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携帯電話とクレジット機能を組み合わせたケータイクレジット「DCMX」

株式会社NTTドコモ

導入事例

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通信と決済サービスの融合から生まれる新しい生活インフラの可能性とは

NTTドコモのケータイクレジットDCMXサービス(以下、DCMX)がスタートして半年。チャージレス、サインレス、かざすだけで決済ができるDCMXは、その利便性から予想を上回るスピードで契約者数が増加。2006年11月現在100万件を超えた。同社の金融業への参入、プラットフォーム事業の第一弾としてのDCMXは、今後個人にもビジネスにも大きなインパクトを与えるはずだ。DCMXの可能性と将来性、その基盤を支えるHPのテクノロジについてお話を伺った。
DoCoMo ロゴ DCMX
おサイフからクレジットへ
チャージレスでサインレス
進化する携帯電話
ケータイクレジットDCMXの早期参入を実現
ネットとリアルな世界を架橋
会社概要
PDF(1.15MB)

事例キーワード

業種: 通信・メディア金融
製品 HP Integrity NonStop サーバ

目的

  • ケータイクレジットDCMXサービスの立ち上げ、クレジット事業への早期参入と急速な普及
  • 「通信手段」としての携帯電話から、「安全で便利な生活インフラ」への進化
  • 次世代インフラによる利便性と、さまざまな新しいビジネスの可能性の創出

アプローチ

  • 世界の金融・クレジット分野で多くの実績を持つHP Integrity NonStopサーバ

システムの効果

  • 堅牢性、拡張性に優れたケータイクレジットDCMXの実現

ビジネスへの効果

  • 安心・安全なケータイクレジットの実現
  • 新しい生活基盤、ビジネス基盤の実現と、それに伴う多様なビジネスモデルの創出

おサイフからクレジットへ
ビジネス・生活シーンに不可欠な決済機能と携帯電話を融合そこに生まれるメリットと可能性とは

株式会社NTTドコモ プロダクト&サービス本部 マルチメディアサービス部 DCMX担当部長 森山浩幹氏
株式会社NTTドコモ
プロダクト&サービス本部
マルチメディアサービス部
DCMX担当部
長森山浩幹氏
現在、携帯電話の加入者数は約9,000万件、普及率は72%(総務省「移動電気通信事業加入数の現況」2006年3月)に上る。携帯電話は単に通話だけでなく、メール、音楽、ゲーム、テレビ、乗車券・定期券、ナビゲーション、会員証・身分証、電子キー、株取引、オンラインショッピング、チケット予約、電子マネーなど、あらゆる生活シーンに対応できる機能を備えた。携帯電話は今や通信インフラという枠を越え、「ケータイ」という1つの生活インフラに成長したのである。しかも、携帯電話は財布と同様、肌身離さず持ち歩く人が多い。そうした形態もまた今までにないインフラだと言えるだろう。

NTTドコモは2004年7月、電子マネーや会員証、ポイントカード、電子キーなどの基盤となる「おサイフケータイ」(iモード FeliCa)サービスを開始した。そして、2006年4月、通信とクレジット決済を融合したDCMXサービスを開始することで、他社とのサービスの差をさらに広げている。同社のプロダクト&サービス本部マルチメディアサービス部DCMX担当部長 森山浩幹氏はケータイクレジット事業の狙いを次のように話す。

「今後のビジネス展開を考え、今までにないケータイクレジット事業にチャレンジしました。決済はどんなビジネスにも不可欠ですから、どこでも使えるケータイでクレジット決済ができれば利便性は高まります。そのため、ケータイには決済のためのクレジット機能が必要だと以前から考えており、この4月からケータイクレジットDCMXを開始したわけです。今までのおサイフケータイというプラットフォームを活用し、クレジット決済をも可能にすることでさらにサービスを充実させることが狙いです。おかげさまで、DCMXはこの11月で100万契約を突破することができ、当初の予想を上回るペースで増え続けています」

ケータイクレジット参入の背景には、決済ビジネスの急速な進展がある。例えば、クレジット信用供与額(ショッピング)は年々増大して2003年には26.6兆円に上り、さらに拡大傾向にある。また、国内の小額市場規模は約57兆円で、「Suica」約1,751万枚(2006年9月) 、「Edy」約2,100万枚(2006年9月)、NTTドコモのおサイフケータイのユーザ数も1,650万(2006年10月)を超えている。ファーストフード店などでの小額の支払でクレジットを利用するのはまだ一般的ではないが、公共料金、医療などの分野ではクレジットカード払いが増えており、手軽に使える環境さえ整えればクレジット市場はさらなる伸びが期待できる。そして、携帯電話とクレジット機能が融合したケータイクレジットの登場はクレジット決済を手軽に利用できる環境をユーザに提供し、市場の拡大をいっそう促進するだろう。

チャージレスでサインレス、携帯電話をかざすだけで決済安心・安全なケータイクレジットDCMXがクレジット決済の裾野を拡大

NTTドコモでは電子決済ビジネスを推進するため、オープンなケータイクレジットブランド「iD」(自己証明、存在証明を意味する「Identify」と身分証明書を意味する「ID」に由来)というプラットフォームによって、おサイフケータイを媒体としたビジネス展開の仕組みを提供している。あらかじめ入金が必要な電子マネーと違い、iDは利用した金額が後日請求される仕組みなので事前に入金する手間がいらず、また利用する際の料金不足を防げるといったメリットもある。クレジットを手軽に使える環境を実現し、クレジット決済の裾野を拡大する「キラーアプリ」と言えるだろう。

DCMXはiDを利用したNTTドコモ自身が提供するクレジットサービスで、おサイフケータイをかざすだけでクレジット決済ができ、しかもチャージやサインも不要だ。DCMXサービスでは、月々の限度額が1万円までというDCMX miniと、限度額20万円以上のDCMXが提供されている。DCMXでは国際ブランドであるVISAとMasterCardが選択できるので、iDが使えない店舗や海外でも利用可能だ(MasterCardは発行時期未定)。

森山氏は、DCMXのポテンシャルの高さを次のように語る。

「意外なことに電子マネーの利用者はお年寄りも多いそうです。お札や小銭を数える必要のない電子マネーは大変便利ということで、新しいサービスに抵抗を感じると思われていた高齢者にも受け入れられています。今回のケータイクレジットDCMXは、そうした方々にも簡単にお使いいただけますので、利便性の範囲は一層広がると思います」

DCMXの使い方は、他のおサイフケータイ上のアプリケーションと同様にiDマークのある店舗に設置された専用リーダ/ライタにおサイフケータイをかざすだけだ。これだけで、スピーディなクレジット決済ができる。もちろん、セキュリティ面でも、安心・安全なケータイクレジットサービスを実現している。

「私たちはクレジット分野ではチャレンジャーなので、ロゴのデザインやリーダ/ライタの音など、上質感や使いやすさといった細かい面にもこだわりました。DCMXはおサイフケータイの延長線上で誰でも使えるクレジットを目指していますので、特定のユーザ層を意識してはいません。また、ケータイは常時持ち歩くものですから、今までの遠隔ロック機能やICカードロック機能に加えて、指紋認証や顔認証、お任せロック機能など、セキュリティには特段に注力しています。なくしたら戻ってこない財布よりも、おサイフケータイの方がはるかに安全だと思います」(森山氏)

おサイフケータイが通信から生活インフラへの突破口を開いた先遣隊だとすれば、ケータイクレジットDCMXはコミュニケーションと決済機能を融合した本格的金融インフラサービス本隊と言える。そして、DCMXの登場は新しい利便性の創出やあらゆるビジネスチャンスの到来を意味する。この生活インフラはNTTドコモのビジネスにとってだけでなく、その新しい決済インフラを利用するすべての事業者にとっても大きなチャンスとなるのだ。


決済機能との融合により生活インフラ、ビジネス・プラットフォームへと進化する携帯電話
そこに広がる新たなビジネスチャンス

クレジット決済の垣根を取り払うケータイクレジットは、さまざまな異業種間連携が可能なオープン・プラットフォームだ。多くのプレイヤーがそのプラットフォーム上でビジネスを展開できる。例えば、そのプラットフォームを活用したハウスカードを発行すればケータイでの決済が可能となり、加盟店はケータイクレジットの購買履歴を活用して新たなマーケティング活動を実施することでビジネスを拡大できる。またカード会社はキャッシュレス化が進むことによって収益機会が増大し、ケータイという利便性の高い生活インフラと自社のサービスを組み合わせることで顧客満足度を向上させることができるのだ。

「おサイフケータイの基盤はオープンが基本であり、いろいろな事業との融合が進んでいます。例えば、自動販売機やコンビニ、ファーストフード、百貨店、レストランでの決済、航空券や映画のチケットなどに使われています。POSレジと連携した第一興商ではおサイフケータイをかざすだけで希望のカラオケを予約できるなど、利用分野はどんどん広がっています。ユニークな使い方としては、マンションの部屋の電子キーがあります。電子キーを使うとメールで知らせてくれるサービスもあるのですが、それを使えば家族が無事に帰宅したかどうか確認できます。こうした機能はコンビニ決済などにも応用できます。塾に通う途中に子どもがコンビニで買い物したことをメールで知ることができるので、無事かどうかがわかるわけです。また、地方の個店での利用も始まっています。私の田舎のラーメン屋ではケータイメールで宣伝して、メールを見た人に餃子をサービスするなどして集客につなげています。これからは、近くを通った人に店舗の場所を知らせる、今なら何割引というリアルタイムなサービス案内をするなどの利用も考えられるでしょう。位置情報と顧客のプロファイルに合わせたタイムリーなサービス、またポスターやチラシなどにケータイをかざすだけで商品を購入できるなど、常に持ち歩くケータイだからこそ可能なサービス展開ができます。その可能性は無限大です」(森山氏)


世界の金融分野で証明されたHPのテクノロジでケータイクレジットDCMXの早期参入を実現

株式会社NTTドコモプロダクト&サービス本部プラットフォーム部担当部長内藤正明氏
株式会社NTTドコモ
プロダクト&サービス本部
プラットフォーム部
担当部長 内藤正明氏
おサイフケータイを利用した決済ビジネスを加速するために、ケータイクレジットDCMXには迅速なサービス開始が求められた。また、あらゆる分野の小売、流通の決済インフラとして機能するDCMXは、多くのプレイヤーがそのインフラ上でビジネスを展開することが予想されるだけに、安定したシステム基盤が求められた。

そこで、ケータイクレジットDCMXをインテグレーションした株式会社NTTデータと日本電気株式会社は、この命題に応えるプラットフォームの一部にHP Integrity NonStopサーバを採用した。DCMX基盤の構築を担当したNTTドコモプロダクト&サービス本部プラットフォーム部担当部長 内藤正明氏は次のように話す。

「金融系のサービスの構築には要件定義からシステム構築、リリースまで複数年をかけるケースが多いのですが今回のケースでは約4カ月半でリリースしました。ビジネス上の要求が非常に強かったせいですが当初から非常に厳しいスケジュールでした。特に短期開発になりますと品質の維持や性能の担保が非常に難しくなります。その意味でしっかりとしたプラットフォームの選定が重要でした。使用させていただいたHPのNonStopサーバは私自身初めての経験でした。選定のポイントは文字どおり決して落ちないこと。開発試験工程を通じてその信頼性の高さには驚かされました。普通のUNIXシステムならダウンするような負荷環境下でも平気で処理を続けています。サービス開始後もノンストップでファイル更新ができるのも良いですね。金融分野で定評のあるプラットフォームを選定して良かったと痛感しています」

ネットとリアルな世界を架橋
通信と金融という二大インフラの融合によって新時代を開拓

新しい社会インフラとして定着したケータイ。個人が特定できないネットの世界では、決済は大きな壁だったが、個人に直接結びついた携帯電話がクレジット機能を持てば、ネットとリアルの世界は非常に密接に連携していくだろう。これは大きなインフラの変革であり、今後さまざまな業種において新しいビジネスモデルが可能になることを意味する。

「ケータイクレジットDCMXサービスは、収益を生むビジネスへと急成長していくものと期待しています。また、頑張っている個店がDCMXを使うことによって新たにビジネスチャンスを得ることや、ニッチな市場を創出することができるように支援していきたいですね。そのためにも、1日でも早くクレジットカードのようにどこでも使える状態にすることが課題です。今後は大手コンビニ、都内のタクシー会社、大手チェーン店などでも使えるようになります。またこれからは、この基盤を利用したパートナーのビジネスも支援していきたいと考えています。私たちがビジネスの先に見据えているのは、ケータイをかざすだけで欲しいときに欲しいモノ・情報が手に入る、そんな『かざす文化』の普及を通して人々のQuality of Life(生活の質)の向上に貢献することです。今回DCMXのプラットフォームを提供いただき、さらにFeliCaサーバ(HP IC-Chip Access Server for FeliCa)を販売しているHPなどとも協力して『かざす文化』を広めていきたいと考えています」(森山氏)

新しい生活インフラを提供するNTTドコモは、「かざす文化」を通じて生活の質向上を積極的に推進していこうとしている。そしてHPは世界の金融・カード業界で実績を持つテクノロジ、およびモバイルFeliCaの世界を広げるHP IC-Chip Access Server for FeliCa等のソリューションを通じ、DCMXという新しいインフラを活用して画期的なサービスやビジネスを立ち上げるさまざまな企業を支援していきたいと考えている。NTTドコモとともに人々の生活の質向上に貢献するために。


  NTTドコモのおサイフケータイは、通信とクレジットを融合するビジネスモデルの端緒となった
 
NTT ドコモのおサイフケータイは、通信とクレジットを融合するビジネスモデルの端緒となった 図1
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HP Solutions for ICT

HPは、次世代情報プラットフォームに必要となるテクノロジーを通じて、先進的なICT社会の実現を支援します。
ICT関連テクノロジー
HP IC-Chip Access Server for FeliCa
ネットワークを経由してFeliCa ICチップにアクセスするためのフェリカネットワークス サーバ仕様に準拠したより付加価値の高いサービスを可能にします。また、空間を超えてお客様に連続性のある体験を提供する、利用シーンにより最適なデバイスやメディアを選択してコンテンツを提供するといった、より付加価値の高いサービスが可能になります。

HP Integrity NonStop サーバ
世界の主要証券取引所の87%、世界のクレジットカード取引の約7割で採用されているサーバ。耐障害性、可用性、拡張性などのコンセプトを持つサーバシステムの要件に応える最適なシステムです。
 

会社概要

株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ
所在地: 東京都千代田区永田町2丁目11番1号 山王パークタワー
代表取締役社長: 中村 維夫
資本金: 9,496億7,950万円(2006年3月31日現在)
従業員数: 6,013名(2006年3月31日現在)
営業開始日: 1992年7月1日
URL: http://www.nttdocomo.co.jp このリンクをクリックすると、HP社外へリンクします。

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