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ブロードバンド・ビジネス導入事例

株式会社メディアシーク

導入事例

株式会社メディアシーク
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携帯コンテンツ配信企業がブロードバンドに参入
子供向けキャラクターと破格の価格設定で新境地を拓く

携帯電話向けコンテンツ配信企業として数々のサイトを成功させてきたメディアシークが、ブロードバンド・コンテンツの配信に参入した。そのコンテンツ名は『おジャ魔女どれみドッカ〜ン!あそんでどれみ♪』。女児に圧倒的な人気を誇る『おジャ魔女どれみドッカ〜ン!』のキャラクターと遊ぶことで、自然にパソコンの使い方をマスターできるエデュテイメント*である。企画制作をキャラクターの版権を持つ東映アニメーション、サイト運営をメディアシーク、コンテンツ配信と課金は提携ISPが担当。パートナシップの積極的な活用によってサービスを実現した。システム面は「HP mobile e-services bazaar」プログラムを活用。HP ProLiant DLシリーズがコンテンツ配信(Web)サーバとして利用されている。
*教育(エデュケーション)と楽しむ(エンターテイメント)からできた言葉。
ビジネスの背景
システムの課題
システムの構築
会社概要
PDF(332KB)
株式会社メディアシーク

事例キーワード

製品: HP ProLiant
業種: 流通・サービス業/インターネット関連サービス
ソリューション: インターネット・サーバ

ビジネスの背景

ブロードバンドの普及に伴い急速に増大する子供のユーザー

ブロードバンド・ネットワークが普及すると共に、インターネットのユーザー層にも大きな変化が起こり始めている。以前は20〜30代の男性ユーザーが圧倒的に多かったが、最近では家族ぐるみでインターネットを使うケースが増えているのだ。ブロードバンド回線を家庭内LANに接続し、複数のパソコンで利用するといった使い方も、現在ではすでに珍しいものではない。当然ながら家庭内におけるインターネット・ユーザーも、大人だけではなく子供にまで広がりつつある。

子供によるインターネット活用は、学校においても活発化している。文部科学省がまとめた2002年3月末時点での情報教育の実態調査によれば、すでに小学校の97.2%がインターネットに接続されており、中学校ではその数字が99.2%に達しているという。すでにほぼ全ての学校がインターネットに接続されているといってもいい状況なのだ。1校あたりのコンピュータ設置台数も、小学校が20.7台、中学校が38.7台となっており、いずれも前年に比べて増大している。インターネットに接続されたコンピュータを情報教育の教材として活用する学校も少なくない。

このような状況の中でニーズが高まりつつあるのが、子供向けコンテンツの充実である。教育用コンテンツの整備はもちろんのこと、子供に興味を持って接してもらえるコンテンツをいかに増やしていくかは、情報リテラシーを身につけた次世代の人材を育てる上で、重要な意味を持つ。これまでインターネット上のコンテンツといえば、大人向けのものが圧倒的に多かった。しかしこれからは、子供が楽しめるコンテンツをどれだけ用意できるかが、家庭内ユーザーのアテンションを引きつける重要な要素になるはずだ。

このようなニーズに応えるコンテンツとして登場したのが、『おジャ魔女どれみドッカ〜ン!あそんでどれみ♪』である。これは3〜8歳の女児を中心に爆発的な人気を誇る人気TVアニメーション『おジャ魔女どれみドッカ〜ン!』のキャラクターを使用した、ブロードバンド向けの有料エデュテイメント。ブロードバンドエンターテイメントに積極的に力を入れている東映アニメーションが企画制作、メディアシークがサービス運営を担当し、月額300円で2002年7月から配信が開始されたのである。


システムの課題

携帯向けコンテンツ配信企業がブロードバンドの世界に参入

西尾 直紀氏
  株式会社メディアシーク
代表取締役社長
西尾 直紀氏
『おジャ魔女どれみドッカ〜ン!あそんでどれみ♪』は、東映アニメーションが初めて本格的に取り組む“幼児知育サービス”である。そしてそれと同時にサービス運営を担当するメディアシークにとっても、最初のブロードバンド向けコンテンツ配信となる。

もともとメディアシークは携帯電話向けのコンテンツ配信を手がけてきた企業。女性向けサイトの草分けとして知られる『f-mode』(2000年9月スタート)や、釣りファン向けのサイトである『爆釣チャンネル』、着信メロディサイト『remix4U』などの企画・システム構築・運用を行ってきた。その一方でシステム・コンサルティングやシステム・インテグレーションも行っており、京成電鉄のスカイライナーのi-mode予約システムを構築する等、この分野でも実力派IT企業として活躍している。

それではなぜ、ブロードバンド・コンテンツの分野に参入したのか。株式会社メディアシークで代表取締役を務める西尾氏は、その理由を「今のブロードバンドの動きがi-modeの立ち上がりとよく似ているから」と説明する。今後短期間で爆発的な広がりを見せる分野であり、非常に大きなビジネス・チャンスがあるのだというのだ。

もちろんいくらチャンスのある分野とはいえ、闇雲に参入しても勝算は得られない。西尾社長が着目したのは、コンテンツ・ビジネスでは“キャラクターが強い”というこれまでの経験と、ビジネス・ターゲットとしての“子供の可能性”だった。携帯向けのコンテンツ・サービスを手がけてきたメディアシークにとって、これまでのメイン・ターゲットはあくまでも大人達。しかしある程度の年齢層に達した大人達の周りには、家族や子供という潜在的な顧客が存在する。この潜在顧客を顕在化させることで、市場が爆発的に拡大する可能性があるというのだ。

「すでにブロードバンドの“チャンネル権”は、TVと同じように子供が握りつつある」と西尾氏。「このターゲットにいかにアプローチしていくかは、これからのネットビジネスを成功させる重要な鍵になるはずです」

主婦層を視野に格安の価格設定
課金はISPとの提携で実現


舘 三希子氏
  株式会社メディアシーク
メディアイノベーション部
舘 三希子氏
戸次 邦仁氏
  株式会社メディアシーク
メディアイノベーション部
マネージャー
戸次 邦仁氏
現在の『おジャ魔女どれみドッカ〜ン!あそんでどれみ♪』には、大きく5種類のメニューが用意されている。『おジャ魔女どれみドッカ〜ン!』の人気キャラクターにマウス操作で服を着せる『きせかえ』、キャラクターの線画にパレットから色を選んで塗る『ぬりえ』、数字を順番にマウスで選ぶと画面に隠れているものが見つかる『すうじあそび』、サイコロに描かれた絵が何かを選び出す『さいころ』、そしてバラバラのピースを組み合わせて元の絵を再現する『パズル』である。それぞれのメニューを完成させるとご褒美として、『おジャ魔女どれみドッカ〜ン!あそんでどれみ♪』のために書き下ろしたオリジナル・イラスト付きの日記帳やスケジュール帳が印刷できるようになっている。

「サイトの運営で気を遣っているのは、こまめにコンテンツを更新することですね」というのは、メディアシークでこのサイトの運営を担当している、メディアイノベーション部の舘氏だ。現在提供しているメニューはMacromedia Flashで制作されており、インタラクティブ性が高いため何度も楽しむことができる。しかし長期間にわたってコンテンツが変わらないと、ユーザーが飽きてしまうのだというのである。「継続的にアクセスしてもらうには、飽きがこないようにする必要があります。そのため毎週のようにコンテンツの内容を更新しています」

有料コンテンツでユーザーを集めるには、価格設定も重要なポイントになる。特に日本人は無形のコンテンツにお金を払うという文化がまだ定着していない。いくら価値のあるコンテンツでも、ユーザーが“出してもいい”と思える価格でなければ、ビジネスとして成立しないのだ。

メディアシークでメディアイノベーション部マネージャーを務める戸次氏は「現在ブロードバンドで提供されている有料コンテンツは月額800円程度が一般的」と指摘する。しかしこの価格は、従来のインターネット・ユーザーである20〜30代の男性をターゲットにしたものだという。「子供をターゲットにした場合、財布のひもを握るのは主婦層になります。主婦層にとって800円は高すぎる。私どもが設定した300円という価格は子供向けのぬりえ帳と同じ価格設定であり、ブロードバンド・コンテンツでは破格だといえるでしょう」

さらにインターネット上での有料コンテンツの配信では、課金をどのように行うかという課題も解決しておく必要がある。メディアシークはISPと提携することでこの課題を解決。日本テレコムのODNブロードバンドサービス、KDDIのDIONブロードバンドサービス、ニフティの@nifty、goo、AII等、会員を特定できるISPにコンテンツを提供し、課金業務を任せている。「このサイトは1社だけではなく、複数の企業によるパートナシップで実現できました。このようなパートナシップの活用は、今後も積極的に行っていきたいと考えています」(西尾氏)

システムの構築

サーバはHP ProLiant DLシリーズを採用
コストパフォーマンスを高く評価

サイトを運営するにはコンテンツを配信するためのサーバも必要だ。メディアシークではこのサーバに、HP ProLiant DLシリーズを採用。その上でLinuxとApacheを動かしコンテンツ配信(Web)サーバとして活用している。

「HPを採用した最大の理由は製品を格安で入手できるから」と戸次氏は説明する。HPでは「HP mobile e-services bazaar」と呼ばれるプログラムが実施されており、モバイル・インターネット分野における優れたビジョンや斬新な技術を持ったパートナ企業の交流を支援している。メディアシークもこのパートナ企業の1社であり、パートナシップに基づいた価格でHPサーバを購入できたのである。もちろんHPサーバを選択した理由は価格だけではない。HPならではの信頼性の高さや、ProLiant DLシリーズのパフォーマンス・デンシティの高さも、重要な評価ポイントであることはいうまでもない。

図:システム概要図
  図:システム概要図
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メディアシークにとって『おジャ魔女どれみドッカ〜ン!あそんでどれみ♪』は、ブロードバンド・コンテンツ市場における最初の一歩である。「他の同種のコンテンツに比べて人気も上々」と戸次氏がいうように、この取り組みは着実な成功を収めつつあるといえるだろう。次のステップとして視野に入っているのは海外展開だ。アニメーションのキャラクターというコンテンツの選定も“国際的に通用するもの”という観点から行われたという。

ブロードバンド・コンテンツの世界で、今後メディアシークがどのようなチャレンジを見せてくれるのか。これからも目を離すことができないといえるだろう。


株式会社メディアシーク 会社概要

所在地: 東京都港区麻布台2-3-5
代表取締役社長: 西尾 直紀
資本金: 5億7984万円
設立: 2000年(平成12年)
事業内容: 携帯電話向け情報・コンテンツ配信業務、携帯電話向け顧客管理サービス、携帯電話向け広告・マーケティングサービス、情報・コンテンツ配信ビジネスコンサルテーション、メディアミックス情報・コンテンツ配信業務。
URL: http://www.mediaseek.co.jp/

  本ページに記載されている情報は2003年1月時点のものになります。
閲覧される時点で変更されている可能性がありますので、予めご了承下さい。
 
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