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みずほ情報総研がテスト工程の自動化により
システム開発プロセスを革新

みずほ情報総研株式会社

お客様事例

みずほ情報総研株式会社
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HP QuickTest Professional Softwareによるテスト自動化で、金融系システムの構築期間とコストを大幅に削減。

「金融システム開発の効率向上と開発期間の短縮のために、テスト工程の見直しが不可欠でした。今回はQTPによってそのテスト工程にメスを入れることができました。」

みずほ情報総研株式会社
銀行システムグループ
共通インフラ事業部第3部次長
板東 克昌 氏
お客様背景
ソリューション
効果と今後の展望
会社概要
PDF(1.13MB)

目的

開発期間の約半分を占めるテスト工程に自動化ツールを導入することで、開発コストの削減と開発期間の短縮をはかった。さらに、ここで得られたテストプロセス改善ノウハウを元に日本ヒューレット・パッカードと協業し、テスト自動化・最適化のためのソリューションビジネスへ発展させた。

アプローチ

当初から数多くのシステム案件にテスト自動化ツールを適用。導入効果の最大化をはかるとともに、最適な適用分野を見定めていった。




導入効果

結合テスト、システムテスト、回帰テストの期間短縮
結合テスト、システムテスト、回帰テストの品質向上
テストプロセスの標準化

ビジネスへの効果

サービス提供の迅速化
システム開発コストの削減
サービス品質の向上
ソリューションビジネスへの展開



お客様背景

自動化による「絶大な効果」を求めて

みずほ情報総研は、みずほフィナンシャルグループのIT戦略を支えるシステムインテグレーターである。グループ各社の膨大な数の金融系システムの構築を一手に担うとともに、そのノウハウをもとに、一般法人顧客へのソリューション提供、コンサルティングも積極的に展開している。

今回、みずほ情報総研は、機能テストの自動化ツールの導入によるテスト工程の刷新を断行した。多岐に渡る金融系システムを対象とするこの大プロジェクトを推進したのは、銀行システムグループ共通インフラ事業部第3部である。まず、同部の板東克昌次長にその背景を伺おう。

役職氏名
みずほ情報総研株式会社
銀行システムグループ
共通インフラ事業部第3部
次長
板東 克昌 氏

「金融システム開発の効率向上と開発期間の短縮のために、テスト工程の見直しが不可欠だったのです」

金融分野では大規模システムの開発が多い。当然、テストの内容も大規模になる。また制度対応のためのシステム変更もつきもので、その都度テストが必要になる。様々なシステムが複雑に連携しているため、そのシステム変更が他のシステムに及ぼす影響をチェックするリグレッションテストも行なわなければならない。さらに近年は、顧客自身が取引を行うチャネル系が発達し、多様な操作ミスを想定したテストも求められている。金融分野におけるテスト工程の比重は、一般のシステム開発以上に大きいのである。テストに要する期間は最低でも半年、開発期間の半分を越えることも少なくなかったという。

「テスト作業の自動化で、この状況を刷新したい。これが私たちの課題でした」

システム開発の他のフェーズには様々な手法が導入されてきたが、テスト作業はいまだに人手作業のままだった。これを自動化すれば、絶大な効果が見込める。例えばコスト削減。数千人のスタッフが働くなかでテスト期間を1ヶ月短縮できれば数十億円のコスト削減につながる。さらに、スピーディーなサービス提供。テスト期間を短縮することで、新商品開発も加速できるだろう。もちろんテスト工程は、金融システムの信頼性を支える重要なステップでる。テスト自体の品質を損なうことなく、コスト削減、期間短縮が可能な自動化ツールが求められていた。

「問題は、多種多様なシステム環境でした」

みずほフィナンシャルグループ各社の社内では、長年にわたるシステム導入によって様々なシステム環境が構築されていた。クライアントサーバー、Webシステム、シンクライアントから、SAPなどのパッケージシステム環境、ホストコンピュータのクライアント環境など多岐に渡り、それに加えて使用しているOSやブラウザなどのバージョンも複数存在するため、その種類は膨大だった。

「これらの環境に対応できるツールは、一つだけでした」
HP QuickTest Professional Software(以下QTP)である。



ソリューション

多数の案件に一気に適用

QTPの魅力は、対応環境の広さだけではない。板東次長はツールとしてのシンプルなコンセプトも、大きなメリットだったという。

「開発のルールを変えないと使えないツールも多いのですが、QTPは今の作業をそのまま置き換えてくれるのです」

数千人のスタッフが働く開発現場では、今までのやり方を簡単に変える訳にはいかない。人間が画面の中で繰り返していた様々な入力や操作をそのまま自動化できるQTPなら、現場に大きな負担をかけることなく、スムーズに導入できる。

さらに、信頼性。QTPは、海外では金融システムをはじめ、ミッションクリティカルな領域で数多く使われている。テスト工程の品質確保のためには、実績に裏付けされたこの信頼性は必須だったという。テスト結果の証跡が文書として残る点も評価された。

「導入にあたっては、当初から数多くのシステム案件にQTPを適用しようと考えました」

スモールスタートは念頭になかったと板東次長は語る。QTPは、アプリケーションに対するGUI操作をスクリプトとして記録。そのスクリプトとパラメータ化した入力値を組み合わせることで、複雑なパターンの反復テストを自動化するツールである。その自動化の成果が最も顕著なのは、一度作ったスクリプトを何度も使用するケースだ。大部分のシステムは年1回程度のシステム更新のときにしかこの成果を享受することができない。しかし、数多くのシステムにQTPを適用すれば、開発チーム全体で目に見える導入効果が期待できるという。

「さらに開発現場に対しては、このツールの使用を強制することにしました」

既存の開発手順を変えたくないという思いが現場にはある。その中でツールを普及させるには、ある程度の強制が必要だと、板東次長はいう。それにより成果が挙がっていけば、自ずと現場の意識も変わっていくだろう。

2010年5月、QTP導入に向けた準備作業が本格的にスタートした。

システム開発におけるテスト自動化・最適化ソリューション

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現場支援の仕組みを社内に構築

まず、最初に行われたのは、QTPが適用できそうなシステムのリストアップだった。作業にあたった共通インフラ事業部第3部 技術支援チーム システムコンサルタントの木村孝氏はその基準を語る。

役職氏名
みずほ情報総研株式会社
銀行システムグループ
共通インフラ事業部第3部
技術支援チーム
システムコンサルタント
木村 孝 氏

「Web系をはじめとする画面によるテストがあるシステムで、クライアント環境がQTPの稼働条件を満たすシステムを机上にて選定しました」

リストアップされた約90システムのうち80システムで、QTPの稼働が確認され、以後これらのシステムの機能テストは、QTPで行うこととされた。

「ツールは使ってみないことには便利さなどが分かりません。あとは、現場のスタッフに実際の機能テストに適用してもらうことで、効果があがる領域を見定めていこうと考えたのです」

QTP使用にあたっての現場支援の社内整備が課題だったと木村氏はいう。
「ひとつのツールを長く使っていくためには、当社の環境やテスト方法を理解した上での現場支援ができなければいけないのです」

当初HPのコンサルタントが、みずほ情報総研のスタッフに教育を実施。リストアップした約90システムの稼働確認をHPのコンサルタントと共同で行うことを通じて、わずか6ヶ月でQTPに関する技術移転が完了したという。稼働確認と並行して、みずほ情報総研社内に、独自の教育体制、ヘルプデスク、掲示板などが展開され、社内スタッフに対する教育、支援体制が構築された。

充実した現場支援のしくみの中で、様々なテストにQTPが使われていった。




効果と今後の展望

さらなる効果に期待

今までに、40〜50案件の機能テストでQTPが使用されている。利用者は延べ400名にのぼるという。一部ではQTPのスクリプト機能を駆使して、複雑な条件分岐を伴うスクリプトを作ったスタッフもいるとのこと。しかし、まだ具体的な導入効果が挙がる段階ではないと板東次長は語る。

「どの案件もまだ初回のスクリプトを作った段階です。来年以降、今回のスクリプトが再利用されるようになれば、目に見える効果が得られるでしょう」

しかし、木村氏によると開発現場からは、次のような報告もあがってきている。
「従来のテストは、単純作業のうえ入力ミスも許されませんでした。これはテスト担当者にとってはかなりの精神的負担で、それから解放されたことが大きな効果です」

一方現場の管理者にとっては、テストにおける属人性を排除できたことが、大きなメリットだという。個人の技量に左右されることなく、一定の品質のシステムテストが可能になった。前回のテストを実施したスタッフが異動しても、対応できるようになったという。

意外な効果も挙がっている。例えば、旧システムから新システムへのデータ移行での利用。旧システムから抽出したデータを、QTPを利用して新システムに自動入力するという使い方である。いわば、オペレーションの自動化だ。

「従来は、データ移行用の専用プログラムを作成していたのですが、QTPを利用することでその手間が削減できました。さらに画面上でデータの不備や整合性をチェックすることができ、データ精度の向上にもつながっています」(板東次長)

このような使い方は、拠点の新設などに伴う数千人規模のID登録作業の自動化にも威力を発揮しているという。

システム開発を革新する
役職氏名
みずほ情報総研株式会社
金融ソリューション第3部
部長
宮田 隆司 氏
役職氏名
みずほ情報総研株式会社
金融ソリューション第3部
第1チーム 上席課長
眞子 功 氏

みずほ情報総研の今回QTP導入は、新たなソリューションビジネスをも生み出した。自らの経験を活かしたみずほ情報総研のテストプロセス改善ノウハウと日本ヒューレット・パッカードが提供する先進ツールを組み合わせた「テスト自動化・最適化ソリューション」である。

みずほ情報総研金融ソリューション第3部の宮田隆司部長に、この協業の持つ意味をお聞きしよう。
「私たちが目指しているのは、IT業界全体のパラダイムシフトにつながるソリューションです。そのためにシステム開発の革新につながるさまざまな手法を一気に普及させたい。この大きな波を起こすためには、ミッションクリティカルシステムのテスト工程改善の先駆者であるみずほ情報総研と、テストツールのトップベンダーであるHPはベストパートナーなのです」

提供されるサービスは、統合的なテストマネジメントを実現するHP Quality Centerを利用したテスト工程全体コンサルティングから、QTPによる機能テスト改善コンサルティング、HP LoadRunnerに基づく性能・負荷テスト改善コンサルティング、ソースコード解析ツールHP Fortifyを活用したソースコード品質・セキュリティ問題チェックサービスまで、テスト工程すべてを網羅する。

「先進のテストツールとテスト工程改善のための実践的な方法論を同時に提供することで、お客様には確実な改善効果をお届けしたいと考えています」
と、金融ソリューション第3部第1チーム上席課長眞子功氏は、語る。

さらにみずほ情報総研は、HPとのSVI契約に基づき、導入支援からトレーニング、保守サービスまでも一元的に提供するとのことである。

最後に板東次長から一言いただこう。
「今回は、QTPによってテスト工程にメスを入れることができました。しかし、我々が最終的に目指しているのは、すべての工程でのコスト削減であり、期間短縮です。今回の試みは、工程全体の見直しへのきっかけになったと思います。さらなる効率化に向けて進化していくためのパートナーとしてHPには、さらに期待しています」



会社概要

みずほ情報総研株式会社
所在地: 東京都千代田区神田錦町2-3
代表取締役社長: 井上 直美
資本金: 16億2,750万円
社員数: 約4,500名
事業内容: コンサルティング、システムインテグレーション、アウトソーシング
URL: http://www.mizuho-ir.co.jp/このリンクをクリックすると、HP社外へリンクします。

事例キーワード

業種: 金融
  HP QuickTest Professional Software


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