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基幹系集配信サーバに
インテル® Itanium® 2 プロセッサー搭載
HP Integrity NonStop サーバを選択

株式会社ファミリーマート

導入事例

株式会社ファミリーマート
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光ファイバをベースに次世代を見据えた第3世代店舗システムを構築

「ホスピタリティあふれる接客」を目指すファミリーマートは、第3世代店舗システムとしてデータセンターと全国約7000店舗を結ぶブロードバンドネットワークを構築した。データセンター側の基幹系集配信サーバにインテル® Itanium® 2 プロセッサー搭載HP Integrity NonStopサーバを、店舗内ストア・コントローラにはHP ProLiant サーバを採用。次世代への準備を着々と行っている。
お客様背景
ソリューション
効果と今後の展望
会社概要
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株式会社ファミリーマート

目的

アプローチ

競争優位を獲得するための差別化
ビルインなど新しい店舗スタイルにも対応できる柔軟なIT戦略の推進
店舗オーナーが『儲かる』ためのITサポートを低コストかつ高品質で実現
ネットワークをISDN回線から常時接続・定額のブロードバンドに
可用性・信頼性に優れたHP Integrity NonStop サーバを集配信システムに採用
全国約7000店舗のストア・コントローラにHP ProLiant サーバを採用

システムの効果

ビジネスへの効果

業務に支障を来さない安定した集配信システムの実現
店舗内ストア・コントローラとしてコストと可用性を両立
「ホスピタリティあふれる接客」の実現とお客様をお待たせないサービスの提供
マルチメディア・キオスクによる「簡単」「便利」で「楽しい」サービスへの展望

株式会社ファミリーマート

お客様背景

「ホスピタリティあふれる接客」を目指してブロードバンドを最大限に活用した第3世代店舗システムを構築

システム本部 審議役 システム運用部長 上條 公也 氏
システム本部
審議役
システム運用部長
上條 公也 氏
市場が成熟し、競争が激化して久しいコンビニエンス・ストア(以下、CVS)業界。景気が着実に回復してきているとはいえ個人消費が伸び悩む状況の中、新規出店も相変わらず続いており、他チェーンとの差別化が求められている。大手CVS「ファミリーマート」をフランチャイズ展開する株式会社ファミリーマート(以下、ファミリーマート)では、同社の差別化を「ファミマシップ」という行動指針によって表現している。「あなたと、コンビに、ファミリーマート」というスローガンを実現するためのこの指針は、「お客さまの期待を超えよう」を始めとする5項目に集約されており、「顧客との接点を増やし、ホスピタリティあふれる接客で、居心地のいい店舗を作る」ことを目指している。

同社では2006年6月から、それまでのISDN回線をべースにしたネットワークから、光ファイバを利用したブロードバンドネットワークを最大限に活用した「第3世代店舗システム」の導入を進めている。データセンターでは各店舗との集配信システムの基幹サーバをインテル® Itanium® 2 プロセッサー搭載HP Integrity NonStop サーバに移行、各店舗ではPOSシステムとマルチメディア・キオスクをWindowsベースの端末に刷新した。本部での検証、直営店での店舗検証と段階を踏んで、2007年3月には全店舗でのシステム入れ替えが無事完了した。

「ビルイン(ビル内に組み込まれたCVS)など店舗スタイルも多様化する中、店舗オーナーが『儲かる』仕組みを作るために、低コストで品質を向上させ、今後必要となるリアルタイム性に十分に対応出来るシステムを本部が構築してゆく必要があります」と、システム本部システム運用部長 上條 公也氏は第3世代店舗システムの目的を語る。


ソリューション

データセンターの基幹系集配信システムに、可用性・信頼性に優れたインテル® Itanium® 2プロセッサー搭載HP Integrity NonStop サーバを採用

ファミリーマートの約7000店舗からの情報を束ねているのが、日本の東西2ヶ所のデータセンターにある集配信サーバである。現在各店舗の売上げ情報は、データセンター側集配信サーバが各店舗のストア・コントローラのアプリケーションを起動させデータを取得する形で行われる。また午前10時と午後3時の1日2回設定されている発注締め時には、店舗からの発注データが一気に集配信サーバに集中する。

「10時に発注を締めて午後2時から3時頃には商品を各店舗に届けます。9時30分から10時までのピーク時には約7000店舗からおよそ300万アイテムの注文が届きますが、処理が5分遅れただけで大きな影響が出ます。30分遅れたら致命的です」(上條氏)

同社では2000年に、店舗との集配信を行う基幹サーバとしてCompaq NonStop Himalaya S74000(当時)をデータセンターに導入した。このNonStopサーバは、本番運用開始からこれまでまったく障害を感じさせる事態は起こらず、ファミリーマートのミッション・クリティカルな業務を支えてきた。

「Nonstopサーバはアーキテクチャに可用性を内在しているため、ハードウェア上の障害が発生して一部パーツの切り替えがあっても絶対に止まらないということに対して信頼感があります。日頃システムの存在を意識しないで済んでいるということがその証拠です。品質的にも優れており、これ以上のものはないと考えています」(上條氏)

そう判断した結果、今回の次世代機導入においても、半年かけていくつかのシステムを検討したものの、最終的にはインテル® Itanium® 2 プロセッサー搭載HP Integrity NonStop NS16000 サーバに移行することに決定した。

HP Integrity NonStop NS16000 サーバは、インテル® Itanium® 2 プロセッサーとNonStopアドバンスド・アーキテクチャ(NSAA)の組み合わせにより、パフォーマンス、可用性、信頼性の全てを大きく向上させた新世代の超並列フォールトトレラント・サーバである。

この移行により、それまでの10CPUから4CPUへとCPU数の削減を実現したほか、導入以降トラブルや処理の遅延もなくスムーズに運用されている。また、スケーラビリティのある同サーバを採用して「最小限の構成」にした理由は、将来的にリアルタイム性や大容量データへの対応を追求してゆくためである。今後、売上情報を現在のバッチ処理からよりリアルタイムに近い形でストア・コントローラ側からセンター側へ送信する形態へ転換し、集配信サーバで収集・処理する予定で、予測される負荷に対して余裕を持たせているからだ。

「製造メーカ側のプロセスにも関わるため、現時点では製造メーカへリアルタイムに発注というわけにはいきませんが、リアルタイムに発注データや売上情報を集計し、その情報を常時製造メーカに提供できるようになれば、製造メーカー側も商品の需要予測精度が高まります。また、販売機会ロス、廃棄ロス削減にもつながります」(上條氏)

同社のデータセンターには約100台のサーバがあるが、将来的にはこちらの統合も考えている。「仮想化技術を使って論理的にも物理的にも基幹システムを統合すれば、効率をよくすることができますし、管理する側も負担が小さくなります。しかし、100台サーバがある時代には、1台の故障も1つのサービスのトラブルですんでいますが、集約すればするだけ1つの障害が発生したときにその影響が大きくなります。逆に言えば、集約するにはそれだけの信頼性が必要ということになります」(上條氏)

さまざまな機能を持ったシステムを作っても、それが実際に成果を出すためにはきちんと動かなければならない。サーバが高性能であることは当然だが、可用性も重要であると、上條氏は強調する。

店舗を支える約7000台のインテル・プロセッサー搭載HP ProLiant サーバ

ファミリーマート店舗内は、売上げを管理するPOSシステムとマルチメディア・キオスク「Famiポート」との2つの要素によって構成されている。POSシステムは、15インチ液晶を採用したPOSレジ端末とストア・コントローラで構成されており、ストア・コントローラにはOSにMicrosoft® Windows Server™ 2003、データベースにOracle® Database10gを利用したインテル・プロセッサー搭載HP ProLiant ML310およびHP ProLiant ML350を採用した。これらによって小規模な店舗内LANを構成している形だが、この構成が全国約7000店舗に展開されており、ファミリーマートの第3世代店舗システムはサーバ台数約7000台という日本でも最大級のシステムとなっている。

ストア・コントローラは、通常店舗の中の事務スペースに置かれていて、発熱やほこりが多いなどの面からサーバの設置環境としては良いとはいえない。性能だけでなく、こうしたシビアな環境での可用性がより重要となってくる。同社では以前からHPのx86サーバを採用していたが、コストおよび品質の比較で良い成績であったこと、また「保守性がよく、技術者が多い」という実績から、インテル・プロセッサー搭載HP ProLiant サーバに決定した。

「今回、ストア・コントローラも集配信サーバと同じタイミングで更新したわけですが、こちらも再びHP製品を採用することにしました。ストア・コントローラについては、HPがこうしたファミリーマートの状況をよく理解したうえで提案してくれたことが大きいと考えています」(上條氏)

ストア・コントローラについてもHP製品を採用した理由を、上條氏はこのように述べる。その上で上條氏は、ITが家電のようにコモディティ化している状況を捉え「HPにはユーザのライフサイクルを意識して保守サービスや保守パーツの提供をしてほしいと思います。また、いい品質のものをもっと低コストで提供してほしいと考えています」と、HPへの期待を語った。


システム概要図
システム概要図

効果と今後の展望

ブロードバンド採用による「ホスピタリティあふれる接客」の実現とマルチメディア・キオスクの将来

今回、ネットワークをISDN回線を使ったダイヤルアップ接続から常時接続のブロードバンドに切り替えたことで、その利用方法が大きく変わろうとしている。例えば、店舗スタッフへの教育がリッチコンテンツで行えるようになった。

「店舗のオペレーションマニュアルは、紙媒体にすれば10cm程度の厚さで3冊分ほどにもなります。スタッフへの教育を短期間で行うため、ストア・コントローラを使ったコンテンツによって行っています。従来はテキストベースのコンテンツだったのが、現在はストア・コントローラ経由でデータセンター側のコンテンツを検索して閲覧するようになりました。ビデオなども取り込んだビジュアルなコンテンツが提供できるようになるので、大きな教育効果が期待できます」と上條氏は強調する。

さらに、カメラを使って、スーパーバイザーが売り場の棚の状況をネット経由で把握することなども計画している。POSシステムから集約される数字からではわからない店舗の実際をよりリアルに感じようとする試みだ。

「例えばお弁当ですが、データ上では在庫が1個でもあれば欠品とは判定されません。ですが、お客様からすれば棚に1個しか商品がない状態では欠品と同じなのか、実際にはあまり購入されないのです」(上條氏)

そんなお客様の目線からシステムを考えることが、「ホスピタリティあふれる接客」につながり、さらには店舗オーナー支援強化にも通じているのである。

Famiポートにおいてもサービス強化は進んでいる。従来はコンテンツの更新をバッチ処理していたため全店舗のコンテンツ更新に数日かかっていたが、ブロードバンドになったことで早いタイミングで更新できるようになった。また、コンテンツをデータセンターに配置して店舗側のFamiポートから取得する形にしたため、管理も容易になった。

インタラクティブ性も向上した。これまでは、お客様がボタンを押しても画面の更新に時間がかかっていたが、レスポンスがよくなり操作性も向上、お客様を待たせることがなくなった。

「現在は、店舗―データセンター―企業というように、店舗と企業とのやりとりをデータセンターが仲介する格好ですが、店舗と企業とが直接やりとりすることも考えています。そのほか住民票などの取り寄せといった行政サービスの取り込みや、インターネットとの接続なども視野に入ってきています。セキュリティ上の問題など乗り越えなければならないハードルは高いのですが、Famiポートはそれに堪えうる機能を持っています」と、上條氏はFamiポートの将来像を語った。

CVSにおける未開拓の領域を見据えたIT戦略

ブロードバンドを活用し店舗を支えるIT基盤の整備を行っているファミリーマートだが、新しい施策も次々に打ち出している。例えば、同社は鉄道会社と提携することで、ビルイン店舗と同様に進出先として有望視とされている駅施設内への出店が決まっている。これまで駅売店は鉄道関連会社の独占状態であることが多かったが、豊富なノウハウを武器に「駅ナカ」にも進出することになる。それ以外でも、空港、病院、大学、市役所、卸売市場、自動車道など、「飽和状態」と言われるCVSでも未開拓な領域はまだまだ広い。新しい店舗スタイルにも対応できるようにインフラ整備の第一段階を終えた同社では、さらなる未開拓エリアを見据えつつ、真のクオリティーNo.1チェーンを実現しようとしている。


会社概要

株式会社ファミリーマート
所在地: 東京都豊島区東池袋四丁目26番10号
代表取締役社長: 上田 準二
資本金: 16,658百万円
チェーン全店売上高: 1,068,821百万円 (2007年2月期)
従業員数: 2,717名(2007年2月末)
設立: 1981年9月1日
事業内容: フランチャイズシステムによるコンビニエンス・ストア事業
URL: http://www.family.co.jp/ このリンクをクリックすると、HP社外へリンクします。

事例キーワード

業種: 流通業
  ブロードバンドネットワーク、データセンター、基幹系集配信システム
  HP Integrity NonStop NS16000 サーバHP ProLiant ML310HP ProLiant ML350
  HP Nonstop Kernel 3.0、Microsoft® Windows Server™ 2003、Oracle® Database 10g

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