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「おサイフケータイ」のデータを携帯電話から携帯電話へ
一括して移し替える「iCお引っこしサービス」を提供

株式会社NTTドコモ

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「iCお引っこしサービス」のシステム基盤にHP IC-Chip Access Server for FeliCaを活用

 
通話やEメール、さらにコンビニの支払い、会員証、航空券などの役割も担う携帯電話。おサイフケータイの登場によって携帯電話は生活インフラとなった。そこで株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)では、機種変更などの際におサイフケータイに搭載された非接触ICチップ「モバイルFeliCa」(以下、FeliCaチップ)のデータを一括して移し替える「iCお引っこしサービス」を開始。そのシステム基盤にHP IC-Chip Access Server for FeliCaを活用している。
お客様背景
効果と今後の展望
会社概要
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NTT DoCoMo

目的

アプローチ

機種変更や故障によっておサイフケータイを取り替える際に、電子マネーや各種ポイント、会員証などのFeliCaチップ上のデータを新しい携帯電話に一括して移し替えるサービスをユーザに提供し、顧客満足を向上させる。
新FeliCaチップ、携帯電話、サービスの開発を同時に進め、整合性がとれた総合的なシステムを短期間に開発。

システムの効果

ビジネスへの効果

FOMA 903iシリーズから搭載される新しいFeliCaチップの機能と連携し、FeliCaチップのデータを別のFeliCaチップに移行する機能が実現された。
ドコモショップなどの店頭で、店舗スタッフやユーザ自身が、簡単におサイフケータイのデータ移行を実行する環境が整備され、顧客サービスの向上が推進された。

お客様背景

顧客の利便性向上を目指して。おサイフケータイ対応サービスの拡大、機能向上を進める

プロダクト&サービス本部 マルチメディアサービス部 EC戦略 EC技術戦略担当主査 大井 浩二 氏
プロダクト&サービス本部
マルチメディアサービス部
EC戦略
EC技術戦略担当主査
大井 浩二 氏
情報システム部 顧客システム担当 竹川 徳重 氏
情報システム部
顧客システム担当
竹川 徳重 氏
移動体通信事業者間の競争促進や顧客満足改善を目的として、2006年10月24日からMNP(Mobile Number Portability:携帯電話番号ポータビリティ)が実施された。それに伴いキャリア各社は、料金体系の見直しやエリアの増強などに取り組んできた。

「ドコモでは、さらに魅力あるサービスや携帯電話の開発、そして直接お客様と向き合うショップやコールセンターでのフォロー体制強化を推進しています。さらに、部門を越えて全社員が“サービスフロント”に立っていることを再認識し、一層の顧客サービスを心掛けています」

おサイフケータイの普及に取り組むEC戦略EC技術戦略担当主査 大井浩二氏はそう語る。

MNP実施に先立つ2005年12月、ドコモはおサイフケータイで利用できる新クレジットブランド「iD」の提供を開始し、2006年4月、クレジットサービス「DCMX」を開始した。日頃常に携帯電話を持ち歩く5200万人ものユーザを有しているドコモは「一番消費者に近い存在」でもある。

「コンビニ・自販機での決済や電車・映画などのチケットの役割を果たすなど、おサイフケータイの利用機会はますます増えています。私たちは、お客様がより便利により快適に使えるおサイフケータイを目指します」(大井氏)

新FeliCaチップの機能を活かした新たなデータ移行サービスを構想

ドコモはおサイフケータイの満足度向上を目指して、Web上でアンケート調査を定期的に実施している。

「その結果、お客様のおサイフケータイに対するネガティブイメージベスト3は、1)セキュリティ、2)設定が面倒くさそう、3)機種変更や故障時の手続きが大変そう、であることがわかりました。セキュリティと設定に関しては、実際に利用されるとネガティブイメージは払拭されるのですが、機種変更や故障時の手続きに関しては課題となっていました。そこでスムーズなデータ移行を実現したいと考えたのです」(大井氏)

2006年10月に発売が予定されていたFOMA 903iシリーズからは、携帯電話に搭載されるFeliCaチップも、旧来の3倍という容量を持ち、新しい機能も実装された新チップが搭載されることになっていた。そこで、FeliCaチップの開発を進めるフェリカネットワークス株式会社との連携によって、この新チップの機能を活用し、電子マネーや各種ポイント、会員証機能などのデータを、新しい端末に一括して移行する「iCお引っこしサービス」の実現を目指したのである。


効果と今後の展望

圧縮された開発期間の中で各技術要素の統合を推進

以上のコンセプトに基づくサービスの概念が固まった2005年7月からは、情報システム部が合流し、具体的な開発フェーズがスタートした。そもそもドコモは、モバイルFeliCaの各種技術の開発を担うフェリカネットワークスに資本参加し、キャリアの立場からサービスプラットフォームの形成に貢献してきた存在だ。またHPもFeliCa対応サーバの開発プロジェクトの一翼を担い、HP IC-Chip Access Server for FeliCaを提供してきたのである。今回の開発最前線を担った情報システム部顧客システム担当 竹川徳重氏は、今回の開発の苦労を以下のように語る。

「新FeliCaチップの商用利用は、FOMA 903iシリーズが初めて。さらに、FeliCaチップ上のデータを一括で別のFeliCaチップに“引っ越す”サービスも、これまでにない先駆的なものでした。当然、そのプラットフォームもFeliCaチップの新機能に対応していなければなりません。それはHP IC-Chip Access Server for FeliCaしかありませんでした。スタ−ト時には、試験機となる携帯電話もHP IC-Chip Access Server for FeliCaも、まだ開発プロセスのまっただ中でした。一方でFeliCaチップ、携帯電話、FeliCa対応サーバ、サービスの開発状況の歩調を合わせながら、他方では2006年10月のFOMA 903i発売と同時にサービスを開始する必要があったのです」

そこで、ドコモとフェリカネットワークス、携帯電話メーカー、HP、SI/アプリケーション開発を行ったNEC間で緊密な協調体制を推進。情報システム部は、シミュレータなどによる単体試験を繰り返しながらシステム構築を進め、携帯電話の実機が出そろった2006年7月後半に全体的な結合試験を実施することができた。

「結合試験当初は、全く試験を消化できず1カ月近い遅れが生じました。最後は、数少ない携帯電話のテスト機をかき集め、情報システム部にふんばってもらいました」(大井氏)

何らかの理由でデータ移行が中断した場合の再試行に伴う判断ロジックなど、結合試験後に顕在化したポイントなどを丁寧に拾いながら、システムが磨きあげられていった。

こうして完成したiCお引っこしサービスでは、故障等の際のデータ移行の場合にはショップのスタッフが操作を行う。また機種変更の場合には、ユーザ自身がドコモショップの店頭に設置された機器を操作して、移し替えが実行できる。

「まず、どんな場合にも移行元のデータが保護されることに気を配りました。またユーザご自身が操作することから、処理手順の簡素化やわかりやすい画面設計を追求しています」(大井氏)

「さらにイレギュラーな扱い等、あらゆる場面を想定した試験を繰り返して、安定稼働に向けて万全を期しました」(竹川氏)

「次の段階としてデータ移行時間の圧縮などを目指したいと思います。おサイフケータイを使った決済は、コンビニ、大手スーパーにも導入され2007年度はおサイフケータイ普及の年になると考えています。今後、決済サービスやポイントサービスの連携がますます進み、さらに私たちが考えつかないようなおサイフケータイを使ったサービスが生まれることを期待しています」(大井氏)


会社概要

株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ
所在地: 東京都千代田区永田町2丁目11番1号 山王パークタワー
代表取締役社長: 中村維夫
資本金:

9,496億7,950万円(2007年3月31日現在)

従業員数:

5,947名(2007年3月31日現在)

営業開始日:

1992年7月1日

事業内容:
携帯電話事業 携帯電話(FOMA)サービス、携帯電話(mova)サービス、パケット通信サービス、国際電話サービス、衛星電話サービス、各サービスの端末機器販売 など
PHS事業 PHS端末機器販売
その他事業 クレジットビジネス、無線LANサービス、IP電話サービス など
URL: http://www.nttdocomo.co.jp/ このリンクをクリックすると、HP社外へリンクします。

事例キーワード

業種: 通信
  HP IC-Chip Acccess Server for FeliCaHP Integrity rx4640HP StorageWorks MSA1000

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