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HP BladeSystem c-Class + Microsoft Exchange Server 2007で社内メールシステムを構築

丸紅情報システムズ株式会社

導入事例

丸紅情報システムズ株式会社
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丸紅情報システムズ株式会社では、Microsoft® Exchange Server 2007の発売と同時に、HP BladeSystem c-Classによる社内メールシステムを構築、運用を開始した。そこで得られるノウハウと新システムの冗長性、拡張性、コストパフォーマンスを生かし、現行のASPサービス V-Service for Exchange 2000に代わる新サービスを2008年1月よりスタートさせる。Microsoft Exchange Server 2007の特徴を生かした様々なサービスの提供により、ホスティング事業のさらなる拡大を目指す。
お客様背景
ソリューション
効果と今後の展望
会社概要
PDF(355KB)
丸紅情報システムズ

目的

アプローチ

自社の社内メールインフラの刷新
Microsoft Exchange Server 2007による新ASPサービスの提供開始へのノウハウ取得
〈第3世代ブレード〉HP BladeSystem c-Class + 仮想化ディスクストレージ HP StorageWorks EVAの採用
Microsoft Exchange Server 2007の採用

システムの効果

ビジネスへの効果

Microsoft Exchange 2000 ServerをMicrosoft Exchange Server 2007に更改し、幅広いアクセス手段と高い信頼性を獲得
スペース、電力、空調など、データセンターのリソースの有効活用
ニーズの高いMicrosoft Exchange Server 2007のサービス提供体制のいち早い構築
Microsoft Exchange Server 2007 + HP BladeSystem c-ClassによるExchange更新案件への横展開
Microsoft Exchange Server 2007版アカウント管理システムV-Frameコアの販売実現

お客様背景

2008年1月にExchange Server 2007ベースの新ASPサービスを提供へ

常務執行役員 ビジネスサービス事業部 事業部長 多摩データセンター長 中村 公則 氏
丸紅情報システムズ株式会社
常務執行役員
ビジネスサービス事業部
事業部長
多摩データセンター長
中村 公則 氏
丸紅グループのITシステム運用のほか、データセンターサービス、システムインテグレーション、ハードウェア販売など
を行っている丸紅情報システムズ株式会社(以下、丸紅情報)は、2007年6月より社内メールシステムにMicrosoft Exchange Server 2007(以下、Exchange Server 2007)を導入。2008年1月には、現行のASPサービスV-Service for Exchange 2000をExchange Server 2007に移行したサービス提供を開始する。

「V-Service for Exchange 2000」は、マイクロソフトとの業務提携のもと2001年より提供を開始した、Exchange Serverシステムのホスティングサービスである。サーバは丸紅情報の多摩データセンターに設置され、ユーザ企業は専用線またはインターネット経由のVPN接続によりサービスとして利用できるため、自社でサーバを構築して運用管理するよりもコストメリットを得られるようになる。

常務執行役員 ビジネスサービス事業部 事業部長 多摩データセンター長 中村公則氏は、今回のシステム構築について「インフラの技術に関しては、これまでも社内を実験台にして新技術の適用を行い、その後に市場へ展開してきました。Exchange Server 2007の機能をいち早く新ASPサービスで提供するためにも、早期の構築で社内運用を開始したいと考えていました」と語る。

これとは別に、丸紅情報は10月に丸紅ソリューション株式会社との対等合併が決まっており、それに伴うメールシステムの統合作業を必要としていた。また、別途大型Exchange案件も抱えており、Exchange Server 2007による新ASPサービスの開始までを短期スケジュールで乗り切らねばならない状況にあった。

スペース、電力、空調などデータセンターのリソースを最適化できるシステムを構成

新メールシステムの構築にあたり、必要とするシステム機器の要件について検討が行われた。その結果、限られたデータセンターのスペースや電力、空調などのリソースを効果的に利用できることが要件としてまとめられ、これらに合致する機器の選定が進められた。

Exchange Server 2007でのサーバの機能分割や冗長性の確保、合併に伴うユーザー数やメール容量のダイナミックな変化に柔軟に対応するためには、多数のサーバが必要となる。これまでどおりラックマウントサーバを増設し続ければ、スペースや電力などに限界が見えてくることは明白だった。

ビジネスサービス事業部 アプリケーションサービス部 AS第3チーム 嶋崎浩太氏は、そのときの状況を「省スペース化と柔軟な拡張性という課題から、迷うことなくブレードの採用を提案しました。導入経験がないことによる不安はありましたが、今後のデータセンタービジネスへの展開に向けて、経験値を積む意味でブレードへの期待の方がむしろ高かったように思います。ストレージに関しても同じで、拡張性や冗長性が強く望まれていました」と説明する。

その結果、HP BladeSystem c-ClassとHP StorageWorks EVAが選ばれることになった。中村氏は、採用理由の一端を「HP製品とは、1997年頃にSAP/R3の基幹系システムを構築してからの付き合いになります。その後に、世界規模で丸紅のメールシステムを構築した際も、またその経験とノウハウを生かしてアジアで最初のASPサービスをスタートした際も、Exchange ServerのビジネスとともにHP製品の存在は欠かせなくなっています」と説明する。

中村氏の言葉どおり、丸紅情報では2004年3月からは、専有型Exchangeホスティングサービスとして、「Me@Gle Exchange Hosting」の提供を開始。さらには、マイクロソフトがExchange Server 2007の体験を目的に2006年11月から開設したプロモーションサイト「Try Exchange!」のホスティングプラットフォームの構築・運用を手掛けている。

いわば、丸紅情報が手掛けるExchange Serverのビジネスは、マイクロソフトとHPとの3社の協業により継続されてきたプロジェクトでもあるのだ。

ソリューション

丸紅情報とHPのチーム連携により、予定の4ヵ月計画を2ヵ月半でカットオーバー

ビジネスサービス事業部 アプリケーションサービス部 AS第3チーム 担当課長 阿部 秀一 氏
丸紅情報システムズ株式会社
ビジネスサービス事業部
アプリケーションサービス部
AS第3チーム 担当課長
阿部 秀一 氏
構築は、丸紅情報とHP C&I(コンサルティング&インテグレーション)部門によって進められた。プランニングを担当したビジネスサービス事業部 アプリケーションサービス部 AS第3チーム 担当課長 阿部秀一氏は、確実性を優先して無理のない4ヵ月のスケジュールを提出した。

「Exchange Server 2007になったからといって、Exchange 2000 Serverに比べて構築に時間が掛かるとは思っていませんでした。そこで、これまでの経験から平均的な4ヵ月という数字を提出しました」(阿部氏)。

しかし、既に大型案件を抱えていたこともあり、経営層の要求はサービスインまで2ヵ月半という、厳しいものだった。それにも関わらず、結果として短期間での構築を実現することができた。

その経過について、阿部氏は「実質的な作業開始はゴールデンウィーク明けからで、6月の末にはサービスインしていました。HP側で構築面を短縮できるところは任せる一方で、我々は手分けして運用面に関する作業を着々とこなしていきました。ある意味、今回のプロジェクトは実験的な側面もありましたので、社内のあちこちから上がってくる要求に対して、必死に調整する局面もありましたが」と説明。その理由が、両社の連携したチームプレイにあったことを明かす。

ビジネスサービス事業部 アプリケーションサービス部 AS第3チーム 嶋崎 浩太 氏
丸紅情報システムズ株式会社
ビジネスサービス事業部
アプリケーションサービス部
AS第3チーム
嶋崎 浩太 氏
一方、現場の構築に関わった嶋崎氏は「最新の製品にもかかわらず、短期間で構築作業が完了できたことの背景には、HP BladeSystem c-Classの製品の完成度の高さがあったと思います。今回はエンクロージャ内に搭載するサーバブレードとしては、ハーフハイトサイズのHP ProLiant BL460cを採用しましたが、省スペースと柔軟な拡張性という課題は、HP BladeSystem c-Classのテスト環境を通じて解決できることが理解できました。また、電源周りも重要な課題の1つでしたが、省電力機能の搭載と冷却が強力であることが体験して分かりました。拡張性に見合ったパフォーマンスが、省電力化を図るなかで効果的に実現されているシステムという印象を受けました。それと、製品を熟知したHP側スタッフの的確な判断も、作業を円滑に進められた大きな理由です」と説明する。

また、HP StorageWorks EVAについては、嶋崎氏はテスト後の印象を「従来の製品はRAIDで組んでいましたが、ハードディスクの本数に制限がありました。それに比べて、StorageWorks EVAは1つのシステムの中に仮想RAIDを組むことができて、すべてのディスクを最適なリソース配分で使用することができる上、拡張性にも優れており、パフォーマンスの高さを感じました。また、コンポーネントの二重化で耐障害性も以前のものより信頼性が高く、特にサーバとの通信経路も冗長化されて自動で切り替わるところに安心感を覚えました」と説明する。Exchangeでは、使い続けるほどにメールデータの量が増え、それゆえストレージの拡張は柔軟に行えなければならないという。

バックアップ&リストアなどのパフォーマンスについては、現行システムとの機器構成およびテストと本番のデータ量に違いがあるとしたうえで、体感的には倍の速さで処理される印象があったという。

丸紅情報では、これまでHPから提供される管理ソフトウェアや診断ツールの使いやすさを高く評価してきた。その意味で、初めて導入したHP BladeSystem c-ClassとHP StorageWorks EVAの管理ツールの印象が気になるところでもある。

阿部氏は、この点について「新しい製品ということもあり、管理ツールも従来使用してきたものにはなかった新しい機能が追加されていたこともあって、正直なところ最初は戸惑いました。しかし、そこは構築前からオリエンテーションや研修を受けるなどしてノウハウを吸収することができました。また、その後も継続してサポートを提供してもらっており、今後の運用面での心配はまったくありません」と説明する。

  システム概要図  

効果と今後の展望

新ASPサービスへの期待。利便性と安全性の両立へ

2008年1月のサービス開始に向けて社内の機運が高まる一方で、社内運用により蓄積されたノウハウをもとに、新ASPサービスで提供されるExchange Server 2007のサービスの要件固めが急ピッチで進められることになる。

Exchange Server 2007では、Web ブラウザからExchageメールボックスにアクセスできるOutlook Web Accessの機能が拡充されており、またインターネット経由でOutlookを使ってExchangeサーバに接続できるOutlook Anywhere、セキュリティ機能を強化したWindows Mobile端末の利用などの便利な機能も搭載されている。しかし、利便性の高さだけで、安易なサービス提供に走ることだけは避けたいというのが、丸紅情報の考えである。既存のユーザーを裏切ることのないように、作業はあくまでも慎重に続けられている。

そうした状況を理解したうえで、新しいASPサービスで期待されるポイントについて尋ねてみた。その結果、4つのポイントがあげられた。まずはじめに、資産および運用要員を持たずに高機能のグループウェアをホスティングサービスで利用できること。次に、携帯電話、Web、Outlookなど多彩な端末から利用できる利便性。3番目に、スパムやウイルス対策、オプションのアーカイブサービスなど周辺サービスの利用。最後に、高いセキュリティ、可用性、拡張性がもたらす様々なサービスの利用があげられた。

嶋崎氏は今後のシステム拡張については、現状のHP BladeSystem c-Class + HP StorageWorks EVAの組み合わせでスケーラブルに対応が可能であると明言。そのうえで、「HP StorageWorks EVAを導入したことで、現行のV-Serviceではできなかったユーザーのメールボックスの容量を柔軟に拡張できるようなサービスが提供できるようになります」と説明する。

ただし、様々なサービスを提供するためには、セキュリティもこれまで以上に強固にしなければならないと強調する。そこで、今回はExchange Server 2007のウイルス対策として、同じマイクロソフトのForefrontを導入。これまでは他のベンダー製品を使っていたためExchange Serverとの相性が気になっていたが、これで安心できると期待する。

セキュリティ対策については、阿部氏も同様にサービスが提供できるかどうかはセキュリティに依存するところが多分にあると語る。

「Exchange Server 2007でセキュリティ機能が強化されていることは理解していますが、例えばOutlook Anywhereで外部からいつでもどこでも繋がるといったサービスを提供するには、それ以前に対象PCの情報漏洩対策を固めておく必要があります。その安全性を確証するためには、社内でテスト運用を継続しながら慎重に結論を出すことになると思います」(阿部氏)

サービス開始までに解決すべきことが山積するなか、スタッフの緊張感は自ずと高まってくる。その気持ちを代弁するかのように、中村氏は「Exchange Server 2007になってインターネットやMicrosoft Windows Mobile搭載の携帯電話など、様々な利用提案ができるようになるのは確かです。まずはサービスインに集中し、そこから新たなビジネスへのチャレンジを本格化させたいと思います」と語る。

時代のニーズに最適なサービスをより早く提供し、Exchange Server市場の日本一を目指す

丸紅情報のビジネス戦略は、開発から運用を含めワンストップでトータルソリューションを提供することにある。そのためにITシステムに求めるのは、高品質・高信頼性はもとよりトータルコストの削減の追求が可能であること。それを満たすことにより、時代のニーズに合わせてより早く、アウトソーシングのサービスを提供できるようになるという。

「Exchangeのサービスは当社のビジネスの核として育ってきましたが、これを機にさらなる飛躍を図りたいと考えています。既に、今回と同じHP BladeSystem c-ClassとMicrosoft Exchange Server 2007の組み合わせで、2つの更新プロジェクトがスタートしています。また、当社開発のアカウント管理システムV-Frameコアも、Exchange Server 2007に対応させて販売しております。こうした経験知を生かし、さらにビジネスを拡大することにより、マイクロソフトのホスティングパートナーのNo.1、ひいては日本市場のNo.1になりたいと思います」と、中村氏。

その目標を達成するうえでの最重要課題は、企業各社のインハウスで設置されたExchange Serverを、1台でも多く丸紅情報のホスティングサービスへ移行するよう働きかけること。そして、そのためにはどこよりも早くExchange Server 2007のサービスをスタートさせることが重要という。

メールシステムは、すでに社会的なインフラであると同時に、企業にとっての重要な基幹システムになっている。万一にもシステムが停止するようなことがあれば、ビジネスの機会損失に直結することにもなる。一方では、内部統制の強化など法制に対応したITの統制が求められる時代でもある。

情報化が一段と加速するなかで、アドレスやID、ディレクトリの管理も複雑化を増しており、自社で管理するには限界も見え始めている。社会的なアウトソーシングへの期待は、ますます高まってきている。

FRONTLINE PARTNERSHIP
 
HPは、Microsoft社との業界唯一のフロントライン・パートナーシップのもと、「Windows® Server 2003」の開発に、極めて大きな役割を果たしました。
HP ProLiantファミリは、開発の過程でおこなわれるさまざまな動作検証を担当し、開発プラットフォームとして、プログラムの最適化に寄与しました。このことが証明するOSとハードウェアとの親和性こそが信頼性の証ともいえます。
FRONTLINE PARTNERSHIP
 

会社概要

丸紅情報システムズ株式会社
所在地: 東京都渋谷区渋谷三丁目12番18号 渋谷南東急ビル
代表取締役社長: 吉光 澄
資本金: 10億9810万円
従業員数: 793名(2007年10月1日現在)
設立: 1965年(昭和40年)5月19日
事業内容: コンピュータ、ネットワーク、情報システム等における最先端技術を基軸として、あらゆる産業のITライフサイクル全般に対するソリューションを提供すること。
・先端技術の発掘・開発
・コンサルティングサービス
・システム・ソフトウェア/ハードウェアの販売/レンタル
・システム企画/設計/開発
・システムインテグレーション
・データセンターサービスの提供
・カスタマーサポート
URL: http://www.marubeni-sys.com/ このリンクをクリックすると、HP社外へリンクします。

事例キーワード

業種: IT
  HP BladeSystem c-ClassHP ProLiant DL380 G5HP StorageWorks EVAHP StorageWorks MSL
  Microsoft Exchange Server2007

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