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HP Workstationによるネットワークレンダリングシステムでクリエーターの創造力と番組制作技術を向上

株式会社フジテレビジョン

導入事例

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ドラマ「西遊記」制作においてハイビジョン対応VFXを駆使

2005年の年間視聴率「4冠王」を達成した株式会社フジ テレビジョン(以下、フジテレビ)。同社では、デジタル放 送への移行に向け、番組のハイビジョン化を推進してい る。2006年1月から放映されているドラマ「西遊記」の 制作では、ハイビジョン対応VFXを駆使し新たな映像表 現を追求。そのCG制作の基盤となるネットワークレン ダリングシステムにHP Workstationを採用しクリエー ターの創造力を向上させた。
 
お客様のチャレンジ
HPのソリューション
ビジネスベネフィット
会社概要
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フジテレビロゴ

事例キーワード

業種: 通信業・IT
ソリューション: HPC
製品 HP WorkstationHP ProLiant MLHP ProCurve Switch
ソフトウェア: Windows XPWindows 2003 Server、VERITAS Backup Exec

お客様のチャレンジ

ハイビジョン化に向けて デジタルコンテンツ制作環境に投資

CGプロデューサー 冨士川 祐輔 氏
  CGプロデューサー
冨士川 祐輔 氏
  CGコーディネート 高橋 美香 氏
  CGコーディネート
高橋 美香 氏
テレビ業界は、2011年7月のデジタル放送への全面的な移行に 向けて、コンテンツ制作のデジタル対応を急ピッチで進めてい る。2003年12月に開始された地上デジタル放送を機に、フジテレビでは、ドラマ、バラエティ番組から順次ハイビジョン化およびデジタル対応を進めてきた。2005年現在、放映されている同社のドラマはすべてハイビジョン映像だ。

また、フジテレビは同社ならではの魅力的なコンテンツ提供に加え、ハイビジョン化など映像品質の向上にも注力しさまざまな試 みを推進。2005年の年間視聴率では、ゴールデン(19〜22 時)、プライム(19〜23時)、全日(6〜24時)、ノンプライム(6 〜19時・23〜24時)の4つの時間帯で、いずれも視聴率トップの座を獲得し「4冠王」をとった。

そして2006年1月、フジテレビはハイビジョン対応VFXを駆使したドラマ「西遊記」を放映。孫悟空に香取慎吾、三蔵法師に深津絵里、沙悟浄に内村光良、猪八戒に伊藤淳史という豪華キャストと CGを活用した特撮が話題を呼んでいる。ハイビジョンVFX制作の責任者であるCGプロデューサー冨士川祐輔氏は「西遊記」の制作についてこう語る。

「テレビの連続ドラマでこれだけ大規模なCGを使うのは初めて の試みです。2005年10月にクランクインしてオンエアは1月9日から。全11話の予定です。台本に合わせて効率よく高品質な CG制作が必要なので時間との戦いです。通常のドラマではVFX 制作は外部委託も多いのですが、今後のフルデジタル化を見据 え、今回はハイビジョン対応VFXを内製しノウハウを蓄積すること で将来的な戦略投資になると判断しました。クリエーターの創造 力向上は映像品質の維持と多彩な番組制作にとってとても重要 ですから、今回のCG活用は将来に向けての積極的な試みだと考えています」

HPのソリューション

映像業界でのノウハウとHP Workstationを活用して
高速かつ安定したネットワークレンダリングシステムを構築

  3D CGディレクター  秋里 直樹 氏
  3D CGディレクター
秋里 直樹 氏
3D CGデザイナー福田 健作 氏
  3D CGデザイナー
福田 健作 氏
「西遊記」のプロジェクトが本格的にスタートしたのは2005年4月。5月中旬にはCGを使ってどこまで効果的な表現ができるか を討議した結果、悟空が乗る筋斗雲(きんとうん)の移動シーンを 中心としたCGのフル活用が決定される。ドラマ自体はハイビジョ ン撮影なので、VFXも当然ハイビジョン対応だ。ところが、ハイビ ジョン放送の画角は16:9(1920×1080ピクセル)のため、地上 アナログ放送の画角4:3(720×486ピクセル)に対してデータ量は一気に6倍近くとなる。そのためディテールの作り込みが必要 となり、クリエーターには今まで以上の想像力と創造力に加えス ピードも要求される。しかし、従来のCG環境では、クリエーターの価値を十分に引き出すことができなかったと、システムエンジ ニア遠山健太郎氏は語る。

「ハイビジョンに対応したCGで筋斗雲の移動シーンを制作する となると、今まで以上にディテールにこだわって作りこんでいかな ければなりません。作り上げるデータはテラバイト級になるので新たなCG制作環境は必須でした。クリエーターが使うワークステーションは毎日使うものなので安定性が第一、そして静粛性も 必要です。また、ハイビジョン対応のための大容量で高速なハードウェアと大量データのバックアップシステムを管理するツールも 必要です。そこで5月に、国内外の映像業界での実績やエンター プライズの実績などを総合的に調査し、CG制作システム構築の パートナーをHPに決定しました。高性能で可用性の高いマシンであることに加えて、映像業界での豊富なノウハウと確かなサポート力を評価した結果です」

HPは、ドリームワークスやルーカスフィルムなどの映像ソリュー ションパートナーとして培ったノウハウをベースにクリエーターの自由度を高めるシステムを提供。また、映像アプリケーション開発 の標準マシンであるHP Workstationの導入事例やノウハウを通 じて、アプリケーションやその使用方法などの情報提供も行った。 7月末にはレンダリングサーバとしてデュアルプロセッサのHP xw8200 Workstationによってネットワークレンダリングシステ ムが構築される。

ところが、使用するCGソフトMayaにはネットワークレンダリング 時に自動分散処理する機能がなかったため、フジテレビではその ソフトを自社で開発することにした。そのことからも、フジテレビ の映像技術への深い理解と造詣がうかがえる。

「レンダリングサーバは大量のデータを処理します。ところが使用 するMayaにはネットワーク分散処理を管理するソフトがなかっ たので内製することにしました」と、管理ソフトを開発したテクニ カルプロデューサー 新井清志氏は語る。同氏はわずか1カ月で ネットワーク分散処理管理ソフトを完成させた。そして、10台のレ ンダリングサーバと7台のクライアントが接続され、いよいよクリエーターの創造力を解き放つCG制作環境が整った。

ビジネスベネフィット

クリエーターの創造力や制作スピード、映像品質が 飛躍的に向上。さらに制作時間の見積もりも可能に

テクニカルプロデューサー新井 清志 氏
  テクニカルプロデューサー
新井 清志 氏
  システムエンジニア 遠山 健太郎 氏
  システムエンジニア
遠山 健太郎 氏
新システムを使った3DCGディレクター秋里直樹氏は、旧システムに比べ作業性が格段に向上したと語る。

「CG制作はトライ&エラーの繰り返しです。以前は時間がかかる ためワイヤーフレームで作業を行い、最後にレンダリングして仕上げていました。今回のネットワークレンダリングシステムのおかけで、レンダリングはワークステーションに任せて、その間自分のマシンでアニメーションのカメラワークやキャラクターの動きなどを考えられます。その結果、イメージしたものをすぐにトライ&エラーしながら制作することができるので、本来の映像表現に多くの力を注げるようになりました」

「旧システムでは『西遊記』のハイビジョン制作を支えるには力不足でした。シビアな番組制作スケジュールの中で、システムダウン するとユーザが精神的に落ち込みます。しかし今のマシンはス ピードも速く、非常に安定しているので安心できます。今後はHPと64ビット化にも取り組んでいこうと考えています」(遠山氏)

「西遊記」で使用されるVFXは1カットで3〜5秒。1秒間30フレームなのでかなりの計算量になる。新レンダリングシステムに ついて、3DCGデザイナー福田健作氏は次のように続ける。

「新システムでは以前のシステムと比較して1/6〜1/8の時間 でレンダリングを行えます。ですから、新しいアイデアをすぐに形 にして確認し、修正するという作業工程が容易になりました。また、各マシンとも同じスピードで正確に結果が出るので、制作効率 もあがり納期予想も可能になりました。旧マシンでは制作品質にばらつきがある上、レンダリング時間もまちまちだったので仕上が り時間が見通せず苦労していたのです。番組制作は本当に時間との戦いなのです」

また、CG制作の進行管理を担当するCGコーディネート 高橋美香氏も、新システムのメリットについて次のように話す。 「私の役割はCG制作現場の作業環境を整えることですが、今回の新システム導入によって、ハイビジョンでクオリティーの高いCG制作のスケジュール管理が安心して行えるようになりました」

「番組をハイビジョン化するとセットの粗や遠景の余分なものまで 見えてしまうので、不必要なものを消すなどの後処理をしなければならないのです。コンピュータパワーとデジタル制作ノウハウがよりいっそう必要になります。今回『西遊記』のVFXで蓄積したノ ウハウは、将来のデジタルコンテンツ制作に確実に役立っていき ます。今や映像制作においてコンピュータは大きな武器です。“弘 法筆を択ばず”といいますが、デジタル制作の世界においてツールはやはりとても重要です。優れた製品を使うことにこしたことはありませんので、今後もHPには良いシステムを提供して欲しいと思っています」(冨士川氏)

フジテレビでは2005年10月の情報系番組のハイビジョン化に 引き続き、2006年1月より報道系番組をハイビジョンに切替え る。今回「西遊記」で駆使したデジタル制作環境と活用ノウハウ は、クリエーターの創造力を向上させただけでなく、美しい映像と魅力的なコンテンツを提供し続けるフジテレビの重要なナレッジ構築の基盤となった。


お客様のチャレンジ

HPの提供ソリューション

結果

 
  • ハイビジョン対応VFXの制作
  • フルデジタル制作のノウハウ蓄積
 
 
 
  • 高性能・高可用性なデュアルプロセッサHP xw8200 Workstationの提供
  • 映像アプリケーションや使用方法 などの情報提供
 
 
 
  • 高速で安定したネットワークレンダリングシステムの実現
 

会社概要

株式会社フジテレビジョン
所在地: 東京都港区台場二丁目4番8号
代表取締役社長: 村上 光一
資本金: 1,462億35万円
従業員数: 1,386名
設立: 昭和32年11月18日
URL: http://www.fujitv.co.jp/

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