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オートバックスセブンがプライベートクラウド化を見据えた全社共通の仮想化基盤を構築

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アルファテック・ソリューションズがコスト削減とサイジング最適化を提案 HP CloudSystem Matrixを採用しおよそ100台のサーバーを統合

「仮想化基盤への統合は、計画した通りのスピードで進んでいます。5年間で2億円というTCO削減目標に対しても、現時点では目標を達成できています。今後、移行手順や運用が洗練されていけば確実に成果が得られるでしょう」

株式会社オートバックスセブン
IT戦略部 部長
岡 利男 氏
チャレンジ
ソリューション
ベネフィット
会社概要
PDF(1.58MB)

目的

個別最適で構築されてきたシステムのTCO削減。基幹系以外のサーバーおよそ100台を仮想化により統合し、5年間で2億円のコスト削減を目指す。

アプローチ

全社共通の仮想化基盤を構築し段階的にシステムを統合。その後、運用の自動化を進めプライベートクラウド環境を実現する。

ITの効果

クラウド統合基盤アプライアンス「HP CloudSystem Matrix」を採用し仮想化基盤を短期間で構築
データバックアップ、システム監視、サーバー環境のセットアップ、移行手順などを標準化
運用を効率化するとともに過剰・過少なリソース配分を解消しサイジングも最適化
無停止でシステムを拡張し段階的に統合化範囲を拡大

ビジネスの効果

物理サーバーを削減し当初予想通りにTCO削減を達成の見込み
計画通りのスピードで仮想化基盤へのサーバー統合が進展
今後は自動化を推進しプライベートクラウドとしての運用も視野に


5年間で2億円のTCO削減を目指す

オートバックスセブンがHP CloudSystem Matrixを採用し、およそ100台のサーバーを統合する全社共通の仮想化基盤を構築した。HP CloudSystem Matrixのテンプレート機能、自動プロビジョニング機能、予測機能などをフルに活用して運用の自動化を推進。プライベートクラウドとしての運用を視野に、5年間で2億円のTCO削減を目指している。

チャレンジ

サイロ化したシステムの統合に着手
株式会社オートバックスセブン IT戦略部 部長 岡利男氏
株式会社オートバックスセブン
IT戦略部
部長 岡 利男氏
株式会社ABシステム ソリューション 統合サポート部 課長 上堀友孔氏
株式会社ABシステム
ソリューション
統合サポート部
課長 上堀 友孔氏

オートバックスセブンは、日本初のカー用品総合専門店「オートバックス」を1974年にオープンさせた業界の先駆者である。現在、国内外に約600店舗のネットワークを展開し、"クルマのことならオートバックス"という評価を確かなものにしている。

オートバックスセブンの基幹システムは、独自のノウハウを注ぎ込んだ店舗系と卸物流系、ERPパッケージを採用した会計システムがこれを支えている。また、CRM、ECサイト、情報系ポータルの構築や店頭へのタブレット端末の導入など、販売力の強化に結びつく様々なシステムを開発し長年にわたり活用している。オートバックスセブン IT戦略部 部長の岡利男氏は、その狙いを次のように語る。

「個店の力を高め収益性を向上させることが、私たちIT戦略部が担う重要なミッションです。その一方で、2011年よりIT資産を全面的に見直してTCO削減にも取り組んでいます。具体的には、全社共通の仮想化基盤に複数のシステムを統合するプロジェクトです」

背景には、「急速なビジネス成長の過程で整備されてきたシステムのサイロ化という課題があった」と岡氏は言う。東京と大阪3つのデータセンターに収容されたサーバー350台の保守費を含む運用コスト、個別に最適化されたシステムの管理工数が増大していたのである。

「全社のシステムを棚卸して、次世代ITインフラがどうあるべきか検討を始めました。2011年9月のことです。きっかけは、100台規模のサーバーの保守サポート終了が近づいていたことでした」(岡氏)

岡氏は、情報システム関連会社であるABシステムソリューションとともに計画の立案に着手した。プロジェクトの中核メンバーである同社の上堀友孔氏は次のように語る。

「パブリッククラウドの利用も含め様々な選択肢がある中で、TCO削減という目標に対してどの方法が最も合理的かつ最も高い成果が得られるか、コストシミュレーションを行い徹底的に調査・検証しました」

その結果、オートバックスセブンが選択したのは"オンプレミスでの仮想化基盤の構築"だった。

「全社共通の仮想化基盤を自社内に構築し、これに基幹系以外のWindows/Linuxベースのシステムの統合を推進するという基本方針を確認しました」(岡氏)

既存環境のアセスメント、次世代ITインフラのあるべき姿、その実現方法、さらに投資対効果の検証まで――本プロジェクトを支援したのはアルファテック・ソリューションズである。仮想化基盤を支えるプラットフォームには「HP CloudSystem Matrix」が採用された。


ソリューション

5年間で2億円のTCO削減を目指す
アルファテック・ソリューションズ株式会社 ソリューション事業部 サービス企画グループ 田島雄生氏
アルファテック・ソリューションズ
株式会社
ソリューション事業部
サービス企画グループ
田島 雄生氏
アルファテック・ソリューションズ株式会社 サービス運用事業部 仮想基盤運用推進グループ 渡邊悦央氏
アルファテック・ソリューションズ
株式会社
サービス運用事業部
仮想基盤運用推進グループ
渡邊 悦央氏

TCO削減を狙ってサーバー仮想化を進めている企業は多い。しかし、場当たり的な仮想化の導入は、"仮想サーバー環境の乱立"という事態を招くリスクがあるので注意が必要だ。

「サーバー仮想化とクラウドサービスの導入には慎重を期してきました。個別に最適化された環境が増えることを避けたかったからです。今回、まずIT資産の棚卸を行ったことで、仮想化基盤に統合する範囲を明確化でき、コスト削減効果を見通すこともできました。HP CloudSystem Matrixを採用してシステム統合を進め、向こう5 年間で2億円のTCO削減を達成するという目標を掲げています」(岡氏)

オートバックスセブンが導入を決めたHP CloudSystem Matrixは、世界シェアNo.1のブレード型サーバー「HP BladeSystem」をベースに、サーバー側のネットワークI/Oを仮想化する「HPバーチャルコネクト」、「HP CloudSystem Matrix管理ソフトウェア」などを構成済みの環境として提供するクラウド統合基盤アプライアンスである。

「コスト削減を最優先テーマとしてインフラを検討した結果、仮想化基盤を自社運用することが最も有利と判断しました。クラウドサービスも候補に挙がりましたが、4年以上使うことを前提にするとコストシミュレーション上どうしても割高になります」(岡氏)

HP CloudSystem Matrixによるオンプレミスの仮想化基盤であれば、「セキュリティや可用性、運用監視などを自社の基準に合わせて適用することもできる」と上堀氏は言う。

「HP CloudSystem Matrixは事前検証・構成済みのハード/ソフトウェアを一括導入でき、システム構築にかかる期間短縮とコストの大幅な削減が期待できました。また、サーバーからストレージ、仮想化環境までを同じ管理ソフトウェアで統合的に運用できるメリットもあります」(上堀氏)

HP CloudSystem Matrix管理ソフトウェアは、システム全体の自律的な運用や、テンプレートを利用した迅速なプロビジョニングをも可能にする。その威力は、この後運用段階で徐々に明らかになっていく。

「複数の環境をひとつに統合するのですから、システム全体の高い可用性が確保されていることは必須です」(岡氏)

アルファテック・ソリューションズが設計を支援したHP CloudSystem Matrixによる仮想化基盤では、「HP ProLiant BL465c Gen8 サーバーブレード」をn+1構成とし、ハードウェア障害時にはVMware vSphere HA によるフェイルオーバーを可能にしている。

また、仮想化基盤の要とも言える共有ストレージには、クラスターストレージ「HP StoreVirtual P4500 G2 SAN」を採用した。スケールアウト型のアーキテクチャーにより、将来的にストレージ容量やパフォーマンスを拡張可能であるほか、主要コンポーネントを二重化してハードウェア障害に備え、「ネットワークRAID」と呼ばれる機能によりノード障害にも耐える。単一障害点を排除した高信頼なストレージ製品である。

クラウド統合基盤アプライアンス HP CloudSystem Matrix

12システム74サーバー統合から着手

プロジェクトが第1フェーズで統合の対象としたのは12システム74サーバー。移行作業に着手したのは2013年2月である。岡氏は、仮想化基盤への移行・統合の基本方針を次のように説明する。

「個別最適で構築されてきたシステムをそのまま移行しては、コスト削減目標を達成することはできません。物理サーバーの数を削減するとともに、システム単位でのリソースが過剰または過少にならないようサイジングの適正化を図ることが重要です」

上堀氏が続ける。「データバックアップ、仮想サーバー環境のセットアップ、運用監視内容などを可能な限り標準化・メニュー化して運用の効率化を図りました」

この標準メニューを実際に適用するために大きな役割を果たしたのが、アルファテック・ソリューションズが用意した各種の「オーダーシート」である。同社ソリューション事業部 サービス企画グループの田島雄生氏は次のように紹介する。

「データバックアップは、システムの重要度に応じて数パターンから選択可能にしました。システム監視も同様に、オーダーシート上で監視項目を選択してもらう方法を採っています。これをシステムのオーナーに記入してもらい、移行作業をスムーズに進められるよう工夫しました」

ただし、既存システムからの移行が前提となる仮想サーバー環境のセットアップについては、当面のところシステムオーナーと仕様や手順を擦り合わせながら進める方針だという。

「目的の異なる大小様々な環境から移行するのに、設計要素をゼロにすることはできないからです。とはいえ、共通基盤にはあらかじめリソースが用意されている状態ですので、サイジングには物理環境ほど慎重にならなくてもいいし、移行後にリソースを拡張することもできますから最適化は苦労することなく進められそうです。仮想サーバー環境そのもののセットアップは標準3営業日で完了できます」(上堀氏)

物理設計とハードウェアの調達が不可欠だった従来の手順と比べれば、そのスピードは圧倒的だ。プロジェクトは、2013年2月から6月までに7システム40サーバーの移行を完了。無停止でのインフラ増強を経て、2014年3月までに100台以上のサーバーを統合する計画である。

「HP CloudSystem Matrixでは、システムを停止することなくサーバーブレードおよびクラスターストレージのリソース拡張が可能です。全社共通の仮想化基盤を支える要件として、無停止運用は不可欠なものでした」(アルファテック・ソリューションズ 田島氏)



ベネフィット

プライベートクラウドとしての運用を視野に

「仮想化基盤への統合は、計画した通りのスピードで進んでいます。5年間で2億円というTCO削減目標に対しても、現時点では目標を達成できています。今後、移行手順や運用が洗練されていけば確実に成果が得られるでしょう」と岡氏は期待する。

サイロ化したシステムの仮想化基盤への統合――この過程で、ハードウェア削減に伴うデータセンターコストや電力コストの削減が図られ、システム単位のサイジングも適正化に向かうことになる。

「統合作業がひと段落したところで次のステージを目指します。プライベートクラウドの実現です。HP CloudSystem Matrixのテンプレート機能、自動プロビジョニング機能、予測機能などをフルに活用して運用の自動化を推進します」(上堀氏)

サイロ化したシステムを仮想化共通基盤に統合し、その後プライベートクラウド化を目指す――このシナリオはアルファテック・ソリューションズの提案によるものだ。

「IT部門側がいきなりプライベートクラウドの実現を掲げても、システムオーナーが納得できるサービス品質とそれを支える運用監視、安全な移行手順などが確立されていなければ、スムーズな移行は難しいと考えました。仮想化基盤という中間ステージを用意することで、システムオーナーの理解を得ながらプライベートクラウドを実現していきます」とアルファテック・ソリューションズ サービス運用事業部 仮想基盤運用推進グループの渡邊悦央氏は言う。

「HP CloudSystem Matrixのテンプレート機能、自動プロビジョニング機能、予測機能などをフルに活用して運用の自動化を推進します」―上堀氏

HP CloudSystem Matrixによる自動化は、運用段階での管理負荷やコストの削減に大きく寄与するはずだ。システム環境のセットアップや変更のスピード化は、ビジネス要求へ迅速な適応も可能にする。OpenStack に対応したHP CloudSystem Matrixは、外部のクラウドサービスとの連携も容易だ。

岡氏は次のように語って締めくくった。

「HP CloudSystem Matrixによる仮想化基盤の構築とシステム統合。その最大の目的はコスト削減でした。次のステージではプライベートクラウドを戦略的に活用し、販売力の強化に貢献してビジネスの成果を追求することができるはずです。守りから攻めに転じます」

詳しい情報
HP CloudSystem Matrixについてはこちら
www.hp.com/jp/matrix



ソリューション概略

導入ハードウェア  
・HP CloudSystem Matrix  


会社概要

株式会社オートバックスセブン
所在地: 東京都江東区豊洲五丁目6番52号
URL: http://www.autobacs.com/このリンクをクリックすると、HP社外へリンクします。

事例キーワード

業種: 流通
サービス: HP CloudSystem Matrix


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