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So-netが、IT全体最適化を推進し
ISP事業のサービス基盤を全面刷新

ソネットエンタテインメント株式会社

お客様事例

ソネットエンタテインメント株式会社
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顧客サービス品質の向上と「経営に貢献するIT」の実現をHPのサービスと製品でトータルに支援

プラットフォームのすべてを見直し、システムの標準化・運用の標準化を推進します。さらに、運用の自動化を見据えながら、プラットフォームの全体最適化を実現していくことを基本方針として掲げました。

ソネットエンタテインメント株式会社
執行役員
津山史生氏
お客様背景
ソリューション
効果と今後の展望
会社概要
PDF(1.51MB)

目的

ISP事業を支えるプラットフォームの全体最適化により、200万人を超えるブロードバンド会員に対し、さらに高品質なサービスを提供すること。また、「経営に貢献するIT」への変革を推進すること。

アプローチ

「大規模インシデントゼロ」「稼働維持に要するコストの50%削減」「ITリソースの提供時間半減」の3つの目標を掲げ、システムおよび運用の標準化によりISPサービス基盤全体の最適化を実現する。

ITの効果

HPのコンサルティングサービスを採用しシステム構成を5パターンに標準化
システムの標準化と運用の標準化を同時に実現
ソフトウェアからハードウェアまで幅広くカバーするHPの製品ポートフォリオから最適な製品を適用
大規模インシデントの発生を予防し、迅速な障害復旧も可能に
運用の自動化に向けた基盤を確立

ビジネスの効果

高信頼かつ安定的なシステム稼働によりサービス品質を向上
ITのリソースプール化によりビジネス要求への迅速な対応が可能に
データセンターコスト1/5など、システム維持にかかるコストを半減


お客様背景

211万人のインターネットライフを支えるサービス基盤
ソネットエンタテインメント株式会社 執行役員 津山史生氏
ソネットエンタテインメント
株式会社
執行役員
津山史生氏

SNSやオンラインゲームの普及により、インターネットは、その活用領域をさらに広げるとともに、暮らしを支えるライフライン/社会インフラとしての重要性を高めている。ソネットエンタテインメント株式会社(以下、So-net)は、1996 年にインターネット接続サービスを開始して以来、常にユニークなサービスを提供し、日本におけるインターネット普及の一翼を担ってきた。
ブロードバンド会員数211万人(2012年9月末)。日本を代表するISPであるSo-net が目指すのは、「ネットワーク×エンタテインメント」のリーディングカンパニーだ。いま、So-net は接続サービスを担うネットワーク事業とメディア・エンタテインメント事業の両輪でビジネスを加速させている。

「成長へのチャレンジ」と位置付けた第二次中期経営計画(2010-2012年)のもと、ネットワーク事業では、光接続サービス(FTTH)における強固な市場ポジョンの確立と、モバイル通信サービスへの注力を進めてきた。取り組みの中で、ISP事業を支えるサービス基盤の強化は重要なテーマとして位置づけられたという。執行役員 津山史生氏は、その理由を次のように話す。

「私たちがISPとしてお客様に提供しているサービスは、企業や家庭のコンピュータをインターネットに接続するための"ITシステム"です。安定稼働や円滑な運用はサービス品質と同一であり、サービス基盤の強化はビジネスの競争優位獲得に不可欠な取組みです。インターネットサービスがライフラインとしての役割を担う現在、私たちのサービスは大きな社会的責任を担っていると自負しています」

2010 年夏、So-net は「プラットフォーム全体最適化プロジェクト」をスタートさせた。サービス基盤を刷新し、直面している様々な課題を解決しつつ、ネットワーク事業を支えるプラットフォームの全体最適化を目指した。


ソリューション

全体最適化に向けてシステムの標準化、運用の標準化を図る
ソネットエンタテインメント株式会社 システム技術部門 プラットフォーム部 部長 田代修氏
ソネットエンタテインメント
株式会社
システム技術部門
プラットフォーム部
部長
田代修氏

プラットフォーム全体最適化プロジェクトが掲げたテーマは、「顧客へのサービス品質の向上」と「経営に貢献するITの実現」である。プロジェクトの中核となったのはシステム技術部門。
Sonetのネットワーク事業を支えるサービス基盤の設計・開発・運用を一手に担うチームだ。

プロジェクトでは、具体的に3つの目標を掲げた。

1) 大規模インシデントをゼロにすること
2) プラットフォームの稼働維持に要するコストを50%削減すること
3) 新規サービスに対するITリソースの提供時間を半減させること

中でも「大規模インシデントゼロ」は最重要のテーマとして位置づけられた。同社は過去に、プラットフォームに起因するトラブルで苦い経験を持つ。システム技術部門 プラットフォーム部 部長 田代修氏は、次のように振り返る。

「本番系システムのサービスが、待機系に正しく引き継がれなかったことが原因でした。私たちは待機系があれば安心という考えを捨て、障害によるシステム停止を未然に防ぐ方法、サービスを継続できるシステムのありかたを徹底的に追求しました」

最大の課題は、サービス単位で構築されてきたシステムが、ハードウェアやOS、ミドルウェアだけでなく、運用手順まで異なっていたことだった。

「ポータルサイトや番組表など、サービスごとにシステムが最適化されており、バックアップの手順もそれぞれ異なっていました。特定のシステム管理者に運用を依存しているケースもあり、人為的なミスが二次障害を引き起こすリスクもありました」(田代氏)

こうした課題を抜本的に解決するために、プロジェクトでは「プラットフォームのすべてを見直し、システムの標準化・運用の標準化を推進。運用の自動化を見据えながら、プラットフォームの全体最適化を実現していく」(津山氏)という方針を定めた。

プラットフォームが標準化できれば、仮想化技術を使ってサーバー統合を一気に進められる。この結果、物理サーバーの台数を削減できるだけでなく、サービス要求に対するITリソース提供のあり方も大きく変えられるとの狙いもあった。

「個別最適のシステム運用ではビジネスのスピードに応えられず、これ以上お客様へのサービス品質を向上させることはできません。全体視点からのプラットフォームの標準化・仮想化、運用の自動化により、ITリソース提供のスピードアップ、変化への柔軟な対応、継続的なサービス提供、コスト削減のすべてが可能なプラットフォームの実現を目指しました」(田代氏)

基本方針は定められた。これをいかに具体化するか。プロジェクトは、ITベンダー数社に実行プランの策定提案を依頼した。その結果、パートナーとして選ばれたのはHPだった。



効果と今後の展望

戦略投資:維持コスト=8:2の「経営に貢献するIT」を目指す
日本ヒューレット・パッカード株式会社 テクノロジーコンサルティング統括本部 クライアントソリューション本部 プロジェクトマネージャー 久保寺誠史氏
ソネットエンタテインメント
株式会社
システム技術部門
プラットフォーム部
インフラオペレーション課
課長
松本泰史氏

HPの提案をプロジェクトはどのように評価したのか。また、提案のポイントはどこにあったのだろうか。

「私たちが注目したのは、戦略投資3割・維持コスト7割という現状のITコスト構成を、8:2に逆転させるという提案でした。いかに標準化を進め、システムの維持にかかる工数やコストを削減し、戦略投資に結びつけるか。その具体的な方法論と試算、目標を達成するためのロードマップまでが明確に描かれていたのです」とシステム技術部門 松本泰史氏は振り返る。 HPの提案には、自ら取り組んだ世界規模でのITトランスフォーメーション/プラットフォーム最適化のノウハウがふんだんに盛り込まれていた。

「成功例だけでなく、失敗例を踏まえた実践的な提案は、プロジェクトチーム全員の共感を得るのに十分でした。ITインフラの稼働維持に要する工数を削減することで生まれた時間を、より生産的な活動、より経営に貢献するための活動に充てるという提案も、私たちが描いていた理想型に非常に近かったと言えます」と田代氏も評価する。

プラットフォーム全体最適化計画の策定支援を実施するにあたって、HPではまず"あるべき姿"を描くことから着手した。接続サービスとそれに付随するサービスでは、求められるサービスレベルが異なる。標準"システム構成と運用のパターン"をどれだけ減らせるかが大きなポイントになる。

「HPの提案は、40以上あったシステム構成を"5パターン"にまで削減するという大胆なものでした。コンサルティングの実施段階では、プラットフォームに求められるサービスレベルを4段階に分け、パフォーマンスや信頼性の要件に応じて最適なサーバーとストレージを組み合わせることで5パターンに落とし込む作業を行いました。また、既存の運用を全て見直し、5パターンのシステム構成に合わせて標準化を実施しました」(田代氏) システム環境の現状調査から、標準モデルの策定や費用効果試算などの作業を経て、「プラットフォーム全体最適化計画」の策定に要した期間はおよそ4カ月。2010 年12月、プロジェクトは「構築フェーズ」に突入した。

「プラットフォーム全体最適化プロジェクト」の全体方針

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幅広いHP製品のポートフォリオを活かす

プラットフォーム全体最適化計画の「構築フェーズ」においては、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)とHPの共同提案が採用された。システムの運用に精通しているCTCの経験とノウハウ、HPのインフラ構築力と幅広い製品ポートフォリオをトータルに評価した結果だ。

「サーバーとストレージ環境はそれぞれ仮想化され"リソース"が構築されています。サービス側の要求に応じてその都度物理環境を構築するのではなく、プールされたリソースを切り出すイメージで活用できます。これによりシステム環境を準備するスピードは劇的に向上しました」(松本氏)

5パターンに標準化されたシステム構成に採用されたサーバーとストレージは、High規定(ミッションクリティカル領域)とMiddle規定(スタンダード領域)それぞれに2製品ずつが適用されている。

「既存のシステムに対して、プロジェクトで策定したシステム構成"5パターン"のいずれかを適用していきました。この仕分けが最適化のカギを握ると言っても過言ではありません。HPのコンサルタントとともに、関係者との調整を慎重に進めていきました」(田代氏)

High 規定では、ミッションクリティカルな要求に応えるサーバーとして「HP Integrity Superdome2」、および10 年以上の無停止運転の実績を誇るハイエンドストレージ「HP Storage P9500」を選定。Middle 規定では、世界シェアNo.1を誇るブレードサーバー「HP BladeSystem」を採用している。HPならではの幅広い製品ポートフォリオが活かされた形だ。

「1,000台以上の物理サーバやネットワーク機器を1/5以下の台数に削減しました。サーバーやストレージの機種が標準化されたことで、運用の標準化も容易になりました。結果として、サービス品質の維持・向上に結びつけることができます」(田代氏)



維持コストを半減、サービス品質も大幅に向上

2012年9月、プロジェクトは主要サービスの新プラットフォームへの移行を計画通りに完了した。標準化・仮想化によるプラットフォーム最適化は、目に見える効果をもたらしている。津山氏は次のように評価する。

「データセンターのラックを、1/10に削減しました。物理機器を大幅に減らせたことで保守費も削減でき、標準化された運用手順などの効果も合わせて、システム全体の維持コストを大幅に削減することができました。当初のコスト削減目標は達成できたと言えるでしょう」

システムリソースがプール化されたことで、新規サービスに対するリソースの提供時間も最大で76%短縮化されたという。最重要のテーマとされた「大規模インシデントゼロ」はどうか。

「新プラットフォーム稼働後の大規模インシデントは、もちろんありません。ミッションクリティカルなシステムでは、アプリケーションのダウンタイムを年間5分以下に抑えます。冗長化されたハードウェアでの障害時の切り替えテストを入念に実施しましたが、High/Middle 環境のいずれも迅速な復旧とサービス継続が確認できています」(田代氏)

さらに、障害復旧を含む運用手順を標準ドキュメントとして運用チーム全体で共有するなど、ヒトとシステムの両面でサービス継続性の強化を図っている。

「お客様へのサービス品質の向上という目標に対しても、大きな成果が得られたと思います。さらに、次のテーマとして"運用の自動化"にも取り組んでいきます。標準化されたシステム環境構築や障害復旧の手順を自動化することで、さらにサービス品質を向上させる考えです」(津山氏)

運用自動化の領域では、ランブックオートメーション製品として実績豊富なHPソフトウェアの活用も視野に入っている。自動化を推進することで、新プラットフォームはクラウド的な性格を強めていくことになるだろう。

最後に、津山氏が次のように語って締めくくった。

「お客様へのサービス品質を追求しながら、より付加価値の高いサービスをお届けすること。最新のテクノロジーを活用しながら、ビジネスと経営に具体的に貢献すること。この2つのテーマに真摯に取り組んでいきたいと思います」



ソリューション概略

導入ハードウェア 導入ソフトウェア HPサービス
・HP Integrity Superdome 2
・HP CloudSystem Matrix
・HP Storage P9500
・HP Operations Manager
・HP Business Availability Center
・HP Universal CMDB
・HP SiteScope
・HP Network Node Manager i
・HP Operations Orchestration
・HP Technology Consulting
・IT Transformation


会社概要

ソネットエンタテインメント株式会社
所在地: 東京都品川区大崎2丁目1番1号ThinkPark Tower
代表取締役社長: 吉田 憲一郎
URL: http://www.so-net.ne.jp/ このリンクをクリックすると、HP社外へリンクします。

事例キーワード

業種: 通信・メディア
サービス: HP Integrity Superdome 2、 HP CloudSystem Matrix、HP Storage P9500、 HP Operations Manager、 HP Business Availability Center、HP Universal CMDB、 HP SiteScope、 HP Network Node Manager i、HP Operations Orchestration、IT Transformation


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