門サーバーがクラウド環境に移行した。

「情報システム本部の開発・テスト系サーバーの一部もプライベートクラウド上に移行しました。これを含め、全社における物理サーバーの新規購入は大幅に削減されました。目に見えるコスト削減効果が表れ始めたのです」と情報システム2部の賀嶋佑二氏は語る。

一方、新たな課題も顕在化しつつあった。ストレージリソースの消費が予想を超えてしまったのである。さらに、バックアップ対象のデータが増えていく中でテープに対する2次バックアップに要する時間が伸び続けていた。今後多くの部門サーバーを統合していくには改善が急務だった。

「最初に構築したクラウド基盤のシステム構成を1単位として、統合規模に応じてこの単位で増設していく考えでした。バックアップを含む運用手順を変えることなく拡張できるからです。運用手順を変えることなく、ストレージ容量を確保しデータバックアップ時間を短縮する――この課題に関して横河レンタ・リースに新たな解決策を求めました」(新井氏)

横河レンタ・リースの提案は、HP CloudSystem Matrixのストレージに「HP 3PAR StoreServ 7400」を採用することで事態を打開するというものだった。

「HP 3PAR StoreServ 7400は最大864TBまで拡張でき、オンラインでのHDD増設も可能です。しかも、シンプロビジョニングを利用することで容量効率を劇的に改善することができます。さらに、Disk to Disk のリモートコピーを採用することでデータの2次バックアップの高速化も実現しています」(横河レンタ・リース システム事業本部 エンジニアリング事業部 松尾太輔氏)

この提案には、HP 3PARの導入に際してストレージ側のFCスイッチを追加導入しなくて済むメリットもあった。

「プライベートクラウドへの社内の評価が高まる中で、24時間運用される重要なシステムをここで稼働させるケースも増えていましたので、システムを全停止させることなく、容量拡張やメンテナンスができる点が大きな魅力でした。私たちにとって重要なことは、異なるストレージを増設しても初期に構築した運用手順を変えることなく同じHP CloudSystemMatrix管理ソフトウェアから統合的な管理が可能なことです」(新井氏)

HP CloudSystem Matrixは、その環境下にある複数のストレージの統合管理が可能である。単一コンソールから様々なコンポーネントを統合的に監視・制御できることは、情報システム本部にとって大きなメリットとなった。

システム概要

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効果と今後の展望

ハイブリッド環境も視野にクラウド環境を拡張
横河レンタ・リース株式会社 システム事業本部 営業本部 東日本営業部長 高橋拓也氏
横河レンタ・リース株式会社
システム事業本部
営業本部
東日本営業部長
高橋拓也氏

横河電機のプライベートクラウド基盤構築にあたり、横河レンタ・リースは的確な課題認識と解決アプローチでこれに応えた。システム構成の提案からFlexRecovery Softwareを利用した効率的な運用設計まで、豊富なノウハウを提供できた背景には自社におけるHP CloudSystem Matrixの導入実績があった。

「HP CloudSystem Matrixを2010年に導入し、全社の統合システム基盤として活用してきました。“運用の統合化”というアプローチは、自社での運用経験に基づいて築き上げたものです。FlexRecovery Softwareをはじめ、仮想化環境における安全なシステム停止を行うSafetyPowerControlといった独自製品もこの中から生まれました」(横河レンタ・リースシステム事業本部 営業本部 東日本営業部長 高橋拓也氏)

部門サーバーの統合を起点にしたプライベートクラウド環境は、その有用性が社内で高く評価されている。プライベートクラウドの技術・アーキテクチャの適用範囲は、さらなる広がりが期待されている。

吉野部長が次のように語って締めくくった。

「今後は、重要なサーバーもこの環境に移行することになるでしょう。パブリッククラウドサービスと組み合わせたハイブリッド環境も視野に入れています。HP CloudSystem Matrixによるクラウド基盤は、将来の大きな試金石となるはずです」



ソリューション概略

導入ハードウェア 導入HPソフトウェア 導入ソフトウェア
・HP CloudSystem Matrix
・HP ProLiant BL460c Gen8
・HP ProLiant BL460c G7
・HP 3PAR StoreServ 7400
・HP Storage P6300
 ファイバーチャネルスイッチ
・HP 5120 SI Switch
・HP Virtual Connect
・HP CloudSystem Matrix
 管理ソフトウェア
・FlexRecovery Software
・VMware vSphere


会社概要

横河電機株式会社
所在地: 東京都武蔵野市中町2-9-32
代表取締役社長 : 西島 剛志
URL: http://www.yokogawa.co.jp/ このリンクをクリックすると、HP社外へリンクします。

事例キーワード

業種: 製造
サービス: HP CloudSystem Matrix


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