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1日5億ページビューを超える規模に急成長。
人気の「モバゲータウン」を支えるHP BladeSystem c-Class。

株式会社ディー・エヌ・エー

導入事例

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2006年2月にゲームとSNSからスタートした「モバゲータウン」は、わずか2年半で会員数1,100万人を擁する“ケータイ総合ポータルサイト”へと急成長を遂げた。2008年8月時点で、1日あたりのページビューは5億を超えている。「モバゲータウン」を運営するディー・エヌ・エー(DeNA)は、新たにHP BladeSystem c-Classを採用。国内最大級のケータイ・コミュニティの急成長に応えるシステム基盤強化を推進している。
お客様背景
ソリューション
効果と今後の展望
会社概要
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株式会社ディー・エヌ・エー

目的

アプローチ

急成長を続けるモバイルサービスを支えるIT基盤の強化
サービスのスピードに応える導入と拡張、管理性の向上
ラックあたりサーバ集積度向上による投資対効果の向上
「x86システム+LAMP」オープンな技術を全面採用
汎用サーバにHP BladeSystem c-Class(AC100V)を採用
DBサーバにHP ProLiant DL360(AC100V)を採用
仕様を標準化し1,000台規模のサーバを効率的に運用

システムの効果

ビジネスへの効果

システム導入・拡張時のリードタイムを短縮
サーバのリモート管理による運用の効率化
HP BladeSystem c-Classによる高密度なラッキング
新サービス、新メニュー立ち上げの迅速化と安定化
システム運用・管理工数の低減
システムへの投資対効果の向上

お客様背景

1日5億ページビューを超えてさらに成長する「モバゲータウン」

  株式会社ディー・エヌ・エー ポータル・コマース事業部 システム部システム開発第一グループ 取締役 川崎修平氏
株式会社ディー・エヌ・エー
ポータル・コマース事業部
システム部
システム開発第一グループ
取締役 川崎修平氏
   
  株式会社ディー・エヌ・エー マーケティングコミュニケーション室 広報グループ グループリーダー 金子哲宏氏
  株式会社ディー・エヌ・エー
マーケティング
コミュニケーション室
広報グループ
グループリーダー
金子哲宏氏
   
私は無料が好き。――2008年7月からオンエアが始まった「モバゲータウン」のCMでは、ケータイゲームに夢中になる女性の姿を通して“無料ゲーム”が自然に訴求されている。若い女性のライフスタイルを象徴的に描いたこのCMは、日常にすっかり溶け込んだモバゲータウンの普遍性をも映し出している。

「モバゲータウンの登録ユーザは、7月で1,100万人を超えました。年齢構成は10代でおよそ4割を占めます。16歳・17歳の男性に限ってみれば、人口の6割以上がモバゲータウンのユーザです」(広報グループグループリーダー金子哲宏氏)

ディー・エヌ・エー(DeNA)が2006年2月にサービスを開始したモバゲータウンは、無料ゲームとSNSが支持されてあっという間に中高校生を席巻した。2006年末の時点ですでに会員数は200万人を超え、その7割を10代が占めていたという。その後、小説や音楽・動画など自己表現の場の提供、実用性の高い情報配信など、着実な機能強化によって“ケータイ総合ポータルサイト”へと進化。20代、30代のユーザ比率を急速に高めている。

「アバターで収益を上げるSNS、というのが最初に描いた構想でした。リアリティを追求したSNSが当時の主流でしたが、モバゲータウンではバーチャルな人間関係を前面に打ち出しました。そこで会員獲得に大きな役割を果たしたのが、“クオリティの高い無料ゲーム”です」(取締役川崎修平氏)

高品質な無料ゲームが口コミで広がり、ゲームを楽しんだユーザがSNSでのアバターを介してコミュニケーションを連鎖させる――モバゲータウンは、そうしたスパイラルを描いて成長を加速させてきた。が、そこには緻密な計算があると川崎氏は語る。

「アバターというバーチャル世界での人格を大事に思ってもらえるかどうか、これが非常に重要なポイントです。そのために、居心地の良いコミュニティを維持するための工夫を凝らしています。同時に、知らない人同士のコミュニケーションが必然的に起こるよう、導線や検索性などの仕組みづくりにも知恵を絞っています」

登録ユーザ1,100万人、1日5億ページビューを超えて成長を持続するモバゲータウン――ビジネスとITが直接的に結びついたそのシステム基盤に、新たにHP BladeSystem c-Classが採用された。


ソリューション

スピーディかつ柔軟に拡張可能なHP BladeSystem c-Class

モバゲータウンを支えるシステム基盤は、オープンソースのソフトウェア群LAMP(Linux+Apache+MySQL+Perl)をベースに開発・運用されている。およそ1,000台のx86サーバ(うち720台がHP製サーバ)で構成される大規模システムだ。HP BladeSystem c-Classは、Webサーバ/サービス系サーバを中心に順次導入が進んでおり、8月時点で104ブレード/13エンクロージャに達している。

「スケールアウトによって柔軟に処理性能を拡張できるようシステム基盤を設計しました。立ち上げ時こそサーバは10数台でしたが、現時点でおよそ450台のデータベースサーバ、300台のWebサーバ、その他に検索用、動画配信用、対戦ゲーム用といったサービス系のサーバ250台にまで拡大しています。サーバの用途変更が頻繁にありますので、柔軟に対応できるようサーバの仕様は可能な限り標準化しています」(川崎氏)

Webサーバ/サービス系サーバは、デュアルコアまたはクアッドコアインテル® Xeon® プロセッサー搭載の「HP ProLiant BL460c」サーバブレードに4GBメモリとSASハードディスクドライブを1〜2本装備。これをAC100V仕様の「HP BladeSystem c3000エンクロージャ」に8ブレード収容する。データベースサーバは「HP ProLiant DL360」1Uラックマウンド型サーバに16GBのメモリとSAS HDDを6本装備。これが現在の標準的なサーバ仕様だ。いずれも低電圧版プロセッサー、AC100V電源を標準とすることで1,000台規模のサーバ運用におけるコスト低減を図っている。

川崎氏は、モバゲータウンを立ち上げる前に、ケータイオークションサイト「モバオク」(2008年8月末時点で111万ユーザ)を指揮してきた。そこで得たシステム構築・運用のノウハウは、本システムでも活かされているという。

「モバゲータウンは、誰も予想しなかった規模に、誰も予想できなかったスピードで成長しました。システム基盤のスケーラビリティは確保できていましたが、管理・運用面での課題が顕在化してきたのです。中でも、新しいサービスを次々と投入していく過程で、サービス単位のシステム構築スピードを高めていかなければならない、という課題は重大でした」(川崎氏)

モバゲータウンの急成長に応えるシステム基盤には、“スピーディかつ柔軟に拡張できる能力”の大幅な強化が求められていた。


「モバゲータウン」システム概要図
「モバゲータウン」システム概要図 このリンクをクリックすると、新しいウィンドウが開きます

「そこで注目したのがHP BladeSystem c-Classです」川崎氏は、最小限のケーブリングで済み管理性に優れたブレード型サーバが、システムの拡張や変更に有利と判断した。「100台単位でサーバを増設するようなケースでは、サーバ1台あたりのインストール作業にどれだけ手間を要するかで結果がまるで変わります。とくにリモートターミナルの使い勝手が作業効率に大きく影響します。HP BladeSystem c-Classのリモート管理機能はレスポンスも良く、安定していて圧倒的に楽に作業が行えます」

HP BladeSystem c-Classには、リモート管理機能「HP Integrated Lights-Out 2(iLO 2)」が標準でサポートされる。ActiveXを使った“仮想KVM”はJavaベースのツールと比較して非常に高速で、その使い勝手には定評がある。手元のPCのメディアドライブからOSやアプリケーションをリモートでインストールする“仮想メディア”にも対応しており、ローカルでの作業を大幅に削減することが可能だ。また、1,000台規模のサーバを運用する上では、データセンターにおける設置面積あたりのサーバの実装密度がコストに大きく影響する。

「急成長の過程でデータセンターのラックが足りなくなる、ということが何度も起こりました。より大きなセンターへ引っ越すためのコストや手間も無視できません。HP BladeSystem c-Classであればラックあたりのサーバ収容台数が増やせますので、そのメリットは大きいわけです。当然、面積当たりのシステム稼働率が上がれば、投資対効果も上がります」(川崎氏)

モバオク時代から使い続けているというHP ProLiant DLシリーズ、そしてHP BladeSystem c-Classに対する評価を、川崎氏は次のように語ってくれた。「HPのサーバ製品は、最もトラブルが少ないという印象があります。オープンソースのOSやデータベース、ドライバとの相性も問題ありません。サーバを長期間運用していると、そのサーバの本当の信頼性や使いやすさが見えてくるものです。指定したサーバのLEDをリモートで点灯させる機能や、サーバの設置が容易なレールのデザインなど、現場での使い勝手がとてもよく考慮されていると思います」


HP Integrated Lights-Out 2(iLO2)
HP Integrated Lights-Out 2(iLO2)

効果と今後の展望

「WEB 2.0的進化」と「内なる強化」 〜業界リーダーへの期待と責任

DeNAは、革新的なケータイサービスをリードする企業であるとともに、オープンを志向するユニークなエンジニア集団でもある。その一面は、2008年5月にオープンソースとして公開された「MobaSiF」(Mobile Simple Framework)からも見て取れる。MobaSiFは、モバゲータウンやモバオクで実績を積み重ねたケータイ向けサービスのフレームワークだ。川崎氏はその背景を次のように語る。

「私たち自身、オープンソースのソフトウェアを使い続け、その恩恵を受けてきました。より多くのケータイサイト創出を喚起して、ケータイ市場全体の拡大に貢献するという考えもありますが、むしろ『いつかは自分たちのソフトウェアをオープンソース化したい』という思いを形にした、と言った方が正直かもしれません(笑)」

MobaSiFは、モバイルインターネットに“WEB 2.0”的進化をもたらすフレームワークとして、様々な価値やサービスを結びつける可能性を秘めている。DeNAの次の飛躍のカギを握っているかもしれない。

一方で、DeNAは「サイトの健全化」に全社を挙げて取り組んでいる。
「モバゲータウンは、ケータイサイトの中でも最大級のメディアとなっています。私たちは業界のリーダーとしての責任を自覚し、サイト内健全化のために様々な施策を同時に進めています。たとえば、東京と新潟に設立したカスタマーサポートセンターでは、24時間365日、総勢420名体制でトラブルの未然防止に努めています」(金子氏)

「システム的にも、サイト健全化のための仕組みを強化しています。サポート業務を効率化するためのシステムや1日5億に上るログの分析など、結果的にユーザの満足度向上に結びつくテーマを複数掲げています」(川崎氏)

HP BladeSystem c-Classは、モバゲータウンの魅力的なケータイサービスとともに、その“内なる強化”も支えていくことになるだろう。


会社概要

株式会社ディー・エヌ・エー
所在地: 東京都渋谷区代々木4-30-3 新宿MIDWESTビル
代表取締役社長: 南場 智子
資本金: 43億2887万円(2008年8月31日現在)
従業員数: 連結:534名(単体:352名)(2008年8月31日現在)
設立: 1999年3月4日
URL: http://dena.jp/ このリンクをクリックすると、HP社外へリンクします。

事例キーワード

業種: 通信・メディア
  HP BladeSystem c3000エンクロージャHP ProLiant BL460cHP ProLiant DL360
  HP Integrated Lights-Out 2 (iLO 2)LinuxMySQL、Apache、Perl

  本ページに記載されている情報は取材時におけるものであり、閲覧される時点で変更されている可能性があります。予めご了承下さい。  
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