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大型展覧会「唐招提寺展」において
バーチャルリアリティソフトの上映を実現

凸版印刷株式会社
株式会社TBSテレビ

導入事例

凸版印刷株式会社
株式会社TBSテレビ
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「時間と空間を超越する新しい情報コミュニケーション手段」の創造を目指す

凸版印刷株式会社(以下、凸版印刷)は、長年培ってきた印刷技術をベースに仮想現実的な映像表現を可能にするバーチャルリアリティ(以下、VR)システムを1997年から開発。コンテンツの高精彩な再現性と表現力、臨場感あふれる映像は高い評価を得ている。2005年1月開催された「金堂平成大修理記念 唐招提寺展」(主催:TBS)においてもVRソフトが上映され、その先進的な映像表現は観客に驚きをもって迎えられた。その上映をハードとして支えたのがHP Workstation xw4100である。展覧会会場での49日間1日8時間以上の安定稼動、ハード面でのコストパフォーマンスの実現は、凸版印刷のVR事業展開に大きな弾みをつけた。
お客様のチャレンジ
HPのソリューション
ビジネスベネフィット
会社概要
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お客様のチャレンジ

印刷の「色を再現する」技術をデジタルコンテンツに応用し、デジタルアーカイブ分野で飛躍

凸版印刷株式会社 情報ビジネス開発本部 文化事業戦略部 課長 真梶 重徳 氏
  凸版印刷株式会社
情報ビジネス開発本部
文化事業戦略部 
課長 真梶 重徳 氏
  株式会社TBSテレビ 事業本部事業局文化事業部 プロデューサー 高瀬 茂夫 氏
  株式会社TBSテレビ
事業本部事業局文化事業部
プロデューサー
高瀬 茂夫 氏
デジタル化、Web化の進展を見据え、印刷業界最大手の凸版印刷では、1997年から「色を再現する」という印刷のグラフィック技術を進化させたVRソフト制作の研究に取り組み始めていた。情報ビジネス開発本部文化事業戦略部課長 真梶重徳氏は、同社のVR事業の取り組みについてこう語る。

「印刷もデジタル化が進んでおり、高精細な画像データを加工する技術やノウハウはすでに蓄積されていました。デジタルアーカイブ化が盛んになる中で、私たちは大きなデータを高精細で再生する必要のある文化遺産などのアーカイブに注目しました。ここに印刷で培った技術を活かせるのではないかと、1997年からVR事業を立ち上げたのです」

そして、「システィーナ礼拝堂」「二条城」「紫禁城・天子の宮殿」など、国内外の博物館や関係団体の協力を得て、貴重な文化財を数多くデジタルアーカイブ化、それらをハイエンドVRシステムによって高精細画像として大型スクリーン上に再生するなど、積極的に事業展開を図ってきた。1999年には通商産業省(当時)の「コンテンツ市場環境整備事業(先導的アーカイブ映像制作支援)」の一環として「唐招提寺 鑑真と東山魁夷芸術」を制作している。この作品は、3600×1000画素の超高精細画像(ハイビジョンテレビの2倍以上)を毎秒30コマでリアルタイムな画像処理を行い、大型曲面スクリーンに投影する最新鋭の大型高精細VRソフトだ。利用者がゲーム用コントローラのようなコントロールパッドを操作することによって、空間の内部を自在に移動し、実際の空間にいるかのような体験をすることも可能にした。

一方、株式会社TBSテレビ(以下、TBS)は、創立50周年を記念し、唐招提寺金堂(国宝)の平成大修理を支援する「唐招提寺2010プロジェクト」を2000年にスタート。唐招提寺と鑑真和上が遺した文化を、展覧会をはじめとするさまざまなメディアを通じて紹介し、日本人のアイデンティティを再認識しようという試みだ。その一環として、2005年1月12日〜3月6日に東京国立博物館で開催したのが「金堂平成大修理記念 唐招提寺展―国宝 鑑真和上像と盧舎那仏―」である。

同プロジェクトで2001年に開催した「国宝 鑑真和上展」において凸版印刷のVRソフトを活用していたTBSは、今回も凸版印刷に協力を要請。前回の成功を踏まえて観客席を大幅に増やし、新たなコンテンツを追加した15分間の作品を10m×3mという大スクリーンで公開した。同プロジェクトを指揮するTBSテレビ事業本部事業局文化事業部プロデューサー 高瀬茂夫氏は、VRについて次のように語る。

「VRは文化遺産の“価値”の継承という点で非常に有効な手段だと考えます。特にVRソフトでは、時間の経過によって失われた文化財の細部を再現し、当時の空間を再構成することができます。今回の『唐招提寺展』では、まるで当時の唐招提寺の境内や内部を移動しているかのような没入感を得るVRシアターを40万人もの人に鑑賞していただき、大盛況でした。唐招提寺の文化的な価値、金堂修復の意義を伝えるうえで大きな役割を果たしたと思います」

HPのソリューション

低価格で高性能なHP Workstationを提供 過酷な上映環境で49日間安定稼動

凸版印刷株式会社 情報ビジネス開発本部 文化事業戦略部 三枝 太 氏
  凸版印刷株式会社
情報ビジネス開発本部
文化事業戦略部
三枝 太 氏
HPは、TBSと凸版印刷の要請に基づき、開催期間中HP Workstation xw4100の提供を行った。3台のHP Workstation xw4100にVR用のNVIDIA社製グラフィックボードを搭載し、同期をとって並列処理を行いながら、49日間1日8時間以上にわたって稼働を続けた。また、僧侶がコントロールパッドでインタラクティブに操作しながら唐招提寺を解説するレクチャーでも1台のHP Workstation xw4100が使われている。

今回の機器選定について、コンテンツ制作、シアターの運用を担当した情報ビジネス開発本部文化事業戦略部 三枝太氏はこう語る。

「HPは製品ラインアップが豊富で、われわれが求める構成で動作するワークステーションがWebサイト上で確認できたことが選定の大きな理由です。従来、VRの制作や再生には億円単位のスーパーコンピュータを利用してきました。当然十分な数は確保できないし、温度管理などのために特別な施設が必要でした。その点、特別な環境を用意しなくても高い処理能力を発揮し、コストパフォーマンス面でも優れたHPのワークステーションは最適でした。実際、ほこりまみれの環境で、連日8時間以上の稼働し、開催中1度も事故を起こすことなく安定稼働してくれました」

ビジネスベネフィット

デジタルアーカイブのみならず産業分野へも挑戦し、VR技術のさらなる応用を目指す

今回のHPのワークステーションについて真梶氏は、「HPの安価で高性能なワークステーションを利用することで、環境を気にすることなくVRを公開できるようになったことは、これから展覧会などコンテンツを外で公開するうえで、大きな意味があります」と語る。

色彩や質感の再現という印刷を通して培った技術をデジタルコンテンツに応用し、他にはないVR技術を創造した凸版印刷は、“見せるための”表現力を持つTBSとコストパフォーマンスに優れた高性能なハードウェアを持つHPとのコラボレーションにより、「時間と空間を超越する新しい情報コミュニケーション手段」としてVRの可能性を広げるに違いない。

そしてVR技術は、デジタルアーカイブだけでなく教育や産業分野での展開も見込まれており、さらなる発展が期待されている。

凸版印刷・TBSのチャレンジ

 
  • 印刷で培った高精細画像を扱う技術をVRに応用し、デジタルアーカイブ制作に取り組む
  • 特別な設備のない環境で、49日間1日8時間以上のVRソフト上映
  • ワークステーションの利用によって、VRソフト上映のハードウェアコストを削減
 

HPの提供ソリューション

 
  • HP Workstation xw4100に NVIDIA社製グラフィックボードを 搭載してVRソフト再生環境を実現
 

結果

 
  • 過酷な上映環境のなか、49日間1 日8時間以上の安定稼働
  • ハードウェアにかかるコストを約 100分の1に削減
  • 外部におけるVRソフト上映の機会 拡大
 

会社概要

凸版印刷株式会社
所在地: (本店)〒110-8560 東京都台東区台東1-5-1
(本社事務所)〒101-0024 東京都千代田区神田和泉町1
代表取締役社長: 足立直樹
資本金: 1,049億円(2005年3月末現在)
創業: 明治33年1月17日(1900年)
URL: http://www.toppan.co.jp/corporateinfo/index.html

株式会社TBSテレビ
所在地: 〒107−8006 東京都港区赤坂五丁目3番6号
代表取締役社長: 井上 弘
資本金: 3億円(TBS100% 出資)
創立: 平成16年10月1日
URL: http://www.tbs.co.jp/

  本ページに記載されている情報は取材時におけるものであり閲覧される時点で、変更されている可能性があります。予めご了承下さい。  

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