Jump to content 日本-日本語
日本HPホーム 製品 & サービス サポート & ドライバー ソリューション ご購入方法
≫ お問い合わせ

ソリューション  >  大企業向け

SAPのビッグバン導入を支えるHPのインフラストラクチャ

フィールズ株式会社

導入事例

フィールズ株式会社
日本ヒューレット・パッカードサイトマップ
コンテンツに進む

「コンテンツプロバイダー」へ向けて業務変革を推進

フィールズ株式会社は、パチンコ・パチスロ分野を起点とし、デジタルコンテンツを中心に多様なエンタテインメント分野への事業領域の拡大を目指している。そして新たな事業創出に対応するためのIT基盤としてSAPをビッグバン導入し、基幹システムの全面刷新に踏み切った。新基幹システムの信頼性、拡張性、可用性を実現するインフラには、HP Integrity サーバ+ HP StorageWorks EVA6000を採用した。
お客様背景
ソリューション
効果と今後の展望
会社概要
PDF(388KB)
フィールズ株式会社

目的

アプローチ

パチンコ・パチスロ分野を起点とし、デジタルコンテンツを中心に多様なエンタテインメント分野への事業領域の拡大を目指す。その経営戦略を支え、キャラクター商品化権の管理などビジネスプロセスやグループ間連携に対応するITインフラの整備に取り組む。さらに、ビジネスサイクルの短縮化、内部統制強化などの課題を踏まえつつ経営効率化を進めることができる、より高い拡張性を備えた基幹システムを構築する。
SAPのERP( 統合基幹業務) パッケージSAP ERP2005、SAP CRM 2005を導入
基幹システムの運用を支えるインフラとしてHP Integrity サーバおよびHP StorageWorks EVA6000を採用

システム上の期待効果

ビジネス上の期待効果

将来のトランザクション増加に対する拡張性の確保
サーバをクラスタ構成にすることで、可用性をさらに向上
リモート監視による迅速な障害発見ならびに復旧
監視サーバによる安定したサービスの実現
デジタルコンテンツの開発・商品化など「コンテンツプロバイダー」戦略の推進
高度な業務継続性の確保
スピーディな情報集約と経営判断、実行
業務作業負荷軽減
リスク、J-SOX法への対応

お客様背景

パチンコ・パチスロのファン層の拡大を目指してコンテンツビジネスへ乗り出す

フィールズ株式会社 執行役員CIO 業務企画本部長 伊藤 英雄 氏
フィールズ株式会社
執行役員CIO
業務企画本部長
伊藤 英雄 氏

現在、パチンコ産業の市場規模は約30兆円に達しており、日本のレジャー市場の30%以上を占める大衆娯楽産業へと発展している。

まさにその伸び盛りであった1988年、パチンコ・パチスロ機の流通商社としてフィールズ株式会社は設立された。その後、全国各地のパチンコホール1万数千店ならびに、ほとんどすべてのパチンコ・パチスロ機メーカーとの取引を広げながら急成長。全国規模の販売ネットワークを活かしてホールとメーカー双方の売上増に寄与する「No.1 流通商社」の地位を確立し、自らも高い収益力を維持してきたのである。

しかしながら、人々のライフスタイルや娯楽に対する価値観が多様化する中で、パチンコ産業も変化に適応していかなければならない。「すべての人に最高の余暇を」を企業理念とするフィールズは、業界全体の進化を促すとともに、パチンコファン人口を拡大していく道を模索していく。

フィールズが「ファンの拡大にこそ業界の発展がある」という考えのもとに先鞭をつけたのは、エンタテインメント性の高いキャラクター採用機の提供である。商品化権を取得したキャラクターに企画を付加して提携メーカーに供給。商品化された遊技機を自ら市場に流通させるファブレス企業として、独自のビジネスモデルを築いた。フィールズが展開している商業的価値の高いコンテンツの多角的活用はここに端を発しているといえるだろう。

デジタルコンテンツを中心に、その多元的利用を基幹とする「コンテンツプロバイダー」への変革を目指すフィールズは、現在、グループ企業の総力をあげて一次コンテンツの創出および多元的な二次利用を目的とする商品化権等を取得し、戦略的なマーケティングに基づく綿密な展開設計によりパチンコ・パチスロ、ゲームソフトをはじめとする多様なメディアにコンテンツを提供する事業を推進している。

同社の執行役員でありCIO兼業務企画本部長を務める伊藤英雄氏は、このビジネス戦略を次のように語る。

「各種プロダクションや出版社、代理店などに対してさまざまなキャラクターの商品化権取得を進めています。権利を取得したキャラクターについて、外部ブレーンも活用しながら、そのポテンシャルを最大限に引き出すメディアへの露出や商品化といった総合的なマーチャンダイジングを展開していきます。商品のアウトプット先は、パチンコやパチスロが中心となりますが、その他にもゲームソフト、テレビCM、映画、インターネット、携帯電話サイト、DVD、CD、書籍など、ありとあらゆる分野を想定。商品価値が認められるマーケットを開拓しながら多角的な収益が得られるビジネスへと成長させていきたいと考えています。また、グループ企業との連携をより一層高めながら相乗効果を狙っていきます」

キャラクターの商品化権の取得・管理からデジタルコンテンツの展開までを一貫して担う新基幹システムの構築

上記のような変革を推進していく上で、ネックとなったのが既存の基幹システムである。それは、フィールズが商社というポジションでビジネスを展開していた当時に、部分最適化の方針に基づいて構築されたものであり、もはや新事業に対応するための大幅な拡張には耐えられないと考えられたのだ。

「コンテンツプロバイダー」という新しいビジネスを支える基幹システムには、オリジナルコンテンツの創出から流通まで、上流から下流にいたる幅広いビジネスプロセスに対応するとともに、サプライヤーからカスタマーまでのサプライチェーンを統合管理できることが求められる。また、パチンコやパチスロの企画開発だけでなく、ゲームソフト、携帯コンテンツ、アニメ・映画・DVD、テレビ、各種グッズなどの広範な分野にわたってコンテンツをマルチユース化するにあたり、商品化権取得からサブライセンス、コンテンツマスタ管理までを的確にサポートする体制が必須とされた。

そこで2007年1月、フィールズは基幹システムの全面的な刷新に乗り出したのである。

「遊技者ニーズの多様化、ビジネスサイクルの短縮化、グローバルな競争の激化、日本版SOX法をはじめとするコンプライアンス対応などを踏まえつつ経営効率化を進められる、より高い拡張性を備えた基幹システムを目指します」と伊藤氏は語るとともに、次のようなシステムの構築目標を示す。

  • 投資を最適化し、信頼性・安全性の高いサービスの実現
    高速高性能サーバを基盤として、最新のプロセッサテクノロジーとストレージ、高速データバスの組み合わせにより、高信頼性と安全性、柔軟なリソース増強が可能な拡張性を確保。また、万一の障害発生時にも業務を継続できる体制をとる。
  • 業務ルールを定義し、プロセスを標準化
    ERPパッケージを採用し、共通部品化されたアプリケーション群をSOA(サービス指向アーキテクチャ)に基づいて組み合わせる。これにより、現行のサービスレベルを落とすことなく効率的な基幹システムを構築する。
  • 集約されたビジネスデータをライフサイクル全体で管理
    データを集中的に管理し、障害発生時にも迅速なリカバリを可能とする。また、データを暗号化してバックアップを行うなど、改ざん防止にも配慮しつつ高いセキュリティレベルを実現する。

拡張性に優れたERPをベースとしてアプリケーションを標準化

アクセンチュア株式会社 システムインテグレーション&テクノロジー本部 SAPビジネスインテグレーション グループパートナー 村田 喜一 氏
アクセンチュア株式会社
システムインテグレーション&
テクノロジー本部
SAPビジネスインテグレーション
グループパートナー
村田 喜一 氏

新基幹システムのベースとしてフィールズが選択したのが、SAPのERPパッケージである。「商社取引管理(GTM:GlobalTrade Management)」モジュールに加え、国内の総合レジャー業界として初めて「知的財産管理(IPM:Intellectual PropertyManagement)」モジュールを採用。伊藤氏は、「新しいテクノロジーの導入にも積極的にチャレンジすることで、デジタルコンテンツのビジネスにおける業界内での競争優位を確立していきます」と意欲を見せる。

今回のプロジェクトでは、フィールズの業務全般にわたるビジネスパートナーとして、アクセンチュア株式会社が変革のコンサルティングからシステム構築までをサポートしている。アクセンチュア パートナー 村田喜一氏は、新基幹システムの構築に向けた基本方針を次のように語る。

「フィールズ様のビジネスは、まさに拡大に向かっている過程にあり、今後もさまざまな機能追加を図っていかなくてはなりません。裏を返せば、そうした要求にいつでもタイムリーに対応できるアーキテクチャを備えていなければ、せっかくのシステムも優位性を失ってしまいます。そこで私たちは、拡張性に優れたERPをベースとしてアプリケーションを標準化しておくべきという考えからSAPを提案しました。また、アクセンチュアでは国内外における数多くのSAP導入実績から獲得してきた技術と経験を集約した『アクセンチュア・デリバリー・メソッド』と呼ぶ方法論を確立しています。こうしたノウハウを活用することで、より短期間かつ低コストで、新たな経営システム基盤を構築。フィールズ様の組織全体のコストパフォーマンスと生産性、品質、スピードを向上させていくことを目指しています」


ソリューション

Windows環境で安定してSAPを運用できる信頼性とパフォーマンスを重視

アクセンチュア株式会社 シニア・マネジャー 相川 英一 氏
アクセンチュア株式会社
シニア・マネジャー
相川 英一 氏

もっとも、こうしたアプリケーション・レイヤで狙い通りの効果を発揮させるためには、それを支えるITインフラが重要な鍵を握ることになる。

そうした中でアクセンチュアのアドバイスのもと、フィールズが導入したのが、HP IntegrityサーバならびにHP StorageWorksEVA6000をはじめとするHPのハードウェア・プラットフォームである。アクセンチュア シニア・マネジャー 相川英一氏は、その推薦の理由を次のように語る。

「ハードウェア・プラットフォームの選定にあたって最も重視したのは、Windows環境で安定してSAPを運用できる信頼性とパフォーマンスです。また、今後のシステム運用や拡張を考えたとき、アクセンチュアにとっても“あうん”の呼吸で連携しながらともにプロジェクトにあたれるパートナーが望ましいと考えました。そうした観点から検討した結果、やはりHP製品がベストであろうという結論に至ったのです」

実際、HPのハードウェア・プラットフォームは、フィールズからも高い評価を受けている。

「SAPのメリットを確実かつ最大限に引き出すことができるのは、HPのサーバやストレージをおいて他にはないのではないかという思いを最初から強く持っていました。例えば、インテル® Itanium® 2 プロセッサーに代表される最先端の64ビットテクノロジーを搭載し、最も運用実績を蓄積しているのは、現状ではHP Integrityサーバ以外にありません。また、HPでは専任のアカウント・サポート・チームによって高度な予防保守や迅速な障害対応にあたるクリティカル・サービス(CS)という保守サービスまでワンストップで提供しています。私たちが目指すビジネスの変革ならびに拡大を、まさにインフラレベルで保証してくれるのがHPの提案でした」と伊藤氏は語る。

システム構成図
システム構成図
[拡大画像を表示] このリンクをクリックすると、新しいウィンドウが開きます

効果と今後の展望

短期導入を目指し新ビジネスの迅速な展開を図る

HPのハードウェア・プラットフォームによって構成された新基幹システムのインフラは、具体的に次のようなポイントを持つ。

  • 柔軟な拡張性
    将来的にトランザクションが増えた場合でも、CPUやメモリを追加することで容易に対応可能。なお、基本的にアプリケーション・サーバについてはスケールアウト、DBサーバについてはスケールアップ、ストレージについては容量追加による拡張を図る。
  • 信頼性
    ミッションクリティカルな分野で実績を重ねてきたHP Integrityサーバの単体としての信頼性に加えてクラスタ構成を採用し、可用性をさらに向上。
  • 迅速な障害発見ならびに復旧
    障害の予兆を把握し、障害発生時にはリモートで障害の切り分けを実施。これにより、障害を未然に防止し、システムのダウンタイムを最小化するとともに運用管理者の作業負荷を軽減する。
  • 安定したサービスの実現
    監視サーバを実装することにより、障害のより迅速な発見ならびに対応を図り、エンドユーザに対して常に安定したサービスを提供する。

このインフラのもとで構築プロジェクトは順調に進んでおり、まさに今、佳境を迎えている。そして、早ければ2007年秋より、順次カットオーバーを始める計画だ。すでに、新基幹システムの運用開始後における関連各部門の役割分担が決められ、エンドユーザに対する操作トレーニングも開始した。

「私たちにとって今回のプロジェクトは、SAPのビッグバン導入という前例のない大きなチャレンジです。また、エンドユーザに対する利便性を確保するため、使い勝手を考慮したポータルも用意しています。数多くの苦労の中にありますが、ようやくゴールが見えてきました。構築に着手してからカットオーバーまで、タイトなスケジュールにありますが、今後フィールズが本格的に取り組んでいくデジタルコンテンツのビジネスはスピードが命であり、システムの短期導入は至上命題です。アクセンチュアならびにHPの多大なる尽力によって、ここまで漕ぎ着けられたことに感謝しています」と伊藤氏は語る。

「コンテンツプロバイダー」に向けて変革を目指すフィールズ。同社のビジネスのダイナミックな成長を支えるにふさわしいインフラは間もなく稼動を迎える。


会社概要

フィールズ株式会社
所在地: 東京都渋谷区円山町3-6 E・スペースタワー12階
代表取締役社長: 大屋 高志
資本金: 79億4,803万円
従業員数: 1,022名(連結)
設立: 1988年6月
事業内容: 1) 遊技機の企画開発
2) 遊技機の仕入、販売
3) キャラクター、コンテンツの企画開発、販売
4) 映像ソフトの企画開発、販売
URL: http://www.fields.biz/ このリンクをクリックすると、HP社外へリンクします。

事例キーワード

業種: エンターテイメント
  ERPHP クリティカル・サービス
  HP Integrity サーバ rx2620HP Integrity サーバ rx4640HP StorageWorks EVA6000
  本ページに記載されている情報は取材時におけるものであり、閲覧される時点で変更されている可能性があります。予めご了承下さい。  
印刷用画面へ印刷用画面へ
プライバシー ご利用条件・免責事項 ウェブマスターに連絡