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世界標準のCAEソフトウェアがHP ProLiant DL785 G5上でフル稼働

アンシス・ジャパン株式会社

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世界標準のCAEソフトウェアがHP ProLiant DL785 G5上でフル稼働

現代のモノづくりに不可欠な存在となっているCAEソフトウェア分野で、名実ともに世界的なリーダー役を果たしているのが米アンシス社である。その日本法人であるアンシス・ジャパンでは、ますます大規模化する解析シミュレーションの顧客ニーズに対応するため、HP ProLiant DL785 G5を導入。高負荷環境下でもトラブルのない高い安定性、大幅な消費電力削減効果などの点で、HP ProLiant DL785 G5の実力を高く評価している。
お客様背景
ソリューション
効果と今後の展望
会社概要
PDF(560KB)

目的

アプローチ

大規模解析シミュレーションへの対応
CAEでの顧客ニーズの高度化に応える
新しいプロセッサーテクノロジーの検証
作業効率のさらなる向上
大量メモリ搭載可能なサーバーを選択
最大512GBまで拡張できるHP ProLiant DL785 G5を導入
8プロセッサー32コアの拡張性を持ち、CAE分野で定評あるAMD Opteron™ プロセッサーを選択

システムの効果

ビジネスへの効果

サーバー環境の大幅な強化に成功
高負荷にも耐え連続安定稼動
1筐体内クラスタとも言える管理性の容易な活用法を発見
消費電力を大幅削減、サーバー追加も可能に
顧客満足度の向上
短期間でレスポンス良く作業結果を提供
顧客の課題解決に柔軟な対応
IT投資の効率化に貢献

お客様背景

あらゆるモノづくりをアンシスが支える

着用した選手が次々と世界記録を塗り替え、北京オリンピックでも大きな話題となったSpeedo社の競泳用スーツ「LZR RACER」。その開発には最先端の数値流体力学(CFD)が本格的に応用されており、デザイン方針の決定にアンシス社の流体解析ソフトウェア「FLUENT」が大きな貢献を果たした。この例からも分かるように、今や、あらゆるモノづくりとCAEテクノロジーは切っても切れない関係になっている。自動車や航空機といった高機能な製品から、建設分野、石油・ガス・鉄鋼などの素材、AV・家電製品、バイオ・医薬品、食品、そしてスポーツ分野など、製造と名の付く業界であれば、CAE抜きにビジネスを語れないのが現状だ。

こうした中、アンシス社は早くから、モノづくりのライフサイクル、すなわち開発、設計、製造といったあらゆるステージで、CAEに基づくシミュレーションを活用すべき(SDPD:Simulation Driven Product Development)というコンセプトを提唱。「FLUENT」や「ANSYS」、「CFX」など広範なCAEソフトウェアを開発し、世界中の製造メーカーに提供してきた。そして現在、同社のソフトウェアはCAE分野のデファクトスタンダードともいえる存在になっており、日本国内はもとより、世界市場でもトップシェアを誇っている。

この日本法人であるアンシス・ジャパンはアジア地域を対象に、CAEソフトウェアの開発・販売・サポートを行っている。世界の製造拠点となった、アジアのモノづくりをまさに支えているのが同社なのである。


ソリューション

大メモリ環境を提供できるHP ProLiant DL785 G5
アンシス・ジャパン株式会社 湯川 浩 氏
アンシス・ジャパン株式会社
技術部 第5グループ
エンジニアリングマネージャー
湯川 浩 氏
アンシス・ジャパン株式会社 松本 太郎 氏
アンシス・ジャパン株式会社
情報システム部
ITマネージャー
(アジアパシフィック)
松本 太郎 氏

「最近のお客様の関心は、より大規模、より精密なシミュレーションへとシフトしています」。同社技術部 第5グループのエンジニアリングマネージャー、湯川 浩氏は、市場ニーズの動向をこう解説する。以前であれば、サーバー性能の制約などから、製品の一部、あるいは製品を簡略化したモデルで開発や設計のためのシミュレーションを実施するしかなかった。しかし、近年、サーバー性能は飛躍的にアップしており、製品全体を一気に、しかも細部を簡略化することなく、分析したい設計データを忠実に解析したいという顧客の声が高まってきているというのだ。

こうしたニーズに対応するため、同社では2008年の秋ごろから、社内で用意しているコンピューティング環境を強化するべく、新しいサーバーの導入検討に着手。その選定にあたった同社情報システム部ITマネージャーの松本太郎氏は、「1筐体内にできるだけ多くのメモリを搭載できることが最大の要件でした」と選定ポイントを説明する。

同社の提供するCAEソフトウェアには、有限要素法ベースの構造解析ソフトウェア「ANSYS」、有限体積法ベースの流体解析ソフトウェア「FLUENT」という2つの柱がある。有限要素法ベースのソフトウェアの場合、1筐体内に搭載できるメモリが多いほど、大規模、精密なシミュレーションで大きなパフォーマンス向上につながる。「HP ProLiant DL785 G5は、選定条件に非常にマッチしたサーバーでした」(松本氏)。

HP ProLiant DL785 G5は、CAE分野の高速処理で定評のあるクアッドコアAMD Opteron™ プロセッサーを最大8基/32コア搭載でき、メモリスロットを64本備えたサーバーだ。8GBメモリなら最大512GB、経済的な4GBメモリでも最大256GBまで拡張できる。従来、同社が保有していたサーバーのメモリは最大で64GB。256GBでも、これまでの4倍のメモリ空間を利用できるようになる。「ANSYS」の稼動条件であるWindowsおよびLinuxのサポートという条件もクリアし、HP ProLiant DL785 G5の導入を同社は決定した。

「我々の疑問をその場その場でスピーディに解決してくれたHPの営業担当者の技術的な知識や新製品情報も、サーバー選定に大きく影響しました」と松本氏は続ける。新たなハードウェア導入に伴うさまざまな疑問を取り除くという意味で、HP担当者の存在は心強かったという。


導入ハードウェア
HP ProLiant DL785 G5
  - 8プロセッサー32コアのクアッ ドコア AMD Opteron™ プロセッサー
  - 256GB DRR2メモリー

導入ソフトウェア
Red Hat Enterprise Linuxオペレーティング・システム
ANSYSおよびFLUENTなどアンシス社CAEソフトウェア
HP ProLiant DL785 G5
HP ProLiant DL785 G5

効果と今後の展望

1筐体内32コアのパワフルな処理ながら、おどろくほどの低消費電力

HP ProLiant DL785 G5が納入されたのは、2008年12月中旬のこと。以来、32のコアはほぼ100%という高負荷の状態を維持しながら、3ヶ月近くにわたり大きなトラブルもなく連続して安定稼働を続けている。

「安定性に期待していたとはいえ、この状況を現実に体験すると驚きます」と湯川氏は満足そうに語る。ただし、導入のタイミングで大きな案件が入ってしまい、当初想定していた構造解析ソフトウェア「ANSYS」ではなく、クラスタ環境に適した流体解析ソフトウェア「FLUENT」を稼動させている。「しかし、筐体内に32コアを格納しているというメリットを活かし、1筐体でクラスタ並みの処理分散を実現しています。1台だけの運用ですから、設置や管理の手間も大きく省けました」と湯川氏は新サーバーを高く評価する。

一方、松本氏は消費電力の削減効果に驚いたようだ。同社のサーバールームは、サポートを迅速に提供したいという狙いから、都心のビルの中に設置されている。このため、供給電力、冷却の両面で厳しい制約があった。サーバールームにHP ProLiant DL785 G5を入れたら、新しいサーバーの追加は無理だろうと松本氏は予測していたものの、「思っていた以上に低消費電力だったため、導入後は逆に電力的に余裕がでました」(松本氏)。その結果、新しいサーバーをさらに追加することができた上、電気料金の削減にもつながったという。


「ANSYS」への本格適用にふくらむ期待
シミュレーションの前工程で行うメッシュ生成。
シミュレーションの前工程で行うメッシュ生成。精密なシミュレーションほどメッシュの数は大規模になるため、大メモリのアドバンテージが活きる。

最近、社内のエンジニアたちから、もっと大メモリで「ANSYS」を動かすため新しいサーバーがほしい、という要望が松本氏に頻繁に寄せられている。「有限要素法ベースのソフトウェアで存分に活用してもらいたいと考えています」(松本氏)。

湯川氏も大メモリが活かせる環境を早く利用したいと待ち構えている。「シミュレーションのスピード向上、結果をお客様に提供するまでの期間短縮を期待しています。また、精密なシミュレーションに不可欠な大規模メッシュの生成にも活躍してもらいたいですね」(湯川氏)。

より大規模に、より精密に、そしてより最終製品に近い形でシミュレーションを行いたい。日本の製造メーカーが追求しつづける高付加価値なモノづくりをアンシス・ジャパンとHPは協力して支えていこうとしている。


会社概要

アンシス・ジャパン株式会社
所在地: 東京都新宿区西新宿6-10-1 日土地西新宿ビル18F
代表取締役社長: 羽部 篤
資本金: 1,000万円
設立: 2008年4月
事業内容: CAE(数値解析)ソフトウェアの販売およびサポート
CAEのコンサルティングおよび受託解析
URL: http://ansys.jp/このリンクをクリックすると、HP社外へリンクします。

事例キーワード

業種: HP ProLiant サーバーHP ProLiant DL785 G5Red Hat Enterprise Linux

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