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アズビルが、仮想化共通基盤を構築し
ロードマップに沿ってサーバー統合を推進

アズビル株式会社

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統合ロードマップ策定から仮想化共通基盤の設計・構築までをHPコンサルティングサービスがトータルに支援

「個別にシステムを構築するのではなく、可能なものから仮想化共通基盤に巻き取っていきたいと考えています。私たち自身も、守りに工数をかけることなく、業務やビジネスに貢献する攻めのIT活用に注力できるようになるはずです」

アズビル株式会社
業務システム部 インフラグループ マネージャー
松原 健氏
お客様背景
ソリューション
効果と今後の展望
会社概要
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目的

業務システム部が管理・運用するおよそ50台のサーバーを統合。標準化された「仮想化共通基盤」を構築し、システム単位の個別最適から脱却するとともに運用負荷・消費電力の低減を図る。

アプローチ

短期的なシステム統合に範囲を限定せず、将来を見据えた統合ロードマップを策定。「仮想化共通基盤」の規模と機能を成長させるアーキテクチャとすることで、ロードマップに沿ってシステム統合の範囲を順次拡張していく方針を定めた。

ITの効果

HPコンサルタントの支援を受けてシステム統合のロードマップを策定
仮想化共通基盤に「HP 3PAR F400」と「HP ProLiant DL380p Gen8」を採用し複数のシステムを高効率に統合
HP独自の設計テンプレートを利用し短期間での仮想化共通基盤の構築を実現
サーバー50台の統合からスタートし、統合対象の拡大に合わせて柔軟に拡張可能に
物理サーバーの台数を大幅に削減し消費電力の削減と運用管理負荷の軽減を実現

ビジネスの効果

サービスレベルの異なる50のシステムを安定的かつセキュアに運用
ユーザー部門におけるサーバー環境の迅速な立ち上げ、業務生産性の向上に寄与
統合ロードマップに沿ってスモールスタートから統合範囲の順次拡大を実現


お客様背景

計測・制御機器大手のアズビルが仮想化共通基盤を構築し、第1フェーズとしておよそ50サーバーを統合した。HPのコンサルタントがシステム統合のロードマップ策定を支援。限られた範囲でのサーバー統合にとどまらず、統合対象とするサーバーを順次拡大し、それに合わせて仮想化共通基盤も拡張・機能強化していくアーキテクチャを採用した。

サーバー50台の統合から仮想化共通基盤に着手
アズビル株式会社 業務システム部 インフラグループ マネージャー 松原 健氏
アズビル株式会社
業務システム部
インフラグループ
マネージャー
松原 健氏
アズビル株式会社 業務システム部 インフラグループ アシスタントマネージャー 堂前 徹氏
アズビル株式会社
業務システム部
インフラグループ
アシスタントマネージャー
堂前 徹氏

アズビル株式会社は、1906(明治39)年創業という1世紀余にわたる長い歴史を持つazbilグループの中核会社である。「山武ハネウエル」、「山武」の社名・ブランドで計測・制御技術をリードし着実に業容を拡大してきたが、世界規模でのビジネス成長を指向して2012年にアズビルへと社名を変更している。

「アズビルは、人々の安心・快適・達成感と地球環境への貢献をめざす“人を中心としたオートメーション”を追求する企業です。ビルディングオートメーション、アドバンスオートメーション、ライフオートメーションという3軸で事業を展開しています」と業務システム部 インフラグループ マネージャーの松原健氏は紹介する。

計測と制御という技術の応用範囲は、住居やビルの空調・セキュリティから、工場・プラントの自動制御システムまで実に幅広い。データセンター内の気流を制御し空調の最適化・省エネルギーを実現する「AdaptivCOOL」というユニークなソリューションもある。アズビルの競争力は、計測・制御技術をベースにした多様性なビジネス展開に支えられている。

「その一方、多様な事業を支える中で複雑化したシステム環境、個別に最適化されてきたシステム運用の非効率が無視できなくなってきました。ユーザー数は海外拠点やパートナー企業を含めておよそ1万人。共通化できる部分は統合していく方針で効率化を進めていますが、全体最適という観点からの達成度はまだ満足できるものではありません」と松原氏は振り返る。

松原氏が率いる業務システム部 インフラグループは、全社共通基盤としての基幹ネットワークやメール・Webシステム、認証基盤などの設計・構築・運用を担うとともに、事業部門の要求に応じて様々な業務システムのインフラを提供している。

「いくつかのシステムのハードウェア更新をきっかけに、サーバー仮想化の構想が持ち上がりました。これらを同一の仮想化基盤上で運用できないか、という意見を発展させて全社レベルで活用できる仮想化共通基盤を構築する計画に着手しました。まず、業務システム部が管轄する50 台のサーバーを対象に統 合化の検討を進めました」(業務システム部 インフラグループ アシスタントマネージャー 堂前徹氏)

検討の初期段階で堂前氏らを悩ませたのは、「規模もサービスレベルも異なるシステムをいかに集約し運用するか」という課題だった。

「24時間365日連続運用するシステムもあれば、ファイルサーバーも統合の対象でした。議論を繰り返して辿り着いた結論は、可能な限り共通メニュー化するとともに、高いサービスレベル要求に合わせるという方針でした」(堂前氏)

次なる課題は、仮想化共通基盤をいかに設計・構築し、いかに効率良く複数のサーバーを集約し、統合的な運用を実現するかである。堂前氏は、仮想化共通基盤の構想を実現するためにHP のコンサルタントにアドバイスを求めた。


規模と機能を段階的に成長させるロードマップ
アズビル株式会社 業務システム部 インフラグループ リーダー 山瀬 忠博氏
アズビル株式会社
業務システム部
インフラグループ
リーダー
山瀬 忠博氏
アズビル株式会社 業務システム部 インフラグループ インフラ2チーム 渡辺 里沙氏
アズビル株式会社
業務システム部
インフラグループ
インフラ2チーム
渡辺 里沙氏

堂前氏らがHPのコンサルタントに示した要件は次の通りだ。
@サーバー50台の統合からスタートし規模を拡張できる仕組み
A統合規模が拡大しても適用可能な運用手順・バックアップ手順の確立
B実質3か月という短期間での仮想化共通基盤構築
設計フェーズの提案に携わった日本ヒューレット・パッカードの木本氏は次のように振り返る。

「あらかじめ大規模な環境を用意して、50台、100台とサーバーを統合していくことは難しくありません。本要件では、スモールスタートと段階的な仮想化基盤の拡張をいかに実現するかが課題でした」

HPによる提案のポイントは、「リソースを容易に拡張できる仮想化基盤設計と、段階的に機能を強化していく統合ロードマップにある」木本氏は言う。

「HPは“ライフサイクルを考慮した仮想化基盤設計”という考えを示してくれました。スモールスタートが可能で、規模と機能を段階的に成長させる仕組みを確立する、という方針はまさに私たちが求めていたものです」(堂前氏)

仮想化統合基盤において、データバックアップを含む日常的な運用をいかに効率よく実現するかという課題もあった。

「統合された複数のサーバー環境を運用するスタッフの負荷を抑えなければなりません。また、システム規模が大きくなったからといって一度確立した運用手順を容易に変更することもできません。慎重に検討する必要があると考えました」と業務システム部 インフラグループ リーダーの山瀬忠博氏は言う。

リソース規模を柔軟に拡張でき、バックアップを含む運用を統合的に行えること――HPのコンサルタントは、これらの要件の重要部分を“ストレージ機能で実現”する方法を提案の骨格とした。そして、実質3か月という短期間で設計・構築が進められることになった。


ソリューション

仮想化共通基盤のポイントはストレージの拡張性と管理性
日本ヒューレット・パッカード株式会社 エンタープライズ 第二営業統括本部 エンタープライズシステム 第一営業本部 担当部長 木本 英利氏
日本ヒューレット・パッカード
株式会社
エンタープライズ
第二営業統括本部
エンタープライズシステム
第一営業本部
担当部長
木本 英利氏
日本ヒューレット・パッカード株式会社 テクノロジーコンサルティング統括本部 データセンター ソリューション 第4本部 第1部 プロジェクトマネジャー 中村 和之氏
日本ヒューレット・パッカード
株式会社
テクノロジーコンサルティング
統括本部
データセンター ソリューション
第4本部 第1部
プロジェクトマネジャー
中村 和之氏

リソースの規模を拡張するだけで統合対象のシステムを拡大でき、段階的に機能を強化していく統合アプローチ――これを実現するためにHPのコンサルティングチームが重視したのは、共有ストレージだった。

「スモールスタートが可能で、かつサービスを止めずに容量も性能も拡張できるストレージとしてHP 3PAR F400スターターキットを提案しました。共有ストレージを起点にして、仮想化共通基盤全体を設計する考え方を採ったのです」(HP 木本氏)

堂前氏も「サーバーは仮想マシンの集約数を重視しCPUコア/メモリを確保して、スケールアウトで拡張すればいい」と考えていた。ポイントになったのはストレージ製品のスケーラビリティである。

「第1フェーズでは、HP 3PAR F400のコントローラーを2ノード/実行容量5TBの規模で導入しましたが、最大4ノード/ 156TBまでのスケーラビリティを確保しています。ディスク増設による容量拡張だけでなく、コントローラー追加による性能増強も、ファームウェアのアップデートもオンラインで行えます」(HP 木本氏)

HP 3PARは、クラウド事業者のサービス基盤や企業のプライベートクラウド基盤において圧倒的な実績を誇るストレージ製品だ。複数の仮想サーバー環境を無停止で支え続ける高い信頼性・可用性を備え、実用性の高いシンプロビジョニングやストレージプールを柔軟に拡張可能なことが高く評価されている。

「今後、サーバーの集約をさらに進めても柔軟に対応できると考えました。複数の業務システムを収容しますので、増設やアップデートの際もサービスを止めなくていい、ビジネスに影響を与えないというのは非常に重要なことです」と堂前氏もHP 3PARを評価する。

データバックアップを含む運用に関してはどうか。

「HPから強く提案されたのは、バックアップツールを共通化することの重要性でした。様々なOSが混在する仮想サーバー環境において、運用負荷を抑制するために重要なポイントと理解しました」(山瀬氏)

第1フェーズでは、システム領域のバックアップをインフラグループが担当し、データ領域のバックアップはユーザーが行う方法を採用した。

「段階的に機能強化する統合アプローチとして、当初はシンプルな運用方法でスタートしました。第2フェーズでは、HP 3PARのマルチテナント機能やスナップショット機能も利用していきます。これにより、大規模環境のバックアップを合理的かつパフォーマンス劣化を起こすことなく実現する計画です」と構築を担当した日本ヒューレット・パッカードの中村氏は語る。



効果と今後の展望

より大きな統合効果をめざして第2フェーズへ

プロジェクトは、およそ3カ月という短期間で仮想化共通基盤の導入を実現。全社的な展開の端緒となる第1フェーズを完了させた。今回HP製品の販売・納品を担ったのは、HPプレミアムロイヤルパートナーの菱洋エレクトロである。

仮想化共通基盤のサーバーには「HP ProLiant DL380p Gen8」を採用。「これまでもHP ProLiantを使ってきたので安心感がある」(堂前氏)と評価されているが、注目すべきは仮想サーバー環境の統合・集約力の高さである。2CPU/16コア、64GBメモリを搭載したHP ProLiant DL380p Gen8 わずか3台の構成で、第1フェーズにおけるサーバー50台の統合を実現しているのだ。すでに新しい環境は、業務システム部のメンバーによって安定的に運用されている。

「従来個別のサーバー単位で行っていたバックアップは統合化され、差分バックアップを利用することで所要時間も大幅に短縮されました。第2フェーズではさらに50台のサーバーを統合する計画ですが、HP 3PAR のストレージ機能の活用と合わせ、合理的に運用を行える環境が整ったと考えています」と山瀬氏は評価する。

「この仮想化共通基盤上の規模と機能を強化していくことで、プライベートクラウドを実現することができるでしょう。カンパニーや事業部門で個別に運用されているシステムの統合も進めていきたいと考えています」
―堂前氏

業務システム部 インフラグループ インフラ2チーム 渡辺里沙氏も、「共通基盤構築の技術レベルは高いものでしたが、HPのコンサルタントは運用手順の資料を用意して私たちが独自に運用できるよう支援してくれました」と語る。

システムのあるべき姿に対して明快なビジョンを持ってプロジェクトに臨んだアズビルの業務システム部と、それを具現化するために実践的なノウハウと製品・ソリューションを提供したHP のコンサルタント。堂前氏は、その働きを次のように評価する。

「HPのコンサルタントが提供してくれたクラウド基盤構築のノウハウや設計テンプレートが、大きな威力を発揮してくれました。第1フェーズの目標はほぼ達成できたと考えています。物理サーバーの台数を大幅に削減したことで消費電力やCO2の削減にも大きな成果がありました」

堂前氏が見据えているのは、プライベートクラウドの実現だ。

「この仮想化共通基盤上の規模と機能を強化していくことで、プライベートクラウドを実現することができるでしょう。カンパニーや事業部門で個別に運用されているシステムの統合も進めていきたいと考えています」

最後に、松原氏が次のように語って締めくくった。

「全社を見渡すと毎月のようにサーバー環境を刷新してきました。安易に仮想化を導入して、仮想サーバー環境を乱立させることは避けなければなりません。今後は個別にシステムを構築するのではなく、可能なものから仮想化共通基盤に巻き取っていきたいと考えています。私たち自身も、守りに工数をかけることなく、業務やビジネスに貢献する攻めのIT活用に注力できるようになるはずです」

より大きな統合効果をめざして第2フェーズへ

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ソリューション概略

導入ハードウェア 主要ソフトウェア
・HP 3PAR F400
・HP ProLiant DL380p Gen8
・HP StorageWorks MSL テープ ライブラリ
・VMware vSphere
・Backup Exec 2012


会社概要

アズビル株式会社
所在地: 東京都千代田区丸の内2-7-3 東京ビル
代表取締役社長: 曽禰 寛純
URL: http://www.azbil.com/jp/このリンクをクリックすると、HP社外へリンクします。

事例キーワード

業種: 製造業
サービス: AdaptivCOOL,、HP クラウドコンサルティングサービス,、HP 仮想化基盤構築サービス


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