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熾烈なグローバル競争を展開する自動車メーカの
ニーズに即応

サンデン株式会社

導入事例

サンデン株式会社
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ベストサプライヤーとしてTS16949に基づいたPDMシステムを構築

熾烈な競争をワールドワイドに展開する自動車メーカは、「価格協力度、短納期、即応性、品質」面からベストサプライヤーの絞り込みを進めている。カーエアコンの世界でトップグループに位置するサンデン株式会社(以下、サンデン)は、こうした自動車メーカのニーズに即応するために、最も厳しい品質基準であるTS16949に基づいたワークフローを実装したPDM (Product Data Management)システムを構築した。企画段階から参画したHPは、お客様の問題点を理解して業務改善を提案するコンサルティングとシステムインテグレーションによって、最適なPDMシステム構築を行った。
お客様のチャレンジ
HPのソリューション
ビジネスベネフィット
会社概要
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サンデン株式会社

お客様のチャレンジ

「価格協力度、短納期、即応性、品質」という顧客のニーズに応えるベストサプライヤー

サンデンは創業以来、「知を以て開き、和を以て豊に」という経営理念のもと、カーエアコンなどの自動車機器システム、冷凍・冷蔵オープンショーケースなどの店舗システム、各種自動販売機などの製造・販売を行っている。特に自動車機器システムでは、家庭用エアコンが普及していない時代から、カーエアコンの将来に着目してクルマの「快適時代」を築いてきた。今後さらに、乗り心地、居住環境をより快適にするために、「冷やす、暖める」というコア技術をベースに、「未来カー」の快適空間づくりに取り組んでいる。

しかし、自動車業界は大きく様変わりし、1960年代には40社を数えた世界の自動車メーカが90年代に入ると20社に淘汰された。今後数グループに集約されると予想され、生き残りをかけたグループ再編の渦中にある。その戦域はワールドワイドに展開され、排ガスの低減やリサイクル率の向上、ローコストオペレーションの実現、市場ニーズへのスピーディな対応など、激しい競争を展開している。こうした自動車メーカのグローバル競争に対応して、部品メーカは自動車メーカのニーズに即応できる体制が求められている。

サンデンは、海外22カ国46拠点、国内3事業所7工場で、世界の有力自動車メーカに部品を供給している。海外のテクニカルセンターと共同で冷媒・冷却システムなどを開発、常に顧客の近くで生産し、顧客のグローバルなニーズに迅速・的確に対応できる体制を整えている。こうした取り組みによって、例えば、カーエアコン用コンプレッサでは世界シェア25%を占めるなど、部品メーカとして世界のトップグループに位置する。技術本部FACE戦略センター 茂木敏之氏は、最近の部品メーカの課題について次のように語る。

「自動車メーカの開発サイクルは年々短くなり、最近では開発期間が12〜14ヵ月、開発工数や開発投資も各30%削減が目標です。しかも、品質はベストインクラスが求められます。私たち部品メーカには、自動車メーカの要求にいち早く応えるスピードが求められているのです。また、自動車メーカは『価格協力度、短納期、即応性、品質』といった観点からベストサプライヤーへの絞り込みを進めており、それに対応するには製品ライフサイクルのトータルなマネジメントが不可欠となってきました」

HPのソリューション

構想設計から量産までトータルな管理を行うPDM システム構築をソリューションベンダーとして支援

そこでサンデンでは、「良い商品をより早く、顧客が魅力を感じるQCD(Quality、Cost、Delivery)を実現する」ために、設計・製造プロセスの改革に取り組んだ。従来、企画構想の段階での検討時間の不十分さがそのまま基本設計に流され、量産試作や量産の段階で修正が発生するなど問題があったからだ。

「その原因を追及すると、特定の人物に業務が集中するなどリソースの不足、リスクや不確実性に対するバッファ不足など、開発期間の設定に無理のあることがわかりました」(茂木氏)

そこで2001年、今までの量産品発注システムから、BOM(BillOf Material)をベースにした、「開発スピードを速め、開発の抜け漏れをなくす」PDMシステム構築に取り組んだ。製品に関する多種多様な情報群をデジタルデータとして保管することで、構想設計から試作、評価、量産までのトータルな管理を行うシステムだ。「PDMシステム構築に当たってのポイントは、開発フェーズで発生するさまざまなデータを管理し、企画から量産までの全データと最適な仕事のやり方を管理することにありました。システム構築に当たっては、既存システムから先進ツールであるeMatrixへの移行、そして既存CADとの連携を図ること、さらにTS16949に基づいたワークフローを実装することが条件でした。ベンダーを比較した結果、HPの中立的なポジションとスパイラルな開発方式を評価し、システム構築をHPに依頼しました」(茂木氏)

HPは企画段階から参画することで、お客様の問題点を理解して業務改善を提案するコンサルティングとシステムインテグレーションを担当した。Step1ではeMatrix を使った3Dデータ管理を行い、Step2ではPS/PN管理をベースにE-BOMを構築することで部品情報をMRPに回す仕組みを構築。Step3ではStep2でできなかったプロジェクト管理と仕掛り管理に取り組んだ。

ポイントは、プロセスの可視化とアウトプットの可視化、グローバル対応にあった。まず、プロセスの可視化には自動車サプライヤに特化した品質基準TS16949に準拠した標準プロセスをPDM内に実装し、「誰が、何をして、そのアウトプットは何か」を明確にした。さらに、アウトプットを可視化するために開発テーマごとに開発ドキュメントとプロジェクトの進捗を管理し、「仕事の流れに合わせて、開発成果物を管理し全体進捗を監視」するシステムを構築。さらに、グローバル対応を実現するため「ユーザI/Fの英語による統一、利用制限をなくすWeb対応のシステムを構築した。


ビジネスベネフィット

ベストプラクティスに準拠したPDMシステムによって新人がベテランに育つまでの時間が短くなる

「TS16949に準拠したワークフローをPDMシステムに実装することで、間違いのない流れを組み込むことができ、次の仕事を的確に指示できるようになりました。さらに、各人・各部門で作られたすべての技術情報の一元管理ができるようになり、プロジェクト別の階層管理ができます。管理者はプロジェクトのステータスを簡単に一覧できますので、事前に手を打つことができるようになりました」(茂木氏)

PDMシステムが稼働したことにより、情報検索やモデル提出作業の工数削減や設計品質の向上、スムーズな設計の実現、効率向上など、例えば次のような効果を想定している。

  • 問題の早期発見:プロジェクト内に遅延タスクが発生した場合、遅 延タスクの担当者を検索し、ローディング状態を調べ、タスク担 当者に確認をとりタスクのアサインを調整する。
  • 過去の資産の活用:自分が過去に実行したプロジェクトの文書に よく似ている場合、過去のドキュメントを検索して流用し新規の ドキュメントを作成することで時間短縮を図る。
  • 作業のコンカレント化:作成途中のドキュメントが登録されると、 作成途中のドキュメントを参照し、必要な情報を入手し作業を進 めることが可能。
 
  「こうして成功した開発パターンを蓄積しテンプレート化すること で、水平展開が可能になります。また、ベストプラクティスのPDM システムによって、新人がベテランに達するまでの時間が短くな ると思います。今後は製品データ管理から製品ライフサイクル管 理へのステップアップを計画しています。HPには、今後ともエンハンスプロジェクトとグローバル展開などに期待しています」(茂 木氏)

BOMをベースとしたPDM システムは、サンデンのベストサプラ イヤーとしての道を確かなものにしたことは間違いない。
 

サンデンのチャレンジ

 
  • 開発スピードの向上
  • ITを機軸にした高品質システムの構築
  • 人、テクノロジ、プロセスの融合によるノウハウの継承
  • ベストサプライヤーとしての地位を確立
 

HPの提供ソリューション

 
  • PDMシステムのコンサルティング とシステムインテグレーション
  • 最も厳しいTS16949に準拠した ワークフローをPDMに実装
 

結果

 
  • 情報検索やモデル提出作業の工数削減
  • 設計品質の向上
  • スムーズな設計の実現
  • 問題の早期発見
  • コンカレント設計
  • 過去の資産の活用
  • 設計・製造ノウハウの継承
 


会社概要

サンデン株式会社
本社: 〒372-8502 群馬県伊勢崎市寿町20
代表取締役会長(CEO): 牛久保雅美
資本金: 11,038百万円
設立: 昭和18年7月30日
URL: http://www.sanden.co.jp/

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