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クラウドコンピューティング参入でHP サーバーを採用

KVH 株式会社

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クラウドサービスでグローバル展開を目指す戦略的ビジネスパートナーとしてHP を評価

通信/IT マネジメント事業のKVH は2010 年6 月1 日からIaaS、 PaaS を開始。HP ProLiant DL360 でサーバー群を構成、高可用性と 拡張性を両立したクラウドプラットフォームを構築した。
お客様背景
ソリューション
効果と今後の展望
会社概要
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KVH 株式会社

顧客ビジネス概要&課題

顧客のチャレンジ

データセンター、ネットワークといった既存自社インフラをベースに、顧客企業に安全かつ柔軟性の高いクラウドコンピューティングを訴求
急速に市場拡大するクラウドコンピューティングで顧客にコストメリットをアピールするとともに自社の管理負担軽減とグリーンIT を実現
クラウドコンピューティングが普及する中で、既存のインフラをベースに、より信頼性、柔軟性の高いサービスで他社のクラウドサービスと差別化を図る
アジア地域の拠点としてサービスを拡大しアジア市場をリードするクラウド事業者を目指す

HP のソリューション

ビジネスベネフィット

ラックマウント型サーバー「HP ProLiant DL360」
管理システム「HP Integrated Lights-Out (iLO)」
iLOを活用して完全自動のノータッチ・プロビジョニング・システムを構築し、付加価値の高いクラウドサービスを提供
柔軟なIT インフラ環境を提供できる自社のデータセンターおよびネットワークを使った信頼性と安全性の高いサービス

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お客様背景

世界的に市場が拡大するクラウドコンピューティングに参入

KVH は、米国フィデリティ投信グループのプライベートエクイティ部門により、通信/ IT マネジメント事業のアジア拠点として1999 年に東京を本社に設立されたIT サービス企業。法人顧客を対象に自社ネットワークとデータセンターのインフラを活用して、通信/IT マネジメント事業を展開している。
KVH が他のアウトソーサーと異なるのは、独自のデータセンターに加えて光ファイバー網によるネットワーク・サービスを提供していること、サポートは24 時間365 日、日英バイリンガルで提供していることだろう。このインフラをベースにして、企業のIT インフラの運用管理・保守をサポートするIT マネジメント・サービスを、ネットワーク、セキュリティ、サーバー、ストレージ、メッセージング、データベースなどの分野で提供している。

KVH 株式会社 ビカシュ・モハンティ 氏
マネージド・サービスユニット
マネージド・サービスプロダクトマネージメント部 部長
ビカシュ・モハンティ 氏
そのKVH は、IT マネジメントにおける豊富な経験と信頼性、安全性の高いインフラの強みを活かし、2010 年6 月1 日から拡張性と可用性の高いクラウドコンピューティングサービスを開始した。サービスの第一弾として、コンピューティング・リソースを必要量に応じて提供する「KVH IaaS(Infrastructure as aService)」と、電子メールやドキュメント管理などの業務アプリケーションのプラットフォーム環境を提供する「KVH PaaS(Platform as a Service)」をスタートした。なによりKVH のクラウドサービスの強みは、「自社のデータセンター、ネットワーク、セキュアな環境を基盤とすることで既存の顧客セグメントに加え幅広い業種にクラウドサービスを提供できる環境が整っている」(マネージド・サービスユニット マネージド・サービスプロダクトマネージメント部のビカシュ・モハンティ部長)という点だ。

モハンティ部長は、「クラウドコンピューティングの市場は世界規模で非常に高い成長を続けている。知名度の高いサービスのほとんどが、インターネット上のパブリッククラウドであるが、KVHはそこだけをターゲットに参入するつもりはない。我々のサービスは既存のデータセンター、ネットワークといったインフラをベースにして企業のあらゆる要望に対応できる体制で提供することだ」と、KVH のノウハウと技術力を生かした独自のクラウドサービスを展開することを強調している。



プライベートクラウドだけでなく パブリッククラウドにも対応

すでに大規模サービスが一般化している欧米を中心として、日本を含むアジア地域でも普及が始まったクラウドコンピューティングは、インターネット上のサービスというイメージが強い。しかしKVH ではクラウドサービスを自社のネットワークを使ったサービスと位置づけている。もちろん「顧客の要望は幅広い。インターネット上のサービスとして活用したいというニーズもあれば、ミッションクリティカルな部分を安全な専用線サービスとして利用したいという要求もある。KVH はそうした要望に対して幅広く対応できる」(モハンティ部長)。つまりパブリッククラウドとして構築するサービスをサポートすることも可能ならば、より高度なプライベートクラウドを提供することも可能というわけだ。

クラウドプロバイダーが数多く登場してきたことで、サービス内容や品質を厳しく評価するユーザーも増えている。サービスプロバイダーによっては、データセンターや回線は他社のものを利用しており、問題発生時の障害対応に不安を抱く場合もある。しかしKVH はパブリッククラウドからプライベートクラウドまで、サーバー、回線全て自社で供給している点もユーザーの安心感に繋がる差別化である。
例えば「KVH IaaS」は、これまでKVH のサービスを活用してきた金融業界のような、なによりもセキュアな環境を求めるユーザー層に対して、自社のデータセンターやネットワークという強固なインフラを活用し高い信頼性と安全性を提供する。しかもクラウドサービスであるため、「サーバー、ストレージ、ネットワークを必要な時に、必要量に応じて自由に調達することができる完全自動のノータッチ・プロビジョニングを実現することで可用性と拡張性が高い」(モハンティ部長)サービスを構築したのが大きな特徴だ。

欧米ばかりでなく日本やアジア地域でもクラウドコンピューティングに対する関心は高まっている。とくにミッションクリティカルな領域ではプライベートクラウドが注目されている。それを提供するのが「KVH IaaS」というわけだ。もちろん金融業界や製造業など大企業だけではなく、コンテンツプロバイダーやインターネット上でサービスを提供するパブリッククラウドベースのSaaS プロバイダーのインフラとしても活用できる。
一方、同時にサービス提供を開始した「KVH PaaS」はまずキャリアクラスの各種のコミュニケーション手段を統合する「ユニファイド・コミュニケーション サービス」から提供を開始し、今後「ドキュメント・マネジメント」「デスクトップ・マネジメント」「ワークフロー・マネジメント」といったメニューを順次追加して行く計画だ。


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ソリューション

HP ラックマウントサーバー「HP ProLiant DL360」をクラウドサービス用に導入

KVH はクラウドサービスの提供開始にあたり、HP のラックマウントサーバー「HP ProLiant DL360」を選択した。HP ProLiant DL360 を選択した理由についてモハンティ部長は、「KVH は単一のベンダーに縛られない柔軟な調達を行っている」と前置きした上で、「グローバルな体制を持ち、付加価値の高いクラウド環境の構築を目指すHP はKVH にとって戦略的なパートナーと考えている。つまり目指しているゴールが同じと言うことだ。我々のクラウドサービスは、完全自動のノータッチ・プロビジョニングを標榜している。そのためには信頼性と拡張性を備えたハードであること、KVH のデータセンター側で必要だと判断したらすぐに必要なサーバーを供給できる体制を持っていること、そして顧客に最適な料金でサービスを提供するためにハードもコスト競争力が高いことを求めた」と語る。

クラウドコンピューティングを選択するユーザー企業にとっては、必要なコンピューターリソースをすぐに調達でき、信頼性と安全性、セキュアな環境で提供されることを重視する。これまでのデータセンターサービスでもHP 製品を導入してきたKVH にとって、必要な時に必要な数だけ信頼性の高いサーバーをすぐに調達できるパートナーとしてHP を重視しているということだろう。
また、管理システムには、やはりHP Integrated Lights-Out テクノロジー「iLO」を選択した。「iLO」は、HP ProLiant 上に実装され、仮想的にシステム制御を行うことでサーバーの稼働状態に影響されずネットワーク経由でのリモート管理を可能にしている。モハンティ部長は「iLO」を選択したことで、「データセンターに行かなくても日常の管理業務をウェブブラウザで実行できるため業務の効率化が図れる。とくにオープンソースで提供されている各種のウェブブラウザに対応していることが我々の利便性を高めている」と強調する。

顧客が必要とするコンピューティング環境を用意するためには、数多くのサーバーを調達し、設定も短時間で完了することが必要になる。その点でも最適化された専用の管理システムを活用することで、作業時間の短縮やサーバーの運用管理、監視といった日常業務も効率化できるというわけだ。
KVH はクラウドコンピューティングを実現するサーバーを、自社のデータセンターに置いている。そのクラウドプラットフォームは独自に開発したオペレーションサポートシステム(OSS)で一元的に管理され、高性能な自動プロビジョニング機能を提供する。顧客はデータセンターのプラットフォームを意識することなく必要とする時に、必要とするシステム環境を活用できることになる。そしてこれまでのデータセンタービジネスと同様に24 時間365 日、日本語と英語でのバイリンガル・サービスデスクのサポートを受けることもできる。


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効果と今後の展望

アジア地域を対象にクラウドサービスの拡大を狙う

KVH では、クラウドサービスについて「まず日本国内の顧客開拓から始めていく」(モハンティ部長)計画だ。クラウドサービスを計画した段階で、数社の既存顧客とパイロットプロジェクトを行った。その中で「クラウドコンピューティングに対する関心は非常に高まっている」(モハンティ部長)と判断できたという。新たにクラウドサービスを開始したのも、既存のデータセンターサービスの顧客がクラウドコンピューティングに移行する需要が高まっているからだ。
もちろんターゲットは国内の金融業界や製造業などの大手企業だけではない。「KVH ネットワークを利用したプライベートクラウドとインターネットで実現するパブリッククラウドの両面でサービス展開できる強みをKVH は持っている。顧客は目的に応じてプライベートクラウドとパブリッククラウドを使い分けてシステムを構築できる」(モハンティ部長)というように、サービス導入の応用範囲が広いことで、「アジア新興国の企業や、日本からアジアにオフショアする企業も視野に入れていく」(モハンティ部長)というように、東京を拠点としてアジア地域を広くターゲットと考えている。

中国をはじめインドや東南アジアなど新興工業国は、これまで低い労働コストを生かした“ 世界の生産拠点”から所得レベル向上による“ 新たな市場性”が注目されている。急速な発展の中でコンピューティング・リソースの拡大にもスピードが求められる。その点でアジアの新興国の企業がクラウドサービスを活用するチャンスは広がっているということになる。モハンティ部長はそうした市場の背景から、「KVH が提供する24 時間365 日の日英バイリンガルサポートはアジアの新興企業がクラウドサービスを選択する上でKVH の大きな強みになってくる」と語る。

急速にクラウドサービスの需要が拡大していることに対してKVH はデータセンターの増強で対応して行く。既存のデータセンターだけではなく、2011 年2 月には千葉県印西市に新データセンター「KVH 東京データセンター2:TDC2」がオープンする予定である。TDC2 は、4000 平方メートルのラックスペースに最大8 メガWのIT 負荷をサポートする能力を持つ。KVH の新データセンターでは、これまでの日本では例のない最高水準の堅牢性を備えた高効率型のデータセンターと位置づけており、将来的にさらなる拡張が可能なスペースも確保している。
また、世界的に地球温暖化防止のためのグリーンIT への配慮も怠らない。既存のデータセンターおよびTDC2 では電源や空調にも最新の環境テクノロジーを導入した。これにより顧客にとって環境対策を進める中で、KVH のクラウドサービスを活用することはIT が消費するエネルギーを大幅に削減できるという効果もある。


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会社概要

KVH 株式会社
所在地: 〒108−0023 東京都港区芝浦3−1−35 田町駅前ビル
代表取締役社長: 鈴木 みゆき
資本金: 33億4490万円
従業員数: 470名
設立: 1999 年4 月
事業内容: ネットワーク・サービス、ITマネジメント・ソリューション、業務プロセス・サポート・サービス
URL: http://www.kvh.co.jp/このリンクをクリックすると、HP社外へリンクします。

事例キーワード

業種: 通信・メディア
  クラウドコンピューティング
  HP ProLiantDL360HP Integrated Lights-Out

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  本ページに記載されている情報は取材時におけるものであり、閲覧される時点で変更されている可能性があります。予めご了承下さい。  
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