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ブレードサーバーと仮想化で
医療機関に求められる高可用性を実現

医療法人社団 吉徳会 あさぎり病院

お客様事例

医療法人社団 吉徳会
あさぎり病院
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サーバーの集約・統合によって、サーバールーム内の省エネ、省スペース化も

明石市にある「あさぎり病院」は2010年1月、電子カルテやオーダリングシステムを支えるシステム基盤を一新。HP BladeSystemとVMwareにより仮想サーバー環境を構築し、24時間365日稼働を実現した。
お客様背景
ソリューション
効果と今後の展望
会社概要
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医療法人社団 吉徳会 あさぎり病院

顧客ビジネス概要&課題

顧客のチャレンジ

電子カルテ/ オーダリングシステムの信頼性の向上とダウンタイムの最小化
サーバールームのスペースの効率化
サーバーをタワー型からブレード型(HP BladeSystem)に変更。さらに同一筐体内に収められるブレードストレージも採用
仮想化ソフトウェア(VMware)を採用して サーバーを仮想化
テープ装置への定期的なデータバックアップ

HP のソリューション

ビジネスベネフィット

冗長構成を採用しつつシステムの物理スペースは減少
システムダウン時に別の仮想サーバーにて自動復旧を実現
システムを停止することなく物理サーバーのメンテナンスを実現
サーバールームの空調の効率化による投資の抑制
医療行為を支えるシステムとしての高い安定性の確保
システム運用負担の軽減による本来業務への傾注

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お客様背景

産婦人科、眼科に特化した専門病院
医療法人社団 吉徳会 あさぎり病院 医療法人社団吉徳会・あさぎり病院(理事長・藤原卓夫氏)は、明石市郊外にある民間病院。診療科は眼科、産婦人科、内科と外科を統合した総合診療科の他にリハビリテーション科や人間ドックの受け入れも行う病床数99床の急性期病院である。産婦人科と眼科診療に特化した民間病院として、治療を受ける患者様は周辺地域ばかりでなく明石市の隣接地域にも広がっている。産婦人科の領域では、日本全国的に産科医が不足していることから、分娩を断る病院が増えている中で、専門医師5名を揃え、研修医の受け入れも行っており地域の信頼も集めている。

あさぎり病院で事務長を務める藤井博司氏は、「兵庫県内では分娩に対応しない病院が増えている。近隣の公立病院でも一時期は産科医が不在で分娩ができず、あさぎり病院がそれに代わって対応していた時もある」というように、地域の医療機関としてあさぎり病院の重要性が高まっている。さらに、2009年8月には病院の近接地に「あさぎりこどもクリニック」を開設し、地域の周産期医療への貢献に努めているのである。

病院でのIT利用が進む中で、あさぎり病院が最初にオーダリングシステムを導入したのは2000年。周辺の病院の中では最も早い導入であった。「一般社会ではIT化が活性化している時期。しかし医療業界ではIT化は非常に遅れているという感じを持っていた。社会の潮流をキャッチアップしていくため、そして医療サービスの向上のために、病院でのIT化を進めなければならないと強く思った」というのが、先進的なIT活用に乗り出した理由だ。


機能とサポートでソフトウェア・サービスを選定

医療法人社団 吉徳会 あさぎり病院 事務長 藤井 博司 氏
医療法人社団 吉徳会
あさぎり病院
事務長 藤井 博司 氏
現在、あさぎり病院は大阪市に本社を置くソフトウェア・サービスの電子カルテシステム「e−カルテ」とオーダリングシステム「NEWTONS」のユーザであるが、最初に導入したシステムは他ベンダーの製品だった。この経緯について藤井事務長は、「いろいろとシステムを調べ、すでに導入している病院を見学した。ソフトウェア・サービスのシステムにも関心があったが、その時は諸般の事情から別のベンダーのシステムになってしまった」と振り返る。

「導入したシステムは、機能面は当時それで十分だと思った。しかし、実稼働するとこちらからのシステム上の要望に応えられない、カスタマイズができないなどの課題が見えてきた。また遠方のベンダーであったため、レスポンスやサポート体制にも不満を感じるようになった。医療機関のシステムは24時間365日止めることができない。万が一にもサーバーがダウンしている時に救急患者が搬送されてきたり、外来診療がピークの時間帯であったらと考えると、絶対に停止しないシステムの構築が必要」と藤井事務長は語る。「人命」に関わる部分を担うだけに、コンピュータシステムにも高い要求を持つのは当然である。

そして、2005年1月のシステム更新時に、ソフトウェア・サービスの電子カルテシステムとオーダリングシステムを導入した。この時は他の大手ベンダーのソリューションも比較検討したというが、ソフトウェア・サービスのシステムを選定した理由について藤井事務長は、「中規模クラスの病院での実績が豊富なことに対する信頼感と、何よりもユーザである我々の要求に対して、パッケージ製品であっても可能な限りカスタマイズに対応できることに安心感を持った。大病院を相手にする大手ベンダーの場合、我々の細かな要求に対しては対応できないことも多く、パッケージをそのまま使うことが前提であるようだ。できればベンダーに依存するのは避けたかった」という点を強調する。まずはソフトウェア・サービスが約250カ所の病院で活用されている実績と、柔軟なシステム構成に惹かれたというわけだ。「ソフトウェア・サービスのシステムの場合、各種のマスタは病院側で設定しなければならない。突き放されているようにも感じられるが、確かに我々が独自に作らなければマスタも判らず、後で自分たちが苦労することになる。それを思えばソフトウェア・サービスの提案も納得できた」(藤井事務長)という。

ソフトウェア・サービスの「e−カルテ」「NEWTONS」はWindowsベースのパッケージソフトとして開発されており、病院スタッフでも扱いなれたインタフェースを備えている。さらにメインシステムだけでなくサブシステムも充実している。そして何よりも優位性を発揮しているのは、ユーザの要求に応じて可能な限りカスタマイズできるという柔軟なシステムという特徴だ。また、病院側から一番期待を寄せられるサポートについても、安定稼働までの常駐体制とその後もリモートによるサポートを行うことで安心感が高い。


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ソリューション

ディスク容量の限界と省スペース化から更新を決定

2005年に導入したシステムはHP製サーバー7台で構成されていた。あさぎり病院のサーバールームには電子カルテシステムとオーダリングシステムだけではなく、医用画像情報システム(PACS)や各種の検査システム、病院の事務・会計システムなど何台ものサーバーが設置されている。
「決して広いとはいえないサーバールームは、夏場にはサーバーが熱で止まるのではないかと不安になるくらい暑くなる。そこでエアコンを増設したりした。またケーブル類もそれこそ足の踏み場もない状態になっていた」(藤井事務長)と苦笑する。さらに2009年の夏頃にはディスクの容量がそろそろ限界に近づいていた。藤井事務長が、「最初は単純に増設することでなんとか対応できると思ったが、サーバールームのスペースの問題も頭に残っていた。ハードウェアの更新にも対応すべきであったので、省スペース化できるようなシステム提案が欲しかった」。ソフトウェアの機能は十分と思ってもハードウェア面の改善は急ぐ必要があったのである。

メインサーバーなどをProLiant BL460c で構成
株式会社ソフトウェア・サービス 馬場 章吾 氏 藤井事務長がハードウェアの更新を検討し始めたのは2009年の初頭からという。「省スペース化という要求に対応するだけでなく、医療機関としてあさぎり病院様が一番強く求めていたのはダウンタイムを最小限にとどめること」だったとソフトウェア・サービスのサーバーグループの馬場章吾チーム長は振り返る。そこでソフトウェア・サービスの提案は「HPのブレードサーバーでハードウェアを集約し、さらにVMwareを採用することでサーバー仮想化による冗長化を図りダウンタイムを最小限に抑えること」という内容だ。2005年以降、ソフトウェア・サービスのシステムを活用していることで同社に対する信頼感は高まっていた。藤井事務長は、「先進的なシステムというのはもちろん興味がある。しかし、医療機関としては最も重視しているのはシステムが停止しないという高可用性。説明を聞く中でも繰り返しその点は確認した」という。
今回、あさぎり病院で構築したシステムは、VMwareのホストサーバーおよびホストサーバーが万一停止した場合に稼働するサブシステム、VMwareホスト管理兼バックアップ管理サーバー。それぞれにHP「ProLiant BL460c」を採用した。実はサーバー台数は6台で、それ以前のシステムがサーバー7台で構成されていたのと比較しても1台しか削減されていない。これも「仮想化によるサーバー統合よりも、仮想化による冗長構成でダウンタイムの短縮を重視したシステム構成の結果」(藤井事務長)である。

HP製のシステムを選択したことについてソフトウェア・サービスのサーバーグループの宮原弘巳グループ長は、「ソフトウェア・サービスはソリューションで差別化を図っており、ハードウェアに関しては調達先として複数メーカーを確保、その中から最適なシステムを構築するために1社を選択している。しかし、実績をみるとHP製品の採用比率が高い」といい、あさぎり病院の場合は、これまでもHP製サーバーを安定稼働してきたということもあり、機種選定については「ブレードサーバーとしての実績や信頼性を評価して」(宮原グループ長)HPに決めたという。ソフトウェア・サービスはあくまでもソフトウェアのソリューションを主眼としていることから、ハードウェアに関してはHP代理店のアルファテック・ソリューションズが担当した。
株式会社ソフトウェア・サービス
サーバーグループ チーム長
馬場 章吾 氏
株式会社ソフトウェア・サービス 宮原 弘巳 氏
株式会社ソフトウェア・サービス
サーバーグループ グループ長
宮原 弘巳 氏

「サーバーの更新は通常2回サーバーを止める手順を踏まなければならない。しかし、その停止時間をいかに短くするか十分に検討し、当日の移行作業を完遂することができた」(アルファテック・ソリューションズ インフラソリューション事業部の木ア聖直氏)。「そのために準備は綿密に行い、手順の確認だけでなく現場の配線などケーブル類にいたるまで細かくチェックし、当日は予定より早く完了できた」(アルファテック・ソリューションズ 営業本部 ヘルスケアサービス部リーダの大賀聡氏)と、既存のサーバーと新サーバーを並行稼働させる準備などに細心の注意を払ったという。

所狭しと並んだサーバー群(導入前) 1 つのラックに収納されたブレードサーバー及びストレージ(導入後)
所狭しと並んだサーバー群(導入前) 1 つのラックに収納されたブレードサーバー及びストレージ(導入後)

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効果と今後の展望

今後、シンクライアント化も視野に検討続ける

株式会社ソフトウェア・サービス 大沼 裕 氏
株式会社ソフトウェア・サービス
大沼 裕 氏
一般に医療機関のシステム構築の難しさについてソフトウェア・サービスの大沼裕氏は、「システム管理者が、他業務と兼務になっており明確でない場合もある。また、専門のスキルに乏しいケースも少なくない」点を指摘する。そうした病院もある中で、あさぎり病院は、これまでシステム管理を担当してきた経験のある藤井事務長の下に専門の担当者を配置するなど、万全な体制を敷いている。「人にやさしい医療を目指して」システムの運用管理もおろそかにはしない病院の取り組みの表れだ。
医療機関でのIT利用促進と安定稼働を図るための活動の一環として、ソフトウェア・サービスでは定期的にシステム管理担当を集めたユーザ会を開催するなど、医療機関のシステム管理体制強化を促している。全国各地の病院関係者が集まる場で最新の技術を紹介するなど、担当者同士の情報交換の場としても機能させている。そうしたことが「他社製のシステムから当社のシステムに乗り換えるケースは多いが、乗り換えられたことはほとんどない」(大沼氏)という実績につながっているわけだ。

概略構成図
概略構成図
[拡大画像を表示このリンクをクリックすると、新しいウィンドウが開きます
あさぎり病院のシステム更新は2009年の12月後半の1日を選び、外来診療のない夜間に実施、新システム自体は2010年1月初めから稼働開始というスケジュールで行われた。
その際、ソフトウェア・サービスの「e−カルテ」と「NEWTONS」については変更を加えていない。また、クライアントのOSなどについてもこれまでと変更はない。このため、「サーバーを入れ替えるため、あらかじめ病院職員にはサーバーの停止時間をアナウンスしておいた。サーバー更新後もソフトウェアが変更されたわけではないこともあるが、何の問題も発生せずこれまでと同様に使えている」(藤井事務長)と、移行はスムーズに行われた。

今後の課題について藤井事務長は、「サーバーが最新のブレードサーバーになったことで安心感は高まった。今後はこれまで以上にセキュリティにも高いレベルを求めるため、シンクライアント端末の導入なども検討課題になってくるだろう」と見ている。その点でもソフトウェア・サービスに実績があることで近い将来には具体化する可能性は高そうだ。

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施設概要・会社概要

医療法人社団 吉徳会 あさぎり病院
所在地: 〒673-0852 兵庫県明石市朝霧台1120-2
理事長: 藤原 卓夫
診療科目: 眼科・産科・婦人科・総合診療科(内科・外科)・リハビリテーション科・人間ドック
付属施設: 24 時間保育所
URL: http://www.asagiri-hp.or.jp/このリンクをクリックすると、HP社外へリンクします。
株式会社ソフトウェア・サービス
所在地: 〒532-0003 大阪市淀川区宮原4 丁目2 番30 号
代表取締役社長: 宮崎 勝
創業: 1969年4月
従業員数: 514 名(2010 年4 月30 日現在)
事業内容: 医療機関向けに『e- カルテ』(電子カルテシステ ム)、『NEWTONS』(オーダエントリーシステム)を中心とした医療情報システムの開発・販売・導入・保守
URL: http://www.softs.co.jp/このリンクをクリックすると、HP社外へリンクします。

事例キーワード

業種: 医療・製薬
  HP BladeSystemStorageWorksテープストレージ
  仮想化

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