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Commerce Brains® +HP ProLiant DL360および
DL380で電子調達システムを構築

プレス工業株式会社

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全社を貫く調達プロセスのコスト削減と最適化を実現

中厚板大型プレス加工のパイオニアとして永年培った技術を応用し、自動車部品から建機用キャブ、プレス金型や自動溶接組立機器、さらに住宅関連資材や駐車装置に至るまで、幅広い製品を提供するプレス工業株式会社。同社は、ますます加速するビジネステンポに即した調達プロセスの最適化と迅速化、リアルタイムな把握や分析を目指して、HPと株式会社ビジネス・インフィニティの共同提案によるCommerce Brains(CB)を導入、大きな成果を上げている。
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ビジネスベネフィット
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プレス工業株式会社

事例キーワード

業種: 製造業
ソリューション: SCM/B2Bコラボレーション
製品: HP ProLiant DL360、HP ProLiant DL380
ソフトウェア: Commerce Brains

お客様のチャレンジ

紙ベースの購買業務を正規化し、Webによるスムーズな流れを構築

購買部 管理グループ課長格 太田 勝康 氏
  購買部
管理グループ課長格
太田 勝康 氏
プレス工業が誇る多くの製品の中でも、トラック荷台の下部で荷重を支えるシャシーフレームやディファレンシャルギア、アクスルシャフト、ブレーキなどを組み込んだアクスルユニット、サスペンションやバンパーなどの各種自動車部品、建設機械用キャブは、その優位性を支えるコア製品であり、選択と集中戦略の推進で世界ナンバーワン企業を目指している。またシャシー部門においては、機能的に相互依存関係のある部品の一体化を図って部品点数を減らし、調達の加速や開発期間の短縮化、アッセンブリラインの圧縮を実現するモジュール化やシステム化を進めてきた。

「特に、国際市場競争が激化する自動車メーカー各社は、新車の開発期間や市場投入タームの短期化を進めています。その中で、当社にも開発期間や納期短縮化と品質向上やコストダウン、さらに多品種少量生産などが求められています。ここにおいて、顧客企業の車両開発の初期段階から参画して求められる製品をご提供するためPPW(Press Product Way)を展開しております」。そう語るのは、購買部管理グループ課長格 太田勝康氏だ。

めまぐるしく変化する市場環境の中で、自動車メーカーの厳しい要求に応えるスムーズな生産体制を支え、同時に収益性向上を実現するためには、生産副資材や保守部品などのいわゆる工場系MRO(Maintenance, Repair and Operation )の調達においても、スムーズな流れを形成する必要があった。設備・資材グループ主任 杉山幸隆氏はその背景を以下のように説明する。

「旧来、当社では資材調達を紙の帳票でやりとりしていました。製品カテゴリーが広く、それぞれ必要な資材等も異なることから帳票の種類も多く、毎月約4,000枚もの帳票がやりとりされていたのです。そこで複雑化した調達プロセスを再整理して、ペパーレス化はもちろん、『見えざるコスト』を排除するとともに円滑な業務の流れを築くこと、さらに調達サイクルの短縮を実現したいと考えました」

以上の観点から帳票を再点検。カテゴリーごとに8種類の伝票が用意されており、しかも工場ごとにそれぞれ独自のローカルルールが築かれていることが判明した。帳票が8種類も存在していた背景には、各部門がそれぞれの立場で利便性を追求してきたという歴史的な経緯があった。

確かに、それぞれの要求部門にすれば自部門に特化した帳票は便利なものだったはずだ。しかし、近視眼的な部門最適の視点で築かれた複数の帳票が併用されている状況は、企業全体を貫く経営マネジメントの視点からは決して望ましいものではない。また、部門長が判を捺して決裁が下りるまでに数段階のプロセスがあり、リアルタイムな調達が図れない。あるいは、伝票が社内便で届くまで各事業所の調達結果が本社で把握できない、といった問題も生じていたのである。

「そこで、これら一連の流れをWebに移行することで、事業所間のロケーションや距離を越えたリアルタイムな流れを創出したい。さらに、複数の帳票を同一の画面に統合集約して全社統一ルールの徹底を図りたい、と考えたのです。つまり、要求部門が直接画面上から発注をかけるeセルフサービス的な流れを築きながら、工場や部門ごとの別ルールが介在し得ない仕組みを築き、全体最適に基づく調達のフレームワークを築きたかったのです」(太田氏)


お客様の選択

パッケージを基盤に全社的な標準手順を形成

購買部 設備・資材グループ主任 杉山 幸隆 氏
  購買部
設備・資材グループ主任
杉山 幸隆 氏
この仕組みを同社が構想し始めた2001 年当時、電子調達ソリューションはまだ本格的な普及期を迎えておらずパートナー選定に苦労した、と太田氏は語る。

「各ベンダのセミナーや講習会に出向き、各要求部門の担当者自
身が同一の統合画面から発注をかけるWebベースのシステムを
築きたい、という当社の要件を伝えました。しかし、期待した回答
が得られないという状況でした」

そこで、ゼロベースで自社開発するという選択肢も考慮された。しかし、経営トップ層からは、「電子調達システムの内製は、ビジネス環境や時代変化の中で、陳腐化や形骸化を招く危険性が大きい。その点からも、こまめなバージョンアップやサポートが受けられる確かなバックボーンをもったパートナーの優れたパッケージを採用すべきだ」と示唆された。

そんな折、太田氏はHPとビジネス・インフィニティ、マイクロソフト株式会社の共催によるセミナーに参加。電子調達システム構築の最適化を実現するビジネス・インフィニティのCBに出合い、さっそくアプローチを図った。

「HPとビジネス・インフィニティの提案書を見て、当社の状況や要件をよく研究しているな、と感じました。またCommerce Brainsは、コマースを巡る各機能が明確なコンポーネントに分かれている点が魅力でした。というのも、必要な機能だけをセレクトしながら、的確なスモールスタートとビジネステンポに即した拡張性が担保できるからです。また、ビジネス・インフィニティがNTTデータとマイクロソフト、HPをバックボーンとする企業である点にも、大きな安心を感じました。つまりMicrosoft.NETなど、Webサービスの基盤となる技術をしっかりサポートしながら、システムバックボーンやハードウェアの側面からも的確な支援が得られる。さらに、将来的なサポートや運用面でも信頼性が確保できる、という期待があったのです」

そこで2003年、CBの中から次の4つのビジネス・コンポーネントとx86サーバとしてHP ProLiant DL360およびDL380を導入したのである。

 
  1. 複数のサプライヤーからの見積を取ることができ、それをもとに価格や購入先決定を図る「電子入札」
  2. 定番的な標準品を電子カタログに登録して商品検索―発注を行う「カタログ購買」
  3. 注文から検収までの受発注業務の管理を行う「受発注」
  4. スムーズな電子稟議―認証の流れを築く「ワークフロー」

一方、システム導入に際して最も難しかったのは8種類の帳票をいかにひとつの画面に集約するか、という課題だった。

「まず、各帳票の役割や項目を縦軸・横軸のマトリクスにマッピングして分析。重複しているものや相互にまとめられるもの、実際には不要なものなどを洗い出し、正規化を図りました。この作業を通じて、業務の流れ自体が明確になり、プロセス改革にも役立ちました。この段階で確かな業務標準のあり方を吟味したことが、構築の整合性と迅速化を実現するための大きな助けとなりました」(太田氏)

もちろん、すべてのアクションがひとつの統合画面から実行されることになるので、各要求部門の担当者は従来親しんできた手順を変更する必要があった。

「新しいシステムが各現場で活用されるためには、『抵抗感の払拭』が必要です。そこで、運用の開始に先だって私たちが各工場を巡回し、デモと説明を実施しました」(杉山氏)

その中で、サプライヤー各社の見積が揃ってからネゴシエーションを始める、毎回コード表を見ながら起票する、稟議による決裁まで発注を待つ……という手間やリードタイムが排除できること。さらに、そこで生まれた時間を本来業務に振り向けることができるなどのメリットを訴えた。

 

ビジネスベネフィット

工場間を越えた調達の透明性が生まれ、豊かな分析に基づく戦略化が実現

購買部 資材・設備グループ主任 丹羽 啓輔 氏
  購買部
資材・設備グループ主任
丹羽 啓輔 氏
資材・設備グループ主任 丹羽啓輔氏も各工場巡回の成果をこう力説する。

「工場の実務担当者は、従来から馴染んできた手順の変更を嫌う傾向があるのも事実です。しかし、担当者自身のメリットを訴えて説明したことと、経営トップの号令が功を奏し、順調な意思一致を図ることができました。いまでは逆に、『もう紙の伝票には戻れない』という声が上がっているほどです」

「Web購買の効果を定量的に表現することはできませんが、帳票の印刷や発送に関わるコストや要求部門、本社機能の省力化などは、目に見える効果としてでております。さらに発注情報がログとして残るので、月別・商品別などさまざまな切り口による分析が手元で自由に実行できます。その結果、いわゆるケアレスミスの排除はもちろん、原価管理の明確化と徹底が図れました」(杉山氏)

「レスポンスを見ながら途中でサーバを追加するなど、段階的な構築を図りました。またカタログ情報の提供などでは、サプライヤー各社の協力を仰ぎつつ、現在では約470社が参加しています。サプライヤーの参加を無償にした点も多くのサプライヤーの協力を得られたポイントだと自負しています」(丹羽氏)

「一方資材の調達は、品質や安定供給体制など『サプライヤーの実力』を考慮する必要があり、入札や分析も単純な数値判断を下すことはできません。しかし今後はそれらを加味しながら、カタログの統一と調達の全社的な透過性を基盤に、工場間を越えた『同一製品・同一価格調達』を進めていきたいと思っています。またカタログの情報精度をさらに上げ、単品管理を進めていきたいと考えています。そのために、誰もが入力しやすい環境整備を進めていきます。将来的には、購買の価格情報とCADの部品表を連動させ、設計者が設計過程で自ら見積ができる環境を整備するなど、広義のPLM(Products Lifecycle Management)への貢献を果たしていきたいですね。そのためにも、ビジネス・インフィニティやHPには、カスタマイズへの対応やコストパフォーマンスの高いシステム構成提案などをお願いしたいですね」(太田氏)

 
電子調達システム概念図

お客様のチャレンジ

お客様の選択

結果

 
  • 調達プロセスの全社的標準化
  • インビジブルコストの排除
  • 調達サイクルの短縮化
 
 
  • Commerce Brains + HP ProLiant DL360およびDL380の採用
  • ビジネス・コンポーネントの組合せにより見積―発注―検収の流れを形成
  • 8種類の帳票を単一画面に集約
  • 電子カタログの整備による標準品調達の最適化
 
 
  • 帳票印刷―発送プロセスコストの排除
  • 調達管理負荷の軽減と効率化に伴う本来業務への注力
  • 原価管理の明確化と徹底
  • 発注分析による最適購入の推進
 

会社概要

プレス工業株式会社
所在地: 神奈川県川崎市川崎区塩浜1丁目1番1号
代表取締役社長: 並木 彰一
資本金: 80億70百万円(2005年3月期)
従業員数: 1,729名(2005年3月期)
設立: 1925(大正14)年2月16日
URL: http://www.presskogyo.co.jp/

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