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HP BladeSystemと直流電源ソリューション導入事例

九州産業大学 総合情報基盤センター

導入事例

九州産業大学 総合情報基盤センター
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九州産業大学 総合情報基盤センターは、教育・研究環境のさらなる向上をめざして新教育研究システムを構築した。学生や教職員に対して安全かつ高信頼のサービス提供を実現するシステムインフラとして採用されたのがHP BladeSystemだ。また、同システムに電源供給するNTTファシリティーズの直流給電システム(以下DC POWER)は、信頼性の高い電源環境を実現するとともに、消費電力30%削減などシステムの省エネに大きく貢献している。
お客様のチャレンジ
HPのソリューション
ビジネスベネフィット
概要
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事例キーワード

業種: 教育機関
ソリューション: ITコンソリデーションマネジメント
製品: HP ProLiant BL20p
ソフトウェア: HP Systems Insight ManagerHP ProLiant Essentials

お客様のチャレンジ

九州産業大学 総合情報基盤センター所長 工学部教授 大学院工学研究科教授 工学博士 藤本孝 氏
九州産業大学
総合情報基盤センター所長
工学部教授
大学院工学研究科教授
工学博士
藤本孝 氏
1960年4月に開学した九州産業大学は、社会科学系・理工学系・芸術系など8学部を擁し、福岡市東区の広大なキャンパスに約1万3,000名の学生が学ぶ。同大学は「産業と大学は、車の両輪のように一体となって、時々の社会のニーズを満たすべきである」とする建学の理想「産学一如」を掲げ、知識社会化・グローバル化が急速に進む現代社会に対応できる、産業界に直結した優れた人材の育成をめざしている。その理想の下、高度情報化社会を支える人材育成のために、専門分野の知識・技能の修得、情報技術のレベルアップに向けた情報リテラシー向上の一翼を担っているのが、総合情報基盤センターである。「センターは、教育の情報化、情報教育、学術研究、事務処理の効率化を支援することを目的とし、学内の共同利用施設として学生や教職員に有効に活用してもらうための情報基盤を提供しています」。総合情報基盤センター所長の藤本孝氏(工学部教授)は同センターの使命をこう述べる。

総合情報基盤センターの業務は、学術情報ネットワーク「KIND」および、教育・研究用各種システムの運用、事務システムの開発・運用支援サポートなどシステムの運用管理にかかわる業務から、ソフトウェア講習会や各種情報処理資格取得講座の開講、高等学校教師を対象とした講習会、地域の子供たちや社会人向けの各種講習会の実施など幅広い。「我々の使命は『産学一如』という建学の理想の実現に向けて、学生や教職員に対してより良いサービスを提供すること、より安全に使えるシステム環境を整備すること。そのために、システムの運用管理に対する負荷をできるだけ軽減して、本来のサービス業務に力を注ぐことのできる運用性の高いシステム基盤の整備に取り組んでいます」(総合情報基盤センター事務部長岡田清之氏)と述べ、2004年度からの短・中期計画のなかで、KINDネットワーク、教育研究システム、事務情報システムの更新を実施している。その新教育研究システムの刷新において導入されたのが、HP BladeSystemとNTTファシリティーズのDC POWERである。

HPのソリューション

九州産業大学 総合情報基盤センター 事務部長 岡田清之 氏
九州産業大学
総合情報基盤センター
事務部長
岡田清之 氏
九州産業大学では教育研究システムの更新にあたり、1年間をかけて導入検討委員会で基本構想をまとめ、要件仕様を策定。その後、学校法人中村産業学園情報システム委員会に諮られ、さらに1年間の機種選定委員会で検討が行われた。

その基本構想と導入のねらいは、(1)教育環境の向上、(2)障害者への対応、(3)研究環境の向上、(4)パソコン台数、教室のパーティション、教室数の追加、(5)場所・時間を選ばないソフトウェア環境の充実、(6)セキュリティ強化と認証の統合、(7)環境に優しいシステム、という7項目を柱としている。

これらを踏まえた具体的なシステム要件としては、主要サーバの冗長化と迅速な復旧を可能にするシステム環境の実現、およびサーバの台数増加に伴う設置スペースの増大の回避と消費電力の抑制、変化する利用負荷への対応などがあった。というのも、以前の教育研究システム環境は、DNSサーバやメールサーバ、認証サーバなど主要な機能はバックアップシステムを備えていたものの、障害が発生すると手動で切り替える必要があったために数十分、場合によっては数時間のサービス停止を余儀なくされていたという課題があった。また、DNSやディレクトリ、メールなどのサービスを1台の大規模サーバに集約していたため、障害が発生すると影響が他のサービスにも及ぶリスクを抱えていた。そのため、サービス向上のために機能を分散し、かつ主要サーバを二重化することが要件の1つだった。また、機能分散と二重化に加え、場所・時間を選ばないソフトウェア環境の充実をはかるためにアプリケーションサーバなどを新規に導入すると、サーバの台数は大幅に増加する。それによってサーバ設置スペースは増大し、消費電力も増えることが予想されるとともに、運用管理の負荷が増大することも大きな課題だった。

障害対応力と運用管理性の向上を実現するHP BladeSystem

こうした要件と課題を解決するため、システム更新のコンペに参加した住商情報システム(SCS)は、学生に対するサービス継続を確保するために障害が起きにくいシステム、起きた際には迅速に復旧できるシステムをめざして、「HP BladeSystem」によるサーバ統合を提案した。導入されたのは、64ビットインテル® Xeon®プロセッサ2基を搭載したブレード型サーバHP ProLiant BL20pG3が40台で構成されるHP BladeSystem。これらのサーバブレードにDNS/メール、Webメール、Proxy、LDAP、e-Learning/データベース、統合認証など15機能以上のサーバを集約した。このうち、メール/DNSサーバ、LDAPサーバ、アプリケーションサーバなど主要な5サーバは2基ずつのサーバブレードに配置、負荷分散装置の配下で冗長構成にして耐障害性を高めた。

また、高い運用管理性と迅速な障害復旧という観点で、システムの導入から、配備・展開、運用までをトータル的に支援する管理ソフトウェア群「HP ProLiant Essentialsソフトウェア」を用いることによって、40台のブレード型サーバで構成されたHPBladeSystemを最適化できることも提案した大きな理由である。例えば、HP Systems Insight Manager (SIM)では、HP BladeSystem全体にわたって共通の障害やパフォーマンスの監視、構成や資産管理をすることができ、サーバブレード単位、エンクロージャ単位などで稼動状況をビジュアルに表示し、システム運用担当者の管理効率を向上させる。また、HP BladeSystemは内蔵Lights-Out(iLO)というリモート操作機能を持ち、サーバルームの外からでも各サーバブレードの電源のオン/オフ、起動画面の確認、BIOSの設定など、様々な管理や操作をiLOの画面を通して行える。

さらに、迅速な障害復旧を可能にするという目的でRapid Deployment Pack(RDP)を導入。SIMによってサーバブレードの障害が検知されたら、管理者は予備のサーバブレードと差し換えるだけで、RDPが故障したサーバブレードのOSおよびアプリケーションイメージを自動配布するため、容易かつ素早くサービスを復旧することができる。

「HP BladeSystemは、信頼と実績の高いブレード型サーバであることに加え、そうしたHP BladeSystemに最適化された管理ソフトウェア群がそろっており、学生に対するサービス向上と高い運用管理性という九州産業大学様の要件を満たすことができると判断しました」。住商情報システム九州支社営業部営業第2チーム課長代理南部圭氏は、HP BladeSystem提案の動機をこう述べる。

省エネを考慮したDC POWERの導入

また、HP BladeSystemは直流電源をサポートし、高信頼・高効率の直流電源(DC)ソリューションを活用できる点も提案の大きな動機だった。一般的にIT機器は、そのほとんどが交流電源(AC)を入力としているが、CPUの動作電源は直流であるため、現状のサーバの電源システムでは、AC→DC→AC→DCと3段階の変換を行っている。そのため、変換部での損失が発生し、電源供給系全体で損失が大きく無駄な電力が消費されることになる。サーバへの電源供給を直流化すれば、AC/DC変換部が少なくなり、ロス電力や発熱の低減、ひいては故障率の低減につなげることができる。

日本ヒューレット・パッカードとNTTファシリティーズはサーバシステム環境構築で協業しており、特にHP BladeSystemの電源環境ソリューションとして、DC POWERを提供している。NTTファシリティーズが開発した、従来の通信用電源では対応していなかったシャットダウン可能なDC POWER「FR-IP600-S」と一緒に提案することは、九州産業大学から提示された“環境にやさしい高信頼性システム”という要件に合致するものだった。
導入された直流電源システムは、N+1ユニット構成で総容量14.4kWを供給。約10分間の電源バックアップを可能にするバッテリを有している。

機種選定委員会で住商情報システムの提案が最終的に採用された背景には、HP BladeSystemによるサーバ統合と、この環境を考慮した直流電源ソリューションが大きなポイントになった。「主要なサービスを冗長化することによってサービスの信頼性を高めること、障害が起きたときに迅速にサービスが復旧できることは、学生や教職員に、より良いサービスを提供するための必須要件。同様に、高レベルのサービスを提供していくためには、高い運用管理性が求められます。そうした要件を満足させるサーバ統合ソリューションとして、私自身もブレード型サーバの有効性は認識していました。一方、DC POWERは通信業界で古くから採用されており、その信頼性の高さも理解していました。HP BladeSystemと直流電源ソリューションという提案は、サービスレベルの維持・向上を実現できるブレードソリューションと省エネ、地球環境を考慮した提案であり、機種選定委員会の多くの委員が関心を抱くとともに高く評価したのではないか」(岡田氏)と強調する。

HP BladeSystemと直流電源ソリューション

ビジネスベネフィット

(DCPOWER)「FR-IP600-S」
サービスレベルと運用管理性の向上、電源の高効率・低コストで環境保護に貢献する「HP BladeSystem」と直流給電システム(DCPOWER)「FR-IP600-S」
HP BladeSystemによってDNSやメールシステム、アプリケーションサーバなど主要サーバを二重化したこと、障害時に予備サーバブレードがリカバリするなど障害復旧対策を講じることができたこと、あるいはユーザ利用ピーク時に余剰リソースを効率的に活用できる柔軟なサーバ構成を実現したことなどにより、新教育研究システムのサービスレベルは格段に向上した。また、ブレード型サーバとSIMやRDPといったHP ProLiant Essentialsソフトウェア製品によって、センター事務室および住商情報システムの常駐SEの運用管理性も以前とは比較にならないほど高まったという。

「運用管理の迅速化と効率化が可能になったことにより、システム環境の維持以外のサービス提供にリソースを注げるようになりました。我々の業務はシステム基盤を提供するサービスだけでなく、ソフトウェア講習会や各種情報処理資格の取得をサポートする講座の開催、高等学校教師を対象とした講習会、地域の子供たちに向けたブロードバンド体験学習や社会人向けのコンピュータ講座の開催など、さまざまなサービスを提供していくことも重要な業務であり、システム運用管理の負荷が軽減されたことは、人材育成という観点でわれわれがさらに貢献できる環境が実現できました」(岡田氏)と、HP BladeSystem導入の効果が、幅広い意味でのより良いサービスの提供に大きく貢献できるという期待を高めたことを強調する。

また、総合情報基盤センターでは、紙資源の有効活用のために学生のプリンタ出力枚数を管理するなど環境保護に配慮した施策をとっている。DC POWERとHP BladeSystemの導入は、消費電力と発熱量の約30%削減を実現するなど、高機能、高効率化と共に、環境にやさしいシステム基盤の構築に成功した。

高付加価値を提供できるHP BladeSystem

住商情報システム株式会社 九州支社技術部部長付 泉日出俊 氏
住商情報システム株式会社
九州支社技術部部長付
泉日出俊 氏
「サービス向上を実現するための冗長化という点で、いかにコストに見合った冗長化が可能であるかという視点でシステム提案を検討しました。そのソリューションとしてブレード型サーバを当初から想定しましたが、HP BladeSystemを提案した最大のポイントは、低コストでの冗長化が可能であった点です。一般的に高可用性システムを考えたとき、2倍以上のコストをかけたクラスタリングシステム、あるいは高価なノンストップ型サーバの導入など大きな投資を必要とします。しかし、止めることができないサービスであるが、大きなコストを投資してまで冗長化できないサービスもあります。HP BladeSystemは、負荷分散装置との組み合わせで必要なサービスだけを容易に、かつコストに見合った冗長化システムを実現できる優位性があります。また、将来的に新たなサービスを提供していくときに、ハードウェアの拡張性に加え、HP BladeSystemに最適化された仮想化ソリューションもあり、それらの技術を活用することによって付加価値の高いインフラを構築できると判断しました」


住商情報システム株式会社 九州支社営業部 営業第2チーム課長代理 南部圭 氏
住商情報システム株式会社
九州支社営業部
営業第2チーム課長代理
南部圭 氏
「新教育研究システムにおいて、九州産業大学様がわれわれソリューションベンダに求められたことは、単なるシステム更新ではなく、“目玉となる提案”でした。つまり、総合情報基盤センター様にどのようなベネフィットをもたらしてくれるかということです。サービスの向上という視点で見ると、コモディティ化したハードウェアにそのベネフィットを求めることは難しくなっているのが現状です。そうした背景の中でHP BladeSystemは、ブレード型サーバというコストパフォーマンスの優位性だけでなく、管理ソフトウェア群による管理性の高さ、コスト性、耐障害性などを提供でき、投資効率の高い柔軟なIT基盤の構築を実現できる付加価値の高いソリューションであると考えています。その優位性が“目玉となる提案”になると確信したことが、HP BladeSystemを推した最大の理由です」


お客様のチャレンジ

HPの提供ソリューション

結果

  • 教育・研究環境のさらなる進化をめざした教育・研究システムの再構築
  • サービス向上を実現する主要サービスの冗長化
  • サーバ集約による運用管理性の向上
  • HPBladeSystemによるサーバ集約と主要サービスの冗長化
  • HP Systems Insight Manager(SIM)を代表とするHP ProLiant EssentialsソフトウェアによるHP BladeSystemの運用管理性の向上
  • SIMとRapid Deployment Pack(RDP)による迅速な障害復旧とその自動化
  • 環境を考慮した直流給電システム(DC POWER)の導入
  • DNSやメールシステム、アプリケーションサーバなど主要サーバの二重化によってサービスレベルが向上
  • HP BladeSystemと管理ソフトウェアによる運用管理性の向上
  • システム運用管理の負荷軽減により、人材育成などへのリソース注力
  • 消費電力と発熱量の約30%削減など、環境にやさしいシステム基盤構築を実現

概要

九州産業大学
所在地: 福岡市東区松香台2-3-1
学長: 佐護 譽
開校: 1960年(昭和35年)
設置: 九州産業大学総合情報基盤センター
URL: http://www.ip.kyusan-u.ac.jp/index.html

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