Jump to content 日本-日本語
日本HPホーム 製品 & サービス サポート & ドライバー ソリューション ご購入方法
≫ お問い合わせ

ソリューション  >  大企業向け

HP ProLiant+VMwareによるサーバ仮想化で
レガシー環境のハードウェア移行と安定運用を実現

株式会社WOWOW

導入事例

株式会社WOWOW
日本ヒューレット・パッカードサイトマップ
コンテンツに進む
株式会社WOWOWは、2006年に開局15周年を迎えた日本最大の有料衛星放送局だ。国内外から選りすぐりの番組を調達・制作し、視聴者のニーズに沿った独自の編成で放送を行うとともに、近年ではオリジナル番組の制作にも力を入れている。また、デジタル受信機の普及が進む中、BSデジタル放送におけるハイビジョン放送や5.1chサラウンド・ステレオ放送を強化し、デジタルでの加入獲得を推進している。成長を続ける同社が新たなITインフラとして選択したのが、HP ProLiantサーバとVMwareによるサーバ仮想化ソリューションである。これにより、既存のNotesサーバの環境をそのまま維持しながら、ハードウェアの移行と安定運用を実現した。
お客様のチャレンジ
HPのソリューション
ビジネスベネフィット
会社概要
PDF(304KB)
WOWOW

事例キーワード

業種: 通信・放送業
ソリューション: 仮想化ITコンソリデーションマイグレーション
製品: HP BladeSystemHP ProLiant DL380HP ProLiant BL20pHP StorageWorks
ソフトウェア: VMware ESX ServerWindows

お客様のチャレンジ

情報システム局長 吉田 雅彦 氏
情報システム局長
吉田 雅彦 氏
WOWOWにおけるITの役割について、同社の情報システム局長 吉田雅彦氏は、「ヒトの体で言えば“循環器”です」と表現する。「血液や酸素を運ぶのが人間の体の循環器ですが、弊社におけるITは“情報を運ぶ”。社内の人間が何不自由なく業務を遂行できる環境をサポートするのがITの役割です」
しかしそのITにも、時には“治療”が必要となる。

WOWOWにとっての課題は、「古いNotesサーバのハードウェア強化」であった。同社では1997年にグループウェアLotus Notes 4.6を全社規模で導入し、そのサーバ環境としてWindows NT Server 4.0を運用していた。「2000年の環境再構築後5年ほど経過し、ハードもソフトも持たなくなりつつある状況でした」と、WOWOW 情報システム局システム部システムグループ 皆川一郎氏は振り返る。しかし新しいハードウェアに更新すると、古いNT 4.0の搭載が正式サポートされていない。またWindows 2003 Server に移行すべくNotesをバージョンアップしようにも、アプリケーションの大規模な改修が避けられないことがわかった。

WOWOWでは、このNotesの事例に限らず、サーバの性能向上のためにシステム全体を作り直さざるを得ないケースが多かったという。「例えばシステムによってはソースコードが手元になく、バイナリモジュールだけ納品されているものもあります。また導入後4年や5年が経つと、OSのバージョンもまったく変わってしまいます。そのため従来は、サーバの能力が不足してきたら、システムごと再構築する必要がありました」(皆川氏)

WOWOWが抱えていたこうした「レガシー環境の取り扱いのジレンマ」に対し、仮想化ツールVMwareによる打開策をWOWOWに対して提案したのが、HPである。具体的には、VMware上の仮想マシン(VM)にNT 4.0とNotes 4.6を移行するという構成が提案された。このVMを最新ハードウェア上で稼働させることで、パフォーマンス向上と旧環境の維持という、相反する要件を満たすことが可能になる。
WOWOWにとっては理想のソリューションであった。

VMwareによる打開策

HPのソリューション

HPの提案に基づき、WOWOWでは、VMware ESX Serverを搭載した2台のHP ProLiantを導入。それぞれの上でVMを稼働させ、1台はNT 4.0+Notes 4.6という従来通りの構成、そしてもう1台はWindows 2003 Server+Notes 6.0という最新構成での運用を開始した。

今でこそ市民権を得た感のある仮想化技術であるが、WOWOWが検討を開始した2年前、実運用での導入事例はそれほど多くはなかった。そうした状況でも同社が導入を決断できた背景には、新しいテクノロジーを積極的に導入しようというWOWOWの先進性がある。この点について、皆川氏は次のように説明する。「重要なポイントとなるのが、システム購入を決定する層に対して、仮想化導入によって得られるメリットを十分に理解してもらうことです。この部分に時間をかける必要があるでしょう」

また吉田氏は、「我々に課せられている『期間・コスト・結果』という3つの条件さえ満たせば、テクノロジーの選択はIT部門の裁量となります。世の中が進む方向に半歩くらい早く進むことで、様々な面でメリットが生まれると思います」と説明する。

仮想化導入のパートナーとしてWOWOWがHPを選んだ理由について、皆川氏はこう述べる。「HP以外にも、いくつかのベンダーに仮想化技術の調査を依頼しました。しかし、システム品質をきちんと把握でき、仮想化の導入実績があり、かつ『やれます』と明答できたのは、HPだけでした」事実HPは、仮想マシン上で動作するOS部分を含め、VMware全体をサポートできるサーバベンダーであり、仮想化ソリューションでは市場をリードする位置にある。

つまり、WOWOWの明確な意志と、それに応えるHPのソリューションによって、今回の仮想化導入が成功に導かれたと言えるだろう。

さらに皆川氏は、HP ProLiantのハードウェアの品質についても高く評価する。「HP ProLiantのシャーシを開け、内部をのぞいて見たところ、スタッフの間で『これはほかのサーバとは作りが違う』という意見で一致しました。完全にモジュール化された設計になっており、エアフローも明確に設計されている。保守性の良さや故障の少なさが見てとれる造りですね」

HP Systems Insight Manager

ビジネスベネフィット

情報システム局 システム部 システムグループ 皆川 一郎 氏
情報システム局
システム部
システムグループ
皆川 一郎 氏
仮想化導入の成果について、皆川氏は「CPUスペックが3倍程度のハードウェアに移行しましたが、Notesについて言えばそれ以上の速度向上が実現されました」と説明する。NotesサーバのVMへの移行もきわめてスムーズに進み、「Notes利用者はVM上で動作しているということにまったく気付いていない」という。また、カットオーバー後および1年半が経過した今でも「全くトラブルがなく、ダウンすることもない。気持ち悪いぐらいに順調に稼働を続けている」という。「そのおかげで、これまでNotesサーバの運用に費やしていたリソースを、ほかの業務に使えるようになりました。例えば、個人情報保護法への対応など、その後も数多くの新しいシステムが稼働し始めましたが、ITスタッフの数を増やすことなく対応できています」(皆川氏)

WOWOWが今後展開する新しいサービスについても、VMwareを積極的に活用していく予定だ。「例えば、弊社ではいま、『15日間無料体験』という試用サービスを提供しています。このサービスの実績カウントシステム構築時には、まずシステム構成を検討し、機器を発注し、システムを構築して…といった手順が必要となり、サービス開始までにはおよそ3ヶ月を要しました。しかし今後はVMを利用することで、同様のサービスのための機器構成や発注作業等の機器に依存する部分が、5分程度で一気に完了します。また機器を新たに購入するには、社内的な予算の確保をはじめ、稟議決裁、資産管理、減価償却といった事務的な手間が発生していましたが、VMであればそうした手間もかかりません」(皆川氏)

またHPでは、レガシー環境をVMへ移行するためのツールHP SMP(Server Migration Pack)も提供している。HP SMPを利用することで、既存の物理マシンのOSイメージをそのままVMに変換する「P2V(Physical to Virtual)変換」や、その逆を実施する「V2P(Virtual to Physical)変換」が可能になる。これにより冒頭で紹介したようなレガシー環境も、ありのままの状態で瞬時にVMへ移行できる。HP SMPの持つポテンシャルについて、皆川氏は次のように述べる。「ITスタッフ1人あたりの単価は1ヶ月で100万〜200万といったところです。小規模なシステムでさえ、再構築からテストまで済ませるには1人月は要するでしょう。それを考えると、HP SMPのコストは『タダみたいなもの』です」

さらに、仮想化がもたらす意外なメリットとして皆川氏が挙げるのは、「アプリケーションの試用版をより有効に使える」という点だ。通常、アプリケーション・パッケージなどの試用版をテストするには、実運用環境や開発環境とは別に新しいサーバを確保し、その上で試用版をインストールする必要がある。VMであれば、そうしたテスト用環境をごく短時間で用意できる。「試したいパッケージがあれば、面倒な手間をかけずとも、VM上ですぐに試用できます。しばらくの間試用して、もし結果がよければそのまま正式なライセンスキーをインストールすればよいし、結果がよくなければVMを閉じればよい。その意味では、アプリケーションの試用の敷居が大幅に低くなりました」

こうした数々の成果を受けて、WOWOWではIT仮想化の次のステップに進もうとしている。さまざまな用途ごとに分散したWindowsサーバをVMwareによって統合するプラットフォームとして、ブレードサーバHP BladeSystemの導入を決定した。「ブレードサーバを選択した理由は、ハードウェアが非常にコンパクトに集約される点。またリモート運用の利便性が最初から考慮されており、データセンターとオフィスが離れている弊社の環境にも適していました」(皆川氏)

管理性という観点から皆川氏が高く評価するのは、HPが提供する統合管理ツールHP SIM(Systems Insight Manager)である。HP SIMは、HP BladeSystemと組み合わせることで、「個々のブレードがラックのどの位置に挿入されているか」といった物理位置のリモート管理も可能だ。これにより、データセンターに常駐するスタッフへの指示も容易になる。「スキルを持った管理者がサーバの近くにいないケースが多いので、HP SIMを通じてリモートのWebブラウザから動作状況の確認や管理が行えるというのは、大きなメリットなのです。また物理位置が把握できると、例えば『この列のブレードを抜いて』『この列にブレードを挿して』といった指示を出せばよく、現地スタッフに要求される知識レベルをかなり低く抑えることができます」(皆川氏)

こうしたリモート管理機能に加えて、HP SIMでは、VMware上の各VMを管理するVMM(Virtual Machine Management Pack)を統合している。これにより、ブレード本体とその上で動作する仮想マシンをシームレスに統合管理できるのである。

「VMware単体ではソフトウェア部分しか管理できません。HP SIMならばハードとソフトの統合管理が可能で、どの物理マシンにどの仮想マシンが載っているかも簡単に把握できます」(皆川氏)

さらにHPでは、HP ProLiantやVMwareの運用管理を支援する遠隔モニタリングサービス、ISEEを提供している。このISEEでは、HP ProLiantが収集したハードウェア・イベント情報(例えばファンの回転数低下など)をインターネット経由でHPに自動的に送信する。イベントの発生回数が一定のしきい値を上回ると、実際にサーバがダウンしていなくてもプロアクティブなモジュール交換を実施するという、業界で初めての「予防交換保証サービス」である。このサービスについては、皆川氏も「これはまさしくメインフレーム・クラスの保守サービス」と期待を寄せる。

WOWOWにおけるサーバ仮想化は、HP SMP、HP VMM、HP SIM、そしてISEEといった数々のHPのソリューションにサポートされながら、今後もつねに「半歩先に行く」先進性を維持しつづけるはずだ。

お客様のチャレンジ

HPのソリューション

ビジネスベネフィット

  • NT 4.0+Notes 4.6サーバのハードウェア更新
  • レガシー環境の維持と性能向上の両立
  • HP ProLiant+VMwareによる仮想化
  • HP BladeSystemによるサーバ集約
  • HP SIMによるハードとソフトの統合管理
  • レガシー環境を維持したまま新ハードウェアに移行
  • 3倍以上のパフォーマンス向上
  • 移行後のトラブルは皆無

会社概要

株式会社WOWOW
所在地: 東京都港区元赤坂1-5-8
代表取締役社長: 廣瀬 敏雄
資本金: 50億円
従業員数: 267名(2006年3月31日現在)
設立: 1984年12月25日
主な事業内容: 放送衛星による一般放送事業(有料放送を含む)
URL: http://www.wowow.co.jp/ このリンクをクリックすると、HP社外へリンクします。

  本ページに記載されている情報は取材時におけるものであり、閲覧される時点で変更されている可能性があります。予めご了承下さい。  
印刷用画面へ印刷用画面へ
プライバシー ご利用条件・免責事項 ウェブマスターに連絡