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ポイントはここだ!
SolarisからHP-UXへのデータベース移行

カブドットコム証券 株式会社

導入事例

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【 移行のメリット 】 プロセッサ単体の性能が、システム全体コストに大きく影響する!?

カブドットコム証券株式会社 システム統括部長 阿部吉伸氏 カブドットコム証券株式会社
システム統括部長
阿部吉伸氏
カブドットコム証券株式会社 システム統括部 情報技術課長 天野達雄氏   カブドットコム証券株式会社
システム統括部
情報技術課長
天野達雄氏
日本ヒューレット・パッカード株式会社 コンサルティング・インテグレーション統括本部 山垣大興氏   日本ヒューレット・パッカード株式会社
コンサルティング・インテグレーション統括本部
山垣大興氏
ポイントはここだ!
SolarisからHP-UXへのデータベース移行
移行の手順
移行後の運用
総合評価
HP Integrity Superdome導入事例

勘定系システムのデータベース・サーバをリプレイスされたわけですが、その背景から聞かせていただけますか

 
阿部氏 「カブドットコム証券の戦略は、他社が真似のできないサービスを次々と提供することで競争優位を確保するというものです。そのために、独自開発のシステムにずっとこだわってきました。昨年、HP Integrity Superdomeを導入して『発注系システムのデータベース』を大幅に強化し、『kabuマシーン』をはじめとする顧客サービスを一挙に拡充しました。

さらに今年は、お客様の資産を管理する『勘定系システムのデータベース』を強化することで、システム全体の処理能力を高め、それによってさらに顧客サービスの拡充を加速させようとしています」

既存の勘定系データベース・サーバには、どのような課題があったのでしょう

 
阿部氏 「プロセッサ単体の処理能力が低く、かつサーバ内での拡張が限られており、私たちの要求した『現状の2倍のシステム性能』を既存のサーバで実現することは困難でした。さらに大きな問題は、プロセッサ単位で購入しなければならないデータベースライセンスコストです。プロセッサの処理性能がシステム全体のコストに大きく影響するのです」

SunサーバをアップグレードするよりもHPサーバへ移行することを選んだ基準は、処理性能とそれに起因するコストということですね

 
天野氏 「その通りなのですが、すでに発注系のデータベース・サーバとして稼動していたHP Integrity Superdomeを物理パーティションで分割して、ここに勘定系データベースを統合するというアイディアは、システム性能、拡張性、信頼性、コストすべての面でメリットがありました」

システム性能のメリットについて詳しく聞かせてください

 
天野氏 「プロセッサ単体での性能を比較したところ、インテル® Itanium® 2 プロセッサの成績は目覚しいものでした。プロセッサ単体での性能差は、データベース・システムではさらに1.3〜1.8倍になるというのが通説ですから、結果として大幅にプロセッサの数を削減できました。具体的には、既存のシステムが24wayだったものを、HP Integrity Superdomeでは2倍の処性能を実現しつつ16wayにすることができたのです。Oracleのライセンスコストだけで、4,000万円削減できた計算になります」

【移行の手順 】 ミッションクリティカルなシステムの移行には、予行演習が必須!?

HP Integrity Superdome内を物理パーティションで分割して、新たに勘定系データベースを構築されたのですね

天野氏 「そうです。Microsoft SQL Server 2003で稼動中の発注系データベースと、Oracle 9iで稼動するHP-UXベースの勘定系データベースをHP Integrity Superdomeに統合しました。私たちが提供するすべてのサービスを支える『マルチOS基幹データベース』というわけです。移行作業においても、物理的・電気的に分離されたハード・パーティションというHP Integrity Superdomeならではの機構によって、かなりの部分は発注系を稼動させながら進めることができました」

本番稼動中のシステムですから、移行作業には注意が必要だったのでは

 
従来構成図
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山垣氏 「はい。ネット証券のサービスをまさに提供しているサーバにシステムを追加するわけですから、移行作業は非常に慎重に行いました。中でも、CTCさんの検証センターに本番機と同様の環境を用意して予行演習を行ったことが大きかったと思います。セルの追加、物理パーティションの作成、OSのインストール、別に動作しているパーティションに影響しないことの確認まで、ひと通り行いました。とにかく実際のサーバ環境で事前にやってみることが重要です。HP Integrity SuperdomeにおけるマルチOS環境のように、たとえ理論的に確立されているものでも、実装するためには少しでも不確定な要素を排除すべきということです」

発注系システムは停止させないで移行ができたのですか

 
山垣氏 「システム稼動の安全に最大限の注意を払いました。ですから、理論的には可能でも実際にはシステムを停止して作業した部分もあります。具体的には、セルの追加作業、共有ディスクの接続作業、障害テストの3項目です」

Oracleデータベースのデータ移行についてはいかがでしたか

 
 現状構成図
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天野氏 「サーバがSunからHPに、オペレーティング・システムがSolarisからHP-UXに変わったとしても、Oracleデータベースをそのまま使い続けるのであれば、基本的な移行手順はすでに確立されています。オラクルから提供されているユーティリティを使って、スムーズに作業を完了することができました。この方法は、社内に構築したテスト環境で実証済みのものです」

作業手順 このリンクをクリックすると、新しいウィンドウが開きます
作業方法 このリンクをクリックすると、新しいウィンドウが開きます

【 移行後の運用 】 実際の運用には、HP-UXの知識はほとんど必要ない!?

HP Integrity Superdomeによる新しいシステム構成と運用方法について、簡単に紹介していただけますか

天野氏 「HP Integrity Superdomeによる勘定系データベースは、RAC構成とし、フロントからのデータベース参照と更新で処理を分散させています。また、夜間はバッチ系と参照系を分けて処理が円滑になるよう工夫しました。Sunサーバは、アプリケーションの稼動に特化させています」
接続形態[日中]
接続形態[日中]
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接続形態[夜間バッチ]
接続形態[夜間バッチ]
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SolarisからHP-UXの環境に移行して、運用的には何が大きく変わりましたか

 
天野氏 「クラスタウェアを変更したことでフェイルオーバーの手順が変わりました。アーキテクチャ的には、VERITAS製品による『アクティブ−スタンバイのHAクラスタ』から、Oracle 9i RACとHP Serviceguardを組み合わせた『アクティブ−アクティブ』に変えたことが大きいですね。この方式を採用したことで負荷が分散されるとともに、フェイルオーバーの時間が従来およそ2分かかっていたものが数秒に、長くても10秒程度に短縮されました」

山垣氏 「ユーザが容易に操作できるよう、VERITAS製品と同様にHP ServiceguardでもGUIベースのユーティリティが提供されています。また、誰でも決められた手順どおりに処理が行えるよう『障害対応マニュアル』も作成しました。パフォーマンス情報を収集するツールもHP-UXベースのものに変更しましたが、従来よりも詳細な情報がとれるように工夫しています」

HP Integrity Superdomeの運用において、HP-UXのスキルはどの程度必要でしょうか

 
天野氏 「最初は、ハードウェアとOSが変わることに不安がなかったわけではありません。以前から運用スクリプトを作成してOS管理をしており、今回、この運用スクリプトも移行しました。OSの違いは運用スクリプトによってほとんど隠蔽されています。また、実際にはデータベース・レイヤでの運用が中心で、この部分はSunもHPも大差はありません。念のためコマンド対応表を入手していますが、ファイル操作やログの収集程度でしかコマンド操作は必要ないのです」
コマンドリファレンスSolaris & HP-UX

【総合評価 】 高性能・スケーラブルなシステムへの移行で、これだけの成果!

SolarisからHP-UX環境への移行によって得られた成果を整理していただけますか

天野氏 「システム面では、HP Integrity Superdomeにデータベースを統合したこと、それによってたとえば発注系システムの負荷が予期できないほど高まったとしても、他のパーティションからリソースを割り当てて処理能力を拡張できるということがあります。サービスレベルを低下させない、サービスを停止させないということは、私たちのビジネスにとって極めて重要なことなのです」

阿部氏 「ビジネス上の成果を申し上げれば、HP Integrity Superdomeの強力なプロセッシングパワーと拡張性によって、これまで描いてきたサービス計画をどんどん実行に移せる条件が整ったということに尽きるでしょう。付加価値の高いサービスを提供し続けていくことが私たちの競争優位の最大のポイントなのですから」
システム構成図
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プロジェクト概要

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