可用性の重視が採用の決め手 サポート体制の充実も高く評価
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杉並区役所
政策経営部 IT推進課
内田 健一 氏 |
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それではなぜ、数多くのITベンダからの提案の中からHPのものが採用されたのか。杉並区役所政策経営部IT推進課の内田氏は「"Always on"というキーワードが決め手になった」と説明する。「他社の提案では"いかにして帯域を確保するか"が中心で、ネットワークの可用性に関して明確な表現をしてくれるところはありませんでした。しかしHPは最初から"ノンストップを目指す"と明言し、ユーザにとって使えない時間を年間数秒まで落とすと言ってくれたのです」
HPの提案内容において、可用性を高めるためのポイントは大きく3点あったと内田氏はいう。冗長性を確保した設計内容、堅牢な製品の採用、そして運用サポート体制の充実だ。特に製品とサポートには、HPならではの特長がはっきりと現れていたという。
まず製品の堅牢さに関しては、故障発生率の数字を明確に提示することで、ハードウェアそのものの壊れにくさが示された。故障発生率についてはっきりとしたコメントを出したベンダは、HPの他には1社しかなかったという。
運用サポートに関しては、24時間365日の保守を完全に任せられる体制であることが評価された。ネットワークの状態はHP OpenView NNM(Network Node Manager)を利用し、HPマネジメントサービスによって常時監視。万一問題が発生した場合にはネットワークサポートのプロ集団である「ネットワークサポートスペシャリストに情報を伝達、緊急出動を行うと共にリモートから問題原因の切り分け等を行い、迅速に復旧させる。今回のシステムではHP製品以外のネットワーク機器も導入されているが、これらに関するマルチベンダサポートについてもHPのレスポンスセンタが窓口になることで対応を一元化。さらに問題の発生状況や対応状況、改善に関する提案やトラフィック量、procurve 稼働率などは月次レポートとしてまとめられ、杉並区役所における定例ミーティングで提出されるようになっている。
「私たち事務職員がどんなに頑張っても、ITのプロにはかないません」と内田氏。「最終的に重要なのは、どれだけ安心して任せられるのか。HPは充実したサポート体制を用意してくれることで、この要求に応えてくれたのです。」
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